【DTPオペレーターからの転職?】将来を考えたらデザイナーを目指すべき?

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凄くお節介な事かもしれませんが、実際ぼくが危機感を感じている問題について書かせて頂きます『オペレーター』と呼ばれる職業に就いている20代、30代の若い方は将来を考えた時、今、転職を考えるべきだと思う。というお話しです。

 

人によっては耳が痛いかもしれませんね。。。^^;

ぼく自身、デザインの業界で10年以上働いてきましたが、年々『オペレーター職』の人達への風当たりが強くなってしまっていると感じます。クリエイティブなお仕事には泥臭い業務が沢山あって、DTPやCADなどオペレーターが必須な仕事です。しかし企業内では昨今。オペレート部署の規模縮小、外注で出す際の仕事単価の減少などなど。。。待遇が決して良いとは言えない状況です。。。

 

ぼくと同じように、

「オペレーター業務って今後、本業として大丈夫なのだろうか・・・?」

「印刷業界の仕事はこれからもやっぱり減少していく?」

「将来無くなってしまう仕事なのかな・・・?」

と心配になっている方も多いでしょう。周りに流される事なく、しっかりと自分で将来を考えられる人ほど不安になっていると思います。下記はあくまで僕個人の意見ですが、あなたの参考になれば嬉しいです。

 

20代、30代前半の人は将来を真剣に考えた方が良い理由

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世の中、様々な職業が窮地に立たされていますが、40代、50代の方はほとんど「逃げ切る」事が出来るでしょう。変化の激しい時代ですが、急に一夜にして仕事の内容がガラリと変わる訳ではありません。エキスパートの方々も数多くいますし、その方々がモノづくりの根幹を支えてくれています。

 

しかし、今後10年~20年かけて、ゆっくり死んでいく職業もあれば、新しく生まれる職業があります。(ガラケーからスマホのような数年単位で変化の激しい市場もありますが)

 

今、20代の方ならあと40~50年。

今、30代の方ならあと30~40年。

働く事になるはずです。ちょっと想像もできない位長い時間ですよね^^;?

 

そして、おそらくですが『オペレーター職』はゆっくり死んでいく職業になるはずです。。。「何故か?」ぼくがそう考える理由は大きく分けて2つあります。

 

■ソフトの機能が年々進化している(イラレ、フォトショ、インデザイン、3Dソフトなど)

■オペレーター業務はクラウドソーシング化される

上記2つが主な理由です。一つづつ簡単に説明させて頂きます。

 

 ソフトの機能が年々進化している

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クリエイティブ系のソフトの進化が著しいですよね?日々改良され、「経験が浅い人でも操作し易くなってきている」「値段も安くなってきている」「優秀なプラグイン機能で仕事が効率化され、仕事量が減る」など、多くの人が容易に参入できるのに、仕事は少人数でも回せる様に効率化されていっています。

 

必然的にオペレーション業務は人手が余る方向に業界全体が向かっています。。。大人数で仕事をシェアし合うと仕事の単価が下がっていくのは明らかですよね。。。σ(^_^;)?

 

最近のソフトの進化は本当に想像以上です。

「3D制作ソフトは一般的に普及するのは難しいだろう・・・」と一番ハードルが高かいと予想されていたクリエイションの分野でさえ、沢山の個人が参入してきていますね。本当に時代が変わってきたことを実感させられます。

 

 オペレーター業務はクラウドソーシング化される

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 一つ目の「人手が余る」と直接関係する部分です。

現在でもオペレーション系のお仕事は沢山クラウドソーシング化されていますよね?

 

ぼくも週末など空いた時間でクラウドワークスというクラウドソーシングサービスを利用しています。この分野も競争が激しく、同じようなサービスが次々と誕生したり、個別の案件数も右肩上がりです。現状では、デザインなどの専門スキルが必要なものよりも「誰でもできる」類の作業が日々増えていっていると感じます。

 

ライティングや文字起こしなどのお仕事は比較的誰でも参加し易いのでしょう、今では需要より供給が多くなってしまっているので、簡単なお仕事の単価は下がり過ぎていますね^^;

 

「場所に縛られずに仕事ができる」のは本当に有り難いのですが、長期間その仕事をする際には単価を下げずに仕事を受注する事が最重要課題になります。

 

その為には「専門性が高くて多くの人ができない仕事」を本業にするのが一番だと思います。

 

その上でクラウドソーシングなど色々な働き方ができる様になると、人生の自由度がグーンと高まります。やっぱり、一つの会社やクライアントに依存した働き方をしていると「このままで将来、大丈夫なのだろうか・・・」と心配になって当然ですよね?

 

まとめ:オペ―レーターの今後

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ぼくの結論として40代、50代の方であればベテラン職人として、オペレーションのお仕事で日本のモノつくりを定年まで支えてくれると有り難いと思います。仕事が完全に無くなってしまう訳でもないでしょう。(ひょっとしてある^^;?) 

 

一方、20代、30代の方は真剣に今後の進路を考えた方が良いでしょう。

 

世の中には必死で「これから単価が下がりそうな仕事」から逃げている人達も大勢います。格差社会になってしまうのは悲しいですが、こればかりは個人の努力ではどうしようもない問題ですね。。。最低限、自分にできる範囲で人生をコントロールしましょう。若い方は将来のキャリアを考えて現職に満足する事無く、クリエイティブなお仕事を楽しんで貰いたいと思います^^

carbon

プロダクトデザイナー:新卒で大手インハウスデザイナー→フランスで3年働く→東京へ帰国したが働き方に疑問を持ち転職→テレワークをフル活用し湘南の海側へ移住→複業スタイルで新しい働き方にチャレンジ中!

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