【30代でUターン転職するデザイナー】増加中。その理由とは?

20代。

未経験の新人デザイナーから始め、激務のデザイン業界でバリバリ働きスキルアップ。私生活を犠牲にしながら働く若手デザイナーさんも多いと思います。

 

そして、30代。

「私はこのままここでデザインしていて良いのだろうか?」

「ぼくは故郷から離れたこの場所で定年まであと30年働くのだろうか?」

「今の働き方は正直厳しい。今後のことも真剣に考えなきゃ」

そんなことを考え始めるデザイナーさんは少なくありません。

  • 家庭の事情(両親の体調など)
  • 生活環境の見直し
  • 地元が恋しくなった
  • キャリアチェンジ

などなど。

 

30代ともなると色々考え始めなきゃいけない年代です。

若さと勢いでどうにかなった20代とは同じでは要られません。

Uターン転職や、Jターン転職をするデザイナーさんが増えるのも30代の特徴です。

 

「U」ターン転職と「J」ターン転職の違い

「Uターン転職」は、

出身地を離れて東京などの都心で働いていた人が、出身地である地元に戻って再就職する転職方法を指します。家族や友人が住む土地に戻るため、暮らしの質が向上するメリットがあります。

その一方、地方の地元には仕事が少ないなどのデメリットがあります。

特にデザイン系の仕事は、東京やその他の大都市近郊に集中しているケースが多いのでUターン転職を選べないデザイナーさんも少なくありません。

 

一方「Jターン転職」は、

出身地を離れて東京などの都心で働いていた人が、出身地とは異なる地方にある企業に再就職をするケースを指します。

例えば九州出身デザイナーさんが東京の広告代理店から、福岡のデザイン会社に転職するケースなどです。

「福岡は地元では無いけど、実家から車で2時間。東京と比べて職場と実家の距離は格段に近くなるのが良い。福岡にも沢山デザイン会社があるから、そこで新しい会社に転職したい」こんな感じをJターン転職と言います。

 

地元では無いけれど、地元に近い環境で働けるのは30代にとって様々なメリットがあります。東京や大阪などの大都市から離れた実家を持つデザイナーさんはこのJターン転職を選ぶケースも多いです。

 

「都会を離れて地方都市で再就職するデザイナー」また「地元でフリーランスとして働き始めるデザイナー」が増え始めた理由

ひと昔前であれば、デザインは東京や大阪など一部の大都市に引越しをしないとできない仕事でした。

地方には「デザイン」という仕事が圧倒的に少なかったからです。

インターネット環境も発達していなかったので「リモートワーク」という働き方も出来ませんでした。

しかし、最近では地方でもデザイン関係のお仕事が盛り上がっている地域もありますし、福岡や富山など行政が積極的にクリエイターを呼び込む活動をしている所もあります。

また、ウェブ系のデザイン会社など、リモートワークを取り入れて場所に制限されない働き方を取り入れ始めた会社も少しずつ増えています。それに伴いフリーランスデザイナーとして地元に帰り、デザイン仕事は東京から受注してくるという働き方も増えています。

クラウドソーシングや、フリーランスデザイナーをサポートするサービスも増えているので、それらがUターン、Jターン転職を後押ししてくれているのも大きな理由の1つでしょう。

また最近の若いデザイナーさんはSNS経由で仕事を受注している人も多いのですね。

  • デザインに力を入れる地方都市
  • リモートワークの拡充
  • クラウドソーシングサービス
  • SNS上でのフリーランスデザイナー活動

これらのお陰で、今まで圧倒的な溝があった「大都市と地方の間の距離」が近ずいてきました。デザイナーにとって働き方、働く場所の選択肢が増えたのは喜ばしいことだと思います。

 

30代になったら「自分の働き方」もデザインしよう!

「私はこのままここでデザインしていて良いのだろうか?」

「ぼくは故郷から離れたこの場所で定年まであと30年働くのだろうか?」

「今の働き方は正直厳しい。今後のことも真剣に考えなきゃ」

そんなことを考え始めたら、しっかり自分の働き方もデザインしましょう。

実際Uターン、Jターン転職で働き方、働く場所を変える30代のデザイナーは増えています。

「自分のデザイナー人生自体をデザイン出来るようになる」ことは今後ますますデザイナーにとって必要な事になるでしょう。是非チャレンジして欲しいです。

carbon

プロダクトデザイナー:新卒で大手インハウスデザイナー→フランスで3年働く→東京へ帰国したが働き方に疑問を持ち転職→テレワークをフル活用し湘南の海側へ移住→複業スタイルで新しい働き方にチャレンジ中!

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