インハウスデザイナーとして企業に就職するメリット9つを教えます!
「インハウスデザイナーは成長できない?」
「大企業に就職すると成長できない?」
こういうネガティブな話をたまに耳にしませんか?
特に「意識高い系」と呼ばれる人たちの中で良く話題にしてますよね?
ぼくもそういうテーマの記事をたまに読みます^^;でも実際はどうなのでしょう?一つの決まった正解はないでしょうが、社会人として様々な会社で働いた経験があれば人それぞれ自分なりの正解・意見はあると思います。
そこで、デザイナーとして10年働いてきた僕なりの答えをまとめました。
これから就職を考えているデザイナー志望の学生さんや、現在制作会社勤務していてけれど、今後インハウスデザイナーに転職をして働きたいと考えているデザイナーさんの参考になれば嬉しです。
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迷わずインハウスを目指しましょう!
結論から言うと20代の若い人なら迷わず企業に就職したほうが良いと思います。それはメリットが余りに大きいから。ハッキリ言うと、「入って絶対損はしない!」とはずですよ^^
30代前半で「そろそろ家族との時間を大切にしたいな。。。」と感じている人も、インハウスデザイナーになれば生活に余裕が生まれる可能性が高いです。
なので、ここではインハウスデザイナーとして就職するメリットを9つ紹介します。その後で、デメリット・注意したほうが良い点にも一応触れておきますね。
インハウスのメリット
①労働条件が整っている
労働組合がしっかりしているので、サービス残業自体が不可能になっている企業が多いです。(マネージャー層は時間給ではなくなるのでこれには当てはまりません^^;)
デザイン事務所やフリーランスであると「個人の裁量」という名目で労働時間が長くなる傾向にあります。家に仕事を持ち帰るかどうかは個人の自由ですが、会社に拘束される時間はフリーで活動するよりも確実に少なくなる傾向です。有意義な時間を過ごしましょう。
➁凄い人からいろいろ教えて貰える
間違えなくどの企業にも凄い人はいます。
その人達が企業の利益を守っていますね。
恐ろしく仕事ができる人達。
「上位2割の人が利益の8割を稼ぐ」
こんな言葉聞いた事ないですか?これは働いてみるとよくわかりますよ^^;
若いうちにその凄い人達に色々と教わりましょう、そしてスキルを盗みましょう!
➂世の中にはいろいろな人がいると気づける
海外デザイナーや世代の違う人達が大勢います。
事業規模が大きければ大きい企業ほど、様々な価値観の人達と仕事ができます。
(その分外部の人たちとの関わり合いは少なくなるかもしれませんが)
企業には大学とは比べ物にならない位本当にいろいろな人がいるんです。
観察していると人生勉強になりますよ。
④結婚できる
現在20代の既婚率は男性が3割、女性が4割程度らしいです。
結構少ないですね。。。
でもインハウスのデザイナーの既婚率は相当高いです。
およそ8割が20台代で結婚しています。(あくまで僕の知っている人の割合ですが^^;)
倍以上の割合ですね。あなたにもし結婚願望があるなら迷う必要はありません。インハウスデザイナーになりましょう(笑
⑤お金の不安がなくなる
毎月成果関係なくお給料が振り込まれます。
新卒でも(贅沢しなければ)生活には困らないです。
お金の不安がないというのは大切ですよね^^;
大きいストレスがなくなるので自分のクリエイションに集中できます。
(ストレスがないと成長できないという人もいるかもしれませんが。。。)
正直言うと、フリーランスや起業した方達の方が成功した場合得られる給料は全然高くなります。しかし常にお金に対する不安を抱えるみたいですね。個人で仕事をするとデザイン以外にもやらなくてはいけない事が増え、その分のストレスが掛かるでしょう。
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⑥ローンを組める
もしあなたが家を持ちたいのであればかなりのメリットです。
(僕は生涯持ち家は持たない予定なので関係ないですが。。。)
家を購入された同業の先輩たちの話では相当な額の融資話を持ちかけられるそうです。恵まれている所では億に届くのかもしれませんね(スミマセン、詳しくは知りません^^;)余りに羽振りが良さそうなので密かにサブプライムローン問題のような事態にならないか心配くらいのレベル(汗
