Webデザインスクール、無駄だった!失敗例はこれ!あなたはどう?
Webデザインスクール、本当に通うべき?どの学校を選べばいいの?という相談を受けることが多いです。相談を受ける中で、共通してこういう考えだと失敗するなと思うことがありますので紹介したいと思います。
学校選びの前に、本当に通うべきか?考えるための材料にしてください。
こんなことを正直に言う人はあまりいないと思うのですが、後悔してほしくないのでデザイン業界のリアルを書きます。
執筆者
デザイン業界の歩き方 EL(エル)
グラフィックデザイナーとして約7年。パッケージ、雑誌などを担当してきました。数年前からWebに転向しました。今はフリーランス。Webデザイン等をしています。
Webデザインスクールを無駄にしてしまうタイプ
- 卒業するとおしゃれなデザインができるようになると思っていた
- Webデザイナーに就職できると思っていた
- おしゃれなものを作るのがゴールだと思っていた
成功するタイプ
- Webデザインの知識を武器に起業する人
- 今の職業にWebデザインを活かしたい人
- Web系職種に就きたい人
このようなことを解説していきます!
Webデザインスクール失敗例
失敗する人の共通点です。あなたはどうですか?
失敗例1 卒業するとおしゃれなデザインができるようになると思っていた
Webデザインスクールを卒業して、素敵なデザインのWebページやアプリを作りたいと思っている人。いますよね。
もちろん皆そうだと思います。
私の相談者にもそういう方は多いです。
考えてみてください。あなたが憧れるおしゃれなWebページとは
- おしゃれなイラスト
- おしゃれな写真
こういう要素で構成されていませんか?
このイラストや写真、実はほぼデザイナーが自分で用意するんです。(写真はクライアントが用意することも多いですが、それがいい写真じゃなかった場合地獄。撮り直しも指示しなくてはなりません)
できますか?
Webデザインスクールのほとんどは、イラストや写真は一切教えてくれません。
Webデザインスクールで習うのはパソコンソフトやコンピュータ言語の使い方です。
Webデザインスクールに通っても、即おしゃれなサイトが作れるわけではありません。
例えるなら、そうですね。
絵の具の使い方は習ったけど、絵が描けない人。
って感じです。
卒業すればおしゃれなサイトが作れると思っていた!という人は後悔します。
なんかイマイチ技術が上がらなかった〜!って感じてしまうんです・・・。
(実際には上がってますが、理想の地点がズレるんですよね)
失敗例2 Webデザイナーに就職できると思っていた
Webデザインスクールを卒業すると、Webデザイナーに就職できると思っていませんか?
もちろん可能性はあります。しかし業界人として正直に言います。確率は結構低いんです。
デザイナー職は人気です。美大生とも競うことになります。
現場を知っている人ならわかりますが、美大を出ていないと厳しい。
Webデザインスクールの卒業生は、多くがWeb系職種に就職するんです。
Web系職種とは?
ここで少しWeb系職種を解説します。
Webデザイナー
Webページのデザインをするのが主な仕事。バナー広告やアプリをデザインすることもある。
Webディレクター
デザイナーとクライアントとの橋渡し役。打ち合わせとデザイン監修、会計交渉が主な仕事。一般的にデザイナーより給与が高い
Webコーダー
デザイナーから上がってきたデザインを、プログラミング言語を使い実装する仕事。
この3つが主なWeb系職種です。意外にも、デザイナーだけでWebサイトを作るわけではないんですよね。
クリエイターになりたいなら他職種も実はおすすめ。
Webデザインスクールを卒業すると、Webディレクターに就職しやすい
Webデザインスクール卒業生は、Webデザイナーではなく、Webディレクター向きだと思います。
就職実績を見てもわかりますね。
失敗例3 おしゃれなものを作るのがゴールだと思っていた
デザイナー = おしゃれなものを作る人
と思っていませんか?
おしゃれなものを作れるのってカッコいいし、すごく楽しそうですよね!
でもそう思っていると、売れないデザイナーになって仕事が取れません。
デザイナーの仕事とは
- 売り上げアップ
- 狙いのターゲットに合ったデザインができる
- クライアントのニーズに完璧に答えられる
これができなくてはなりません。
「おしゃれなものが作れれば満足!他のことは楽しくない!」という人は将来デザイナーとしては仕事を獲得しにくい。
デザイナーって楽しそう!!って気持ちだけで目指すと嫌になるかもしれないです。
成功例
Webデザインスクールで成功する人には特徴があります。以下は実際よくいる成功者の特徴です。
成功例1 Webデザインの知識を武器に起業する人
Webデザインは活かし方が幅広いのをご存知ですか?
色々な稼ぎ方ができます。
例えば
- Webサイトを運営
- 自作アプリ
- 通販サイト立ち上げで趣味を売る
私の知人だと自作アプリを作って売り上げを得ているなんて人もいます。
今までの趣味に活かすという人は多いですね。
Webデザインをどう活かすか?目標が定まっている人は成功しやすい気がしますね。
成功例2 今の職業にWebデザインを活かしたい人
今の職業で給与アップを目指したい。新しくWeb分野の仕事も受注したい。
そんな人も多いんです。
- 営業職だけど、Web系知識が必要になった
- 今いる企業のWeb分野に異動したい
こういう目標の方も、確実にスキルを身につけて活かせるんですよね。
社員たちに研修という形でWebデザインスクールへ通わせるという企業もあるんです。
在宅ワークがしやすいWeb系に異動したいという人も。
成功例3 Web系職種に就きたい人
先ほど、Webデザイナーになるのは厳しいかも?と話しました。
しかしWeb系職種なら、若ければ高確率で就職が叶います。
目標が「Web系の職種」なら、後悔しないでしょうね!
- Web系職種に就きながら、副業ではWebデザイナー
- Web系職種の後で、Webデザイナーに転身
こういう進路を選ぶ人も多いです。
賢いと思いますね。
多くの人がこの成功パターンかもしれません。
Webデザインスクールに通うならここに注意!
Webデザイン学校に通う目的が「デザイナーになる」ことだけだと、「なれなかった・・・!失敗した!」となってしまう確率は高いと思います。
- Webデザインをどう活かすか?考えておこう!
- 就職は一旦、Web系職種を検討すべき!
- Webデザイナーを目指すなら、イラストや写真を勉強すべき!
これは大事なことです。
Webデザイナーになりたいなら
Webデザイナーになりたいなら、いずれはイラスト・写真など芸術分野を勉強してほしいなと思います。
すでにWebデザイナーって、イラストやパンフレットを同時にお願いされるケースが増えているんです。
ですので、私はWebデザインスクールでは、コンピュータ言語ではなく「総合的なデザイン」を学べるスクールをおすすめしています。企画とか。ロゴとか。
そういう「デザイン」が学べるスクールでは、知る限り最も強いのが東京デザインプレックス研究所だと思います。ここは最もおすすめ。
Web系職種に就職したいなら
Web系職種を考えているならスクールはデジタルハリウッド STUDIO by LIG とか。インターネット・アカデミーがかなり強い。
さらに、もしコーダーなど技術重視で伸ばしたいならプログラミングスクールに通うという手もあります。
スクールを選ぶなら
下記の記事で詳しく解説しています。参考にしてください↓
人気の学校では、体験授業や説明会が行われています。自分の目標が合致しているのか、通う価値を見出せるか体験して確認してみてはいかがでしょうか?
意外と学校って雰囲気が合っているかどうかで身につき方が変わってきますからね。(高校などがそうだったように・・・)体験や説明会で適正診断してみるのもいいかもしれません。働きながら通える学校もたくさんありますよ。
それでは!