エディトリアルデザイナーになるには?どんな仕事?経験者が徹底的に教える!

グラフィックデザイナーの就職先の一つであるエディトリアルデザイナーは、ファッション雑誌・マンガ誌の表紙・求人誌・音楽誌など、主に雑誌の中身をデザインする仕事です。(表紙やロゴもたまに)

現場からリアルな話をすると、他のグラフィックデザイン関係の仕事よりキツイ職場です。

とはいえ、昔から読んでいた雑誌をデザインするのは夢がありますね。

今日はエディトリアルデザイナーのなりかた・仕事内容・私の経験をまとめます。

 

エディトリアルデザイナーになるには?

 

学校

  • 4年制美術大学
  • 2〜4年制のデザイン系専門学校

どちらかを選んでください。短大では就職が難しいです。

「グラフィックデザイン学科」、または、名前が違ってもそれに値する学科を選んでください。情報デザイン学科……のような言い方をする専門学校もあります。

大学を選ぶか、専門学校を選ぶかですが、エディトリアルデザイナー希望ならどちらを選んでも同じくらいの就職率です。社内のデザイナーの出身校が半々でした。

また、2年制の専門学校から就職する人も結構います。

  • 一番簡単な道は2〜4年制の専門学校
  • 美大を選ぶメリットは、途中で大企業に就職を希望変更するという選択肢があるところ

ですので慎重に選んでください。

 

雑誌デザイン事務所のバイトで実践を積む

ほぼ確実に就職できる道は、入社したいエディトリアルデザイン事務所でアルバイトさせてもらい、そのまま就職するという道です。

いくつかのデザイン事務所ではアルバイト募集を各学校に出しています。通っている学校に求人がきたらぜひ応募してみましょう。

バイトをするのはほとんどが、在学生の卒業年度(3年生とか4年生)です。徹夜ありの長時間労働なので1〜2年生でバイトをしてしまうと授業に出るのがきびしくなってしまいます!

人手が足りていて求人が来ないということも十分あり得ますが、バイト経験なしで入社する人も多い(半数かそれ以上)ので大丈夫です。そういった場合は普通に就職試験を受けて入社しましょう!

 

行きたい雑誌デザイン事務所を選ぶ

  • 学校に来る求人
  • 好きな雑誌を手がけたデザイン事務所

から選ぶことになります。

雑誌を開くと最初に目次がありますが、目次の下に雑誌の担当デザイン事務所が記載されています(されていない雑誌もある)

好きなデザイン事務所が見つかったらHPで求人募集が出るのを待ちましょう。

 

エディトリアルデザイナーに必要なスキルと知識

必要なスキル

  • Illustrator
  • Photoshop
  • Indesign

が必須です。スキルレベルですが、「Photoshopで写真をパスで切り抜き」だけは確実にできるようになっておきましょう。他は入社後聞いても恥ずかしくはないです。

Illustratorでは、文字に立体を施したりアーチ状に形状変化させる…といった加工をスムーズにできると後々役に立ちます。あとは文字詰を綺麗にできるようにしましょう。

 

必須知識

最低限必須の知識を表にまとめておきます。

Photoshop カクハン…写真を四角で使う。キリヌキ…写真を背景から切り抜いて使う、または丸などの形に切り抜く。
  CMYKは印刷用、RGBはweb用
  画像解像度72dpiはweb用、200dpiはラフカンプ用(あとで差し替える)、350dpiは印刷用(そのまま入稿)
  画像は必ずリンクで配置する。書類と画像は必ず同フォルダに入れる
Illustator 文字の大きさはpt(ポイント)で指定する。

基本的すぎる知識ですが他の細かい知識は会社によっても違いますので、入社後に先輩から教わることが多いです。

 

エディトリアルデザイナーってどんな仕事?

実際の仕事がどんなものなのか質問形式でまとめます。

Q 編集部とは違うの?

A よくドラマに出て来る「編集」と誤認してしまう人もいるのですが、全く違う仕事です。

エディトリアルデザイナーの仕事は、編集部が撮った写真と、決めた文章、決まったレイアウトを組み立てることです。

つまり、編集の仕事を受け継いで、入稿まで仕上げるのがエディトリアルデザイナーですね。

Q 人と会うことは多い?

A いいえ。作業はほぼ100%社内で、パソコンを使ってします。

電話で編集者と話す回数は多いですが、直接会うことは少ないです。

Q モデルやタレントと会える?

A 基本会えません笑。

Q 仕事時間は?

A 毎日夜勤です。編集部が上げてきた素材を受け取って、深夜から朝にかけてデザイン作業し即日入稿します。(教材やパンフレットだとまた違いますが、だいたいこんな感じです。)

フレックスタイム制で、午前11時ごろ〜翌朝7時くらいまでになります。忙しくない日は出勤が14時くらいからだったり、夕方からだったりします。

Q 会社によって働き方に差はある?

A 差があります。でも有名雑誌を受け持つような大手エディトリアルデザイン事務所はだいたい上に書いた通りの働き方です。仕事内容が「教科書やパンフレット」だけの会社なら、昼出勤の会社もあります。

Q 会社の社員数や男女比は?

A 大きいデザイン事務所でも、社員数は30人〜50人くらいです。男女比は半々か、若干男性が多いかもしれません。体力仕事なので若い人が多いです。

 

実際働いてみてどうだったか

あまりに忙しい職場でめまぐるしいです。

編集部の人も徹夜で指示を送って来るのでイライラしているのが結構厄介ですね笑

床で仮眠をとる社員もいます。

初めて自分のデザインが世に出た時は本当〜にドキドキしました。なんていうか照れ臭かったですね!

同室の社員がジャニーズアイドル好きで、アイドル誌をデザインする時はいつもアイドルの話題で盛り上がりました。そういうが楽しいですよね〜!

働いてみた感想に興味のある方は、以前書いたブログページを読んでみてください。なかなかカオスで面白いリアルな職場の話です↓

 

EL

「デザイン業界の歩き方」運営の一人。フランス住→帰国して1年 フリーランスデザイナー。特技はフランス語だけど、英語が全然できないポンコツ。でもこんど住むならロンドンがいいなと思ってる。

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