未経験でグラフィックデザイナーに転職は99%無理?!

別業種からグラフィックデザイナーになりたい、と思う人は毎年一定数います。

私の会社にも、銀行員から転職希望してきた人がいます。

では転職はできるのか?

どうしたら転職できるのか?

本音を書きます。

 

ネット上では、「未経験からデザイナーになれる!」という記事をよく見かけますが、私はそれに疑問を感じています。

今日はグラフィックデザイナーの一人として、実際のところどうなのか?書いていきたいと思います。

 

未経験からグラフィックデザイナーになれるか?

結論を言うと、難しいと思います。

まず、グラフィックデザイナーになりたい人が毎年どのくらいの人数いるのか見てください。

有名美術大学3校の、グラフィックデザイン学科の2019年の募集人数は以下の通りです。

  • 多摩美 184名
  • 武蔵美 117名
  • 大阪芸大 190名

・・・トップ校だけでもすごい人数ですね。

その他大学

  • 約30校×150名=4500名

専門学校

  • 約120校×150名=18000名

つまり、毎年およそ2万2千人がグラフィックデザイナーとして就職を希望しているのです。

完全に人員オーバーです!

グラフィックデザイン科の学生のうち、実際デザイナーとして就職できるのは、

学校によって差がありますがおよそ10〜50%程度でしょう。

 

全く関係ない職種から、いきなりグラフィックデザイナーに転職するのはほぼ不可能ですね。

もしイラストレーターやフォトショップなどのソフトを上手に使いこなせるとしても、新卒の学生と同じポジションを争うと自分が勝てる確率は低いかもしれません。

 

未経験からグラフィックデザイナーになりたいなら

あなたがすでに社会人で、これからグラフィックデザイナーになりたいなら、方法はこのようなものになります。

 

グラフィックデザイン科の学校に通い直す

あなたの卒業大学が、デザインを学ぶ学科ではないなら、学校にもう一度入学した方がいいです。

夜間学べる学校もあります。

なるべく有名な大学、または専門学校に入るのがおすすめです。

 

大学おすすめ
  • 多摩美術大学
  • 武蔵野美術大学
  • 日本大学芸術学部
  • 女子美術大学

この4校が有名どころです。

多摩美のようなトップクラスの大学だと、夜間学部でも倍率が高く難しいデッサン試験があるので、デッサンの学校に入って学ばないとまず受かりません。

デッサンができないなら専門学校にしましょう。

 

専門学校おすすめ
  • 桑沢デザイン研究所
  • 東洋美術学校
  • 阿佐ヶ谷美術専門学校

あたりが実績があり有名どころです。

学校については詳しく調べるならこのサイトがおすすめです。

 

やりたいことが、「デザインに関わること」なら

デザイナーになるのではなく、「デザイン関係の会社で働くこと」が目的なら、学校に行かなくても叶います。

大きいデザイン会社だと、半数かそれ以上は「デザインに関わっているけれどデザイナーではない」職業です。

  • クライアントと報酬の交渉をする
  • デザイン案をクライアントにプレゼンする
  • スケジュール管理をする
  • 市場調査する

こういう職なら、あなたが今いる会社の知識を生かしながら働くことができます。

計算が得意な銀行員でもいいですし

人をまとめるのが得意な営業職でもいいかもしれません。

イラストレーターやフォトショップの知識も、ちょっとわかるか、ゼロでも大丈夫だと思います。

 

求人で「未経験でもOK!グラフィックデザイナー募集」を見つけた場合

これには注意が必要です。

実は、グラフィックデザイナーには資格が必要ありません。

そして、世の中にはたくさんの「偽・グラフィックデザイナー募集」があるのです。

グラフィックデザイナーという名前で募集をかけておきながら、実際は

  • 印刷会社の作業員
  • ただの営業職
  • 会社の雑用係

なんてことがよくあります。

美大生でもかなり注意して職探しをしないと、

「入社してみたら接客業だった」

なんてことがあります。

 

チェックポイント!
  • 会社のHPをみて、デザインを依頼された実績があるか?
  • 必要スキルに、イラストレーター、フォトショップと書かれているか?

どちらかが欠けているなら「偽」である可能性があります。

デザイナーになりたい人は注意してくださいね。

 

あなたに向いているのは本当に「グラフィックデザイナー」か?

あなたがなりたいのは本当に「グラフィックデザイナー」ですか?

よく間違われるグラフィックデザイナーの仕事内容をまとめてみました。

 

グラフックデザイナーとは
  • イラストを描く仕事ではありません。
  • CGを作る仕事ではありません。
  • 基本的に企画を考えません。

「私はグラフィックデザイナーだよ」というと、大抵の人に、「イラスト描く人でしょ?」「CG作れるなんてすごいね」「才能があるのね」みたいなことを言われますが全然違います笑。

えっ、そうなの?!と思った人は、以前まとめたこちらの記事も読んでみてください。

 

デザインに関われる職種

デザインに関われる職種はグラフィックデザイナーだけではありません。

  • 編集部
  • 企画部
  • 広報
  • デザイン企画部

など。

クリエイティブで、グラフィックデザイナーよりもお給料や待遇が良い職業もあります。

おしゃれなものが好きな人なら、デザイナーをサポートする職業の方が向いている場合もあります。

例えば、大手メーカーのデザイン部のオフィスで、事務職として働くのも実は美味しい働き方です。

こっそり言いますが、正直デザイン事務所より給料も待遇もオフィス環境も良いところがあります。

デザイン書が揃った図書館、カフェ併設、ドラマみたいな洗練されたオフィスで働きたいということならこういう選択も検討して良いと思います。

 

 

クリエイティブな職場に転職する際には・・・

あなたは今、デザインと関係ない職業ですか?

デザイン会社に転職したいのであれば、いきなり会社のHPから応募しても受かる確率は低いです。

ではどうすればいいのか?

おすすめは、エージェントありの転職活動をする方法です。

プロフィールを登録して、一度エージェントと面接をしたら、希望の会社を紹介してもらえるというサービスですね。

CMでもおなじみの「indeed」「ビズリーチ」などがそれです。

ただ、デザイン系会社への転職なら上記よりいい会社があります。

おすすめを書いておきますので参考にしてください。

 

おすすめのエージェント

マスメディアン は、登録しなくても求人をチェックできるので、サイト内で希望の職があるかみてみてください。

転職の決意が固まってから、登録してくださいね!次のステップは面接ですので!

 

まとめ

学校にまた通うか、転職するか迷っているならとりあえずエージェントに相談してみるのもいいと思います。

学校にはお金も時間もかかります。

エージェントの相談料は無料です。

やりたい仕事に今就けるのかどうか、実際に会って相談してみた方が損はないと私は思います。

EL

「デザイン業界の歩き方」運営の一人。フランス住→帰国して1年 フリーランスデザイナー。特技はフランス語だけど、英語が全然できないポンコツ。でもこんど住むならロンドンがいいなと思ってる。

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