⑦福利厚生がしっかりしている
学生のうちはまだ想像できませんが福利厚生のメリットは相当大きいです。
健康保険とか厚生年金とか本当に恵まれています。
フリーで働くとメチャメチャお金を持っていかれますよ。正直ビビりました^^;
その他にも企業ごと保養所や社員割引など色々あるので興味のある会社の福利厚生は一応チェックしておいたほうが良いと思います。
⑧会社のお金で出張(海外)にいける
どの企業も現在は若手の育成に熱心なようです。
少子化の影響もあって新入社員は貴重な存在。
最近では、中小企業でも海外赴任のチャンスがある会社は多いです。
そしておそらく、海外企業のマネをして企業マネジメント層の若返りをしたいのでしょう。(最近は本当にこの傾向が強い)とりあえず若い人はチャンスを貰えると考えて良いはずですよ。海外出張、海外研修など興味がある人は、お金の負担なく行けるので嬉しいですね^^
グローバル社会というだけあって企業からの海外赴任、出張の機会は年々増えています。
⑨スケールの大きい仕事ができる
数十~数百億のお金がかかるようなプロジェクトがしたいのであれば、インハウスのデザイナーになるしかないでしょう。フリーでもそのような仕事はありますが大御所と呼ばれる人たちがやっていますね。しかし、そういう案件は若手には回ってきません・・・σ(^_^;)
若くしてマスプロダクションに興味があるなら選択肢は現実的に一つ。インハウスデザイナーになる事でしょう。
どうでしょう?
こうやって見てみると、インハウスデザイナーってめちゃめちゃ優遇されていますよね?入って損はないと感じませんか^^?
注)インハウスデザイナーのデメリット
注意点もいくつか上げておきますね。デメリットというほどでは無いですが、インハウスデザイナーになった際は注意しましょう。
①企業の平均寿命は30年弱。定年まで働けると思わないこと!
現在日本の企業の平均寿命はドンドン短くなっています。
調査によっても多少ばらつきがあるのですが、20年〜30年と言われています。
また、会社は潰れずともメイン事業が変わるケースも多いですね。ガラケーからスマホへの転換とか凄いスピードでしたね?
対して、年金問題があるので今の30代より若い世代は70歳を過ぎても生活の為に働く必要があるでしょう^^;50年程働く計算です。
そのギャップはどの様に埋めれば良いのでしょうか?
各自考える必要がありますね。
②恵まれているからハングリー精神を忘れがち
恵まれてるからこそ失う物もあります。
インハウスデザイナーの一部は向上心を失ってしまう人も確かに存在します。
まぁ、あくまでその人次第ですが、、、
③今は『個人の時代』会社以外のチャンスが沢山!
スタートアップ、クラウドソーシング、クラウドファンディング、SNSをフル活用したフリーランス、コワーキングスペースでのコラボ、オウンドメディア、などなど。
今は『個人の時代』と言われるくらい、デザイナー1人1人にチャンスがある時代です。インハウスとして今ある会社に就職せずとも成功する方法は沢山ありますよね?
そして、この動きは加速しています。『個人の仕事』に興味がある人は下記記事をどうぞ↓
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結論
■インハウスで働いて、今得られるメリットは大きい。
■家族・自分の時間を優先したいならインハウスは超有望な選択肢
◾︎注)自分のスキルや世の中の動きには敏感でいる事
だと思います。(スミマセン、余りに当然な結論になってしまいましたね^^;)
そして、「インハウスデザイナー枠は少ない」と思われがちですが、新卒や中途どちらも意外と求人があるものです。ネットで良く探してみても良いでしょう♪
「自分には無理だ・・・」と思わず、取り敢えずエントリーをすると今まで知らなかった世界が見えるはず。
フリーランスや、制作会社、デザイン事務所では得られないメリットが多いのは確実なので、インハウスデザイナーに是非チャレンジしてみて下さい。
でわでわ。良いデザイナー人生を楽しんで下さいね^^!
【こちらはデザイナーの就職・転職についての関連記事。実体験なので、インハウスデザイナーを目指す際に参考になるはずです↓】