Webデザイナーを目指す人!詐欺には注意して!エセデザイナー求人に騙されるよ!
「未経験大歓迎!!Webデザイナー募集!」という甘い言葉に騙されて、入社してみたら全然違う仕事だった!!
・・・という報告、増えてます。
実はこういった、エセデザイナー求人、グラフィックデザイン業界ではいにしえから大量発生していて注意すべき案件なんです!
ところが最近、Webデザイナー人気が高まって、こういう求人がWebデザイナーに向けて多数発生しているよう・・・。
解説者
デザイン業界の歩き方 EL(える)
グラフィックデザイナーとして7年ちょっと。その後うつ病を経験したりし、Webデザイン系職種にジョブチェンジ。デザイナーを目指す若者に苦労して欲しく無いので、情報発信をしています。
Webデザイナー募集だったのに、入社してみたら違った!
- パソコンが使えない人でも大丈夫!
- イチから教えます!
- 未経験からWebデザイナーを目指しましょう!
Webデザインスクールに通わなくても雇ってもらえるの?!入社後教育してもらえるなんてすごい親切!ありがたい!
そう思ってしまうあなた!ちょっと待ってください・・・
実はWebデザイナー募集と言っておきながら、入社後の業務内容は
- 営業(ディレクター)
- マネージャー
- 秘書
- 接客
- テレアポ
- 雑務
こんな会社がとても多いんです。
なぜWebデザイナーという名目で募集をかける会社が多いの?
「デザイナー」って、聞こえが良くないですか?
デザイナーというと華やかで、在宅でも仕事ができて、時間も自由。そんなイメージから、デザイナーという職種にこだわる人は多いんです。
そこで一部の企業は、未経験でも大歓迎!Webデザイナー募集!という甘い言葉をかけて人を雇い、入社後に人気のない雑務や営業に回す・・・なんて例は多いんです。
100%雑務ではなくても、Web系作業は1割くらい、あとは外回りなどの営業だった、なんて職場も多く、入社後「あれ?これってデザイナーだっけ?」とうっすら気づく・・・というパターンも多いです。
筆者の会社もちょっとありました
筆者がいたグラフィックデザイン会社は結構著名な大手でしたが、似たような手口を使っていました。
- デザイナーという職種で合格通知を出しておきながら、入社式で「君はディレクターに適性がありそう!」と言って即異動。
- 企画(←これも聞こえがいい職業ですよね)と言っておきながら実務は社長秘書
こんな事は結構伝統芸。
デザイン業界では以前からエセ求人は多かった
枠に対し応募する人数が多いグラフィックデザイナーという職種では、もうかなり前からこういう求人は多かったです。
一流の美大卒であっても気づくことができません。
美大やデザイン系専門学校では、先生からこういう求人に注意するよう助言をもらうのが一般的です。
デザインというワードが広義すぎて、訴えることができない!
訴えられないの?!と思いますよね?
「デザイン」というワードがあまりに広義すぎて、訴えるのが難しい。厄介です。
例えば
- 人との繋がりをデザインするお仕事です(営業のこと)
- 空間をデザインするお仕事です(清掃業)
- 接客を経験してもらったあと、デザインに参加してもらうね(接客から異動できない)
- Webデザインという仕事に関わってもらいます(Web調査やWebディレクター)
もう笑ってしまいますね!w
一般的には、パソコンで作業をするのがWebデザイナーのような気がしますよね?
でも、大まかなアイディアを書くからデザイナー。
デザインに口を出すからデザイナー。
・・・こんな風にも言えてしまうんです。そもそもデザイナーってなんでしょうね?
詐欺とも断言しにくい微妙なグレーゾーン。みんななんとなく訴えきれないんです。
SNSでも「失敗した」という声が多数!
Webデザイナーになりたくて、未経験OKの会社に入ったのですが、現実は派遣会社で、何故かテレアポしてます。(テレアポ精神的苦痛でメンブレしてる)バイトしながら自主勉強やスクールで学んだ方が道が開けるのではと考えています。辞めるべき⁇
— ほにゃ (@honyadesign) December 10, 2021
未経験でもOKなWebデザイナー求人応募したけどなんか販売とかコールセンターしながら独自のカリキュラムで空き時間作って家で勉強する感じだから今の生活と変わらんしこのまま独学で勉強して副業して少し経験積んでまた就活した方がいい気がする
— うにまる🧸 (@ponponmaru_002) December 8, 2021
ごく最近のツイートでもこう言った声が見つかります。
本っ当に、昔からこの手の求人は多いです・・・・
募集の段階ではWebデザインスキルを求められたり、嘘じゃない程度の業務内容を説明されて違和感がありません。
あなたの思い描くWebデザイナーとは?
あなたはどんなWebデザイナーになりたいですか?
口を出せればデザイナー。そう思えるなら、未経験のWebデザイナー求人に賭けで飛び込んでも後悔しないかもしれません。
Webデザイナーの転職で失敗しないコツは?
エセWebデザイナー求人に引っかからないために、以下のどれかを実践することをお勧めします。
- 難易度の高い求人に応募すること
- エージェントを使うこと
- 転職サポート付きのWebデザインスクールに通うこと
この3つのうちどれかの方法をとれば、ハズレを引く確率は格段に減ります。
1番危ないのは、転職サイトで自分で検索した求人。甘い言葉に「美味しいな」と思ったら注意です!!
1 難易度の高い求人に応募しよう
お金と時間が掛かっても、しっかりとWebデザインの勉強をしましょう。
高い実績のある大手制作会社なら、勉強不足のWebデザイナー採用なんてそもそもしません。
楽な方に流されず競争で勝ち取ることです。
2 エージェントを使おう
リクナビNEXT
リクナビNEXT のような大手就活サイトもいいですが、会社の実態を調べてはもらえないため中には信用できない企業もあります。
Webデザイナーの転職には、例えばCREATIVE VILLAGE【for woman】 のような、転職エージェントがサポートしてくれるタイプがお勧め。(womanとありますが男性も利用可能)
ちなみにクリエイター系求人大手のマスメディアンだと、未経験へのデザイナー求人紹介はほぼ皆無なんです。実際プロのエージェントが精査したら、未経験OKの求人なんてほぼほぼ無いんです・・・
3 転職サポート付きのWebデザインスクールに通おう
1番間違いないのは、転職サポート付きのWebデザインスクールに通うことです。
しっかりした学校にはしっかりした求人が集まります。
「この学校が育てた生徒さんなら」
という信頼が有利に働くんです。大学の学歴で就職先が左右されやすいのと同じです。
就職に強い大手有名スクールは以下の4つ。
これからWebデザイナーは競争が激しくなっていきます!
求人数が多く重宝されやすいWebデザイナー。ですがやがて飽和し、デザイナー同士の競争が必須になってきます。
就活・転職はますます厳しくなっていくでしょう。
可能なら、そこそこ高くてもいいスクールに通ってください。しっかり技術のある、勝てるデザイナーになってくださいね。
Webデザインスクールを詳しく解説した記事も書いています。詳しく知りたい方はこちらも読んでみてください。
とても良い記事だと感じました
miさんありがとうございます!デザイナー目指して後悔する人がいなくなるといいなと思い、結構正直に書きました。不安だったんですが励みになります