未経験でグラフィックデザイナーに転職は99%無理?!

別業種からグラフィックデザイナーになりたい、と思う人は毎年一定数います。

私の会社にも、銀行員から転職希望してきた人がいます。

では転職はできるのか?

どうしたら転職できるのか?

本音を書きます。

 

ネット上では、「未経験からデザイナーになれる!」という記事をよく見かけますが、私はそれに少し疑問を感じています。

今日はグラフィックデザイナーの一人として、実際のところどうなのか?書いていきたいと思います。

 

未経験からグラフィックデザイナーになれるか?

結論を言うと、難しいと思います。

まず、グラフィックデザイナーになりたい人が毎年どのくらいの人数いるのか見てください。

大学

  • 約30校×150名=4500名

専門学校

  • 約120校×150名=18000名

つまり、毎年およそ2万2千人がグラフィックデザイナーとして就職を希望しています。

またグラフィックデザイン科の学生のうち、実際デザイナーとして就職できるのは、学校によって差がありますがおよそ10〜50%程度です。

希望してもグラフィックデザイナーになるのは難しそうですね。

 

全く関係ない職種から、いきなりグラフィックデザイナーに転職するのはほぼ不可能ですね。

もしイラストレーターやフォトショップなどのソフトを上手に使いこなせるとしても、新卒の学生と同じポジションを争うと自分が勝てる確率は低いかもしれません。

ではどうしたらいいのでしょう?そんな疑問に答えたいと思います。

将来の目標に合わせて、最安&信頼度が高く、最短で学歴がゲットできる道を探していきましょう〜

 

未経験からグラフィックデザイナーになりたいなら

あなたがすでに社会人で、これからグラフィックデザイナーになりたいなら、方法は2つあります。

 

方法1 グラフィックデザイン科の学校に通い直す

あなたの卒業大学が、デザインを学ぶ学科ではないなら、学校にもう一度入学した方がいいです。学歴がなければグラフィックデザイナーとして活躍するのが難しいからです。

夜間学べる学校もあります。

なるべく有名な大学、または専門学校に入るのがおすすめです。

 

大学おすすめ
  • 多摩美術大学
  • 武蔵野美術大学
  • 日本大学芸術学部
  • 女子美術大学

この4校が有名どころです。

多摩美のようなトップクラスの大学だと、夜間学部でも倍率が高く難しいデッサン試験があるので、デッサンの学校に入って学ばないとまず受かりません。

デッサンができないなら専門学校にしましょう。

 

専門学校おすすめ
  • 桑沢デザイン研究所
  • 東洋美術学校
  • 阿佐ヶ谷美術専門学校

あたりが実績があり有名どころです。

学校については詳しく調べるならこのサイトがおすすめです。

全ての学校の情報が検索できます。表で見られるので、学校探しが簡単にすみます。

 

方法2 独学で勉強してフリーランスデザイナーになる

あなたがものづくりが好きで、勉強が苦ではないのなら、独学で勉強するという方法もあります。実はグラフィックデザインは独学でも勉強しやすい職業です。

グラフィックデザイナーに必要なスキルはこの2つです。

必須スキル1 イラストレーター

ご存知かもしれませんが、Adobeという会社が作っているイラストレーターというソフトです。これはグラフィックデザイナーにとって最も重要で、必要不可欠なソフトです。絶対に使えなければなりません。これができないと話になりません。

どんなソフトかというと、図形を作ったり、写真を配置したり文字を入れたりすることができます。グラフィックデザインの要ですね。

<最安の勉強法>

独学での学び方ですが、最近はUdemyを利用するのが安くて効率がいいかなと思っています。(Udemyはweb上で勉強を教えたり教わったりできるサービスです。)

例えば下の動画なんかは、初心者でも絶対にわかる!というくらいわかりやすくて個人的にはおすすめです。※リンク先で動画のサンプルが観られます。

【印刷物編】知識ゼロから即戦力になるためのillustratorCC実践コース byシュムデザイン 新里拓也さん

【印刷物編】知識ゼロから即戦力になるためのillustratorCC実践コース

 

必須スキル2 フォトショップ

 Adobeのフォトショップです。こちらも有名なソフトですね。画像の正確な切り抜き、細かい色調整や色変換、加工ができるソフトです。グラフィックデザインの仕事のほとんどは写真を扱います。重要なソフトです。

<最安の勉強法>

こちらも独学で学ぶならUdemyをオススメします。初心者なら尚更です。おすすめの動画だと、

フォトショップ講座1

Photoshop CC マスターコース : 動画で徹底的に学ぶ! 確かな技術をマスターしよう!byシュムデザイン 新里拓也さん

Photoshop CC マスターコース : 動画で徹底的に学ぶ! 確かな技術をマスターしよう!

これですね。デモ用の写真を加工する作業風景が観られて、どんなことができるソフトなのか?具体的にどう動かすのか?解説してくれます。質問もできます。

※リンク先で動画のサンプルが観られます。

やりたいことが、「デザインに関わること」なら

デザイナーになるのではなく、「デザイン関係の会社で働くこと」が目的なら、学校に行かなくても叶います。

大きいデザイン会社だと、半数かそれ以上は「デザインに関わっているけれどデザイナーではない」職業です。

デザイン会社のディレクター(営業)という職業がそれです。

ディレクターの仕事は、

  • クライアントと報酬の交渉をする
  • デザイン案をクライアントにプレゼンする
  • スケジュール管理をする
  • 市場調査する

今の会社の知識を生かしながら働くことができます。

計算が得意な銀行員でも、人をまとめるのが得意な営業職の方でも転職可能です。

独学で勉強した後、仕事をゲットするには?

