【フォトショップとイラストレーター】求人で必要なレベルはどれくらい?

Photoshopとillustrator、一体どれくらい勉強しておけばいいのか不安…

仕事に就くために必要なレベルは一体どれくらいなの?というお話をします。

新入社員に求められるレベル

photoshop

基本的な用語。写真をパスで切り抜きが出来ること。線を引いたり消せる。レイヤーを使う。プロダクトデザイナーの場合はワコムやApplePencilでの描写がスムーズに出来ること。

Illustrator

基本的な用語。画像を配置出来る。キーボードのブラインドタッチ。ベタやグラデーションのオブジェクト作成。レイヤーを使う。フォントを変えたり、アウトライン化して形を変えることができる。

超初心者が覚えておくべき用語
JPEG(.jpg) ジェーペグ。画像の保存形式。
.psd フォトショップデータの略。フォトショップで編集したデータはこの形式で保存する。
.ai イラストレーターデータ。イラストレーターで作成したデータはこの形式で保存する。
CMYK 印刷の4原色。グラフィックデザイナーが使う。シアン、マゼンダ、イエロー、ブラック。印刷インクは基本この4色で表現する。
RGB 光の三原色。webデザイナーが使う。 Red、Green、Blue。
パス イラストレーターとフォトショップで線を引く方法。美しく正確なカーブや直線が引ける。写真を任意の形に切り抜く時はパスで切り抜く。
カンプ デザイン案をほとんど完成に近い見た目で作り、クライアントに提案する為のもの。
HTML ホームページの骨組みを作る言語。webデザイン関係に就くなら簡単な知識が必要。
CSS ホームページに装飾を加える言語。
トンボ 印刷物の断ち切りを表すマーク。グラフィックデザイナーには必須。

 

意外と低レベルというか、求められていないな…と思ったのではないでしょうか。

そうです。新入社員で入るとほとんど知識がなくても意外なほど許されます。入社前は「こんなことも知らないのか」と言われるのではないか心配になるのですが、そうでもありません。なんというか、教える側の40歳前後の世代が、ちょうどパソコンが普及しだした頃で入社時に何も知らなかったので人に強く言えないという可能性もあります。また、新人の「教えてください」が可愛らしく感じて好感度が上がるという場合もあるようですね。筆者は学生時代にデザイン事務所で働き、就職した頃には比較的知識があった方でしたが、出来なくて手がかかる人の方が可愛がられる傾向にあるのだな…と感じました。

ですので、卒業したての新卒採用なら技術はあまり気にしなくても大丈夫です。怒られません。ただ、忙しい業界ですのでショートカットキーをなるべく覚えておいた方がいいでしょう。無駄な時間がかかるとデザインにかける時間が減って疲弊します。

 

中途採用に求められるレベル

3年勤めて転職したとして、求められるPhotoshopとillustratorレベルは格段に上がるので注意が必要です。

photoshop

勤めていた業界で、カンプからフィニッシュまで全て一人で完成に持っていけるだけの知識と技術。

  • 画像の保存形式jpg,psd,pngなどの使い分けができる
  • 複数のレイヤーを使い、パスで切り抜いた画像を色調整しながら綺麗に合成できる

など

Illustrator

勤めていた業界で、カンプからフィニッシュまで全て一人で完成に持っていけるだけの知識と技術。

  • 画像をリンクで好きな場所に好きな形で貼り付けられる
  • トンボをつけて印刷会社に適したフィニッシュデータが作れる
  • RGBまたはCMYKに適した色を選べる

など

ただし、プロダクトデザイナーはほとんど使わないので学生レベルの知識があれば大丈夫。

転職希望者が注意すべきこと

規模の小さい会社ほど、キャリア採用者には即戦力を求めます。元いた業界で一人でやっていけるくらいの技術と知識が欲しいですが、不安なら転職活動中にカンプからフィニッシュまで作り上げて練習してみましょう。また、業界を移動するのであれば新しい業界の基礎知識を本などで勉強しましょう。例えば広告デザインからweb広告デザインに移動するのであればHTMLとCSSでホームページを作る程度の基礎知識は必要ですし、逆にインクの知識は必要なくなります。

 

フリーランスに求められるレベル

photoshop・Illustrator

勤めていた業界で、カンプからフィニッシュまで全て一人で完成に持っていけるだけの知識と技術。

もし自己紹介欄でPhotoshopやillustratorのレベル記載欄があるのであればおおよその目安でこのように記入しましょう。

職歴0 初心者 レベル1
職歴3年 中級者 レベル3
職歴7年以上 中・上級 レベル5
IT技術者 上級・超上級 レベル7

「レベル」はクラウドワークスなどでよく採用されている書き方で、レベル7をMAXだと仮定して割り振っています。大体の目安だと思ってください。

もっと大事なスキル

20代の頃はパソコンの技術に意識が行きますし、実際作業を効率よく進める上で重要ですが、それは誰でもいつか身につくもの。デザイナーのセンスや技術や転職スキルはこの技術とは関係ないので忘れないようにしましょう。

30代や40代になっても必要とされるスキルは、「修正の必要のない完成品」をアウトプットできる力だったりします。そこにたどり着く為の方法は、パソコンのソフトでもいいし、鉛筆やペンでもいいかもしれません。最終的に評価されるデザイナーになるには、Photoshopやillustratorの技術とは無関係です。

最新のツールを使うと簡単に時短ができて便利ですが、作品を「みる目」がないと結局何回も修正をする事になってしまい余計に完成までの時間が掛かってしまいます。

トップデザイナーを目指すのであれば、例として

  • 写真やお店で観た良いデザインをどんどん吸収できる
  • 美術館やギャラリーで1スペース展示ができるほど芸術家として活躍できる
  • 他の人にはない表現ができる(鉛筆デッサンでや油絵などでも良い)

このような技術がないと苦しくなるかもしれません。就職しても仕事だけでなく芸術的な活動を大切にしましょう。

designnoie

「デザイン業界の歩き方」運営の一人。フランス住→帰国して1年 フリーランスデザイナー。特技はフランス語だけど、英語が全然できないポンコツ。でもこんど住むならロンドンがいいなと思ってる。