独学で勉強してグラフィックデザイナー&webデザイナーを目指す場合、学歴がないため普通に就職するのはかなり壁が高くなります!

じゃあどうしたらいいの?と思いますよね。

  • 知り合いに声がけしてどうにか仕事をもらう
  • デザイン会社に営業職などで就職してから、ポートフォリオなどを見せて部署移動させてもらうまで頑張る
  • クラウドワークスなどで素人でも任せてくれるクライアントを探す

こんな方法があります。知り合いに頼る以外はかなり大きな壁になりますが、学校をきちんと出たデザイナーたちに勝たなくてはなりません!粘り強い努力が必要です!!

 

「クリエイティブな仕事がしたい」なら

「グラフィックデザイナー」になりたいのではなく、「クリエイティブな仕事をしたい」なら、得意な分野で副業したり、フリーランスで活躍するということもできます。努力は必要ですが、脱サラしてクリエイターになったという人はいます。

 

クリエイターになる

  • 漫画家
  • 文芸作家
  • 工芸作家
  • 芸術家

クリエイティブな仕事の代表的なものはこのようなものですね。何かを作って売ったり、講師になったりしてお金を稼げます。人気クリエイターになると、グラフィックデザイナーとは比べ物にならないくらい収入を得られることもあります。

今はオンラインで学ぶこともできますし、自分が講師になって教えて収入を得るという方法もあります。

自由な働き方ができますが、収入が不安定になりがちというのが欠点だったりもします。

 

求人で「未経験でもOK!グラフィックデザイナー募集」を見つけた場合

これには注意が必要です。

実は、グラフィックデザイナーには資格が必要ありません。そして、世の中にはたくさんの「偽・グラフィックデザイナー募集」があるのです。

グラフィックデザイナーという名前で募集をかけておきながら、実際は

  • 印刷会社の作業員
  • ただの営業職
  • 会社の雑用係

なんてことがよくあります。

美大生でもかなり注意して職探しをしないと、

「入社してみたら接客業だった」

なんてことがあります。

 

チェックポイント!
  • 会社のHPをみて、デザインを依頼された実績があるか?
  • 必要スキルに、イラストレーター、フォトショップと書かれているか?

どちらかが欠けているなら「偽」である可能性があります。

デザイナーになりたい人は注意してくださいね。

 

あなたがなりたいのは本当に「グラフィックデザイナー」か?

あなたがなりたいのは本当に「グラフィックデザイナー」ですか?

よく間違われるグラフィックデザイナーの仕事内容をまとめてみました。

 

グラフックデザイナーとは
  • イラストを描く仕事ではありません。
  • CGを作る仕事ではありません。
  • 基本的に企画を考えません。

「私はグラフィックデザイナーだよ」というと、大抵の人に、「イラスト描く人でしょ?」「CG作れるなんてすごいね」「才能があるのね」みたいなことを言われますが全然違います笑。

えっ、そうなの?!と思った人は、以前まとめたこちらの記事も読んでみてください。

 

デザインに関われる職種

デザインに関われる職種はグラフィックデザイナーだけではありません。

  • 編集部
  • 企画部
  • 広報
  • デザイン企画部

など。

クリエイティブで、グラフィックデザイナーよりもお給料や待遇が良い職業もあります。

おしゃれなものが好きな人なら、デザイナーをサポートする職業の方が向いている場合もあります。

例えば、大手メーカーのデザイン部のオフィスで、事務職として働くのも実は美味しい働き方です。こっそり言いますが、正直デザイン事務所より給料も待遇もオフィス環境も良いところがあります。

デザイン書が揃った図書館、カフェ併設、ドラマみたいな洗練されたオフィスで働きたいということならこういう選択も検討して良いと思います。

 

 

クリエイティブな職場に転職したい人へ

あなたは今、デザインと関係ない職業ですか?

デザイン会社に転職したいのであれば、いきなり会社のHPから応募しても受かる確率は低いです。

ではどうすればいいのか?

おすすめは、デザイン系企業の求人だけを扱い、「未経験ok」の会社を見つけることができるサイトです。

それができるのは マスメディアン という転職サイトの会社検索です。デザイン系企業の企画部、営業部などに絞って検索できます。

とても便利なサイトです。

転職サイトマスメディアンの説明図1

転職サイトマスメディアンの説明図2

 

まとめ

学校にまた通うか、転職するか迷っているならとりあえずエージェントに相談してみるのもいいと思います。ちょっと面倒に思えますが近道です。

学校にはお金も時間もかかります。

エージェントの相談料は無料です。

やりたい仕事に今就けるのかどうか、実際に会って相談してみた方が損はないと私は思います。

未経験からグラフィックデザイナーになるのはなかなか厳しい道ですが、それでもなりたいという情熱のある方!参考になりましたら幸いです!

EL(エル)

日本でデザイナー7年→フランス住→帰国して1年のフリーランスデザイナーです。ブラック労働やうつ病も経験し、その頃はどん底でした。その後海外に行くことを決意。実行しました。特技はフランス語ですが、英語が全然できないポンコツです。こんど住むならロンドンがいいなと思っています。

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