家でできる仕事は結構辛い?!在宅ワークのデメリット
私は今フリーランスで仕事をする在宅ワーカーです。以前はいくつかのデザイン会社で長時間労働をしていました。
「海外に住みながらリモートワークしたい」「自由な時間に効率よく働けないか?」「事情があって在宅ワークに切り替える」という人は多いと思いますが、現実どんな問題があるのか、体験からお話ししたいと思います。
家でできる仕事の辛いところ
辛いところ1 自分を律するのが辛い
誰かに見られている会社員の仕事と違って、ついついサボりたい気持ちが出てしまいます。
あなたは休日にやろうと計画していたことが出来なくて、辛い気持ちになったことはありませんか?
そんな感じに毎日なります。
自分の気持ちと戦うのが結構大変です。
自分で課題を考えて、自分でスケジュール管理しなければなりません。自分を律する気持ちと楽したい気持ちがジレンマになって、うまくいかないと自分を責めてしまったりします。
一人で考え事を多くしてしまうタイプは、工夫をしないとどんよりした気持ちのまま毎日を過ごすことになりがちです。
ちなみに私はNetflixでコメディものを横で流しながら仕事をしたりします笑。音楽でも良いですし、何かしら考え事をしすぎないようにする工夫は必要かもしれません。自分以外の生活音があるのって意外と大事ですよね。カメラやセンサー付きでリモートワークしなくてはいけない人も、何かしら工夫して、静かになりすぎる環境を避けた方が精神衛生上いいかもしれません。
辛いところ2 楽しくない
人間関係や組織のストレスは0になります。しかし、誰かと話したり、挨拶したり笑ったり…ということも0になりますので、「楽しくない」と感じる時があります。
コワーキングスペースをわざわざ借りて仕事をする人の理由も、このようなものではないでしょうか?
仕事中丸一日ほとんど声を出さない、という日もありますし、仕事は誰もいないと楽しさも生まれにくいんだな〜とは感じます。
辛いところ3 自己肯定感の喪失
会社員でリモートワークが可能な方には当てはまらないかもしれないのですが、独立して在宅ワークを選ぶと、人によるとは思いますがほとんどの場合会社員時代より収入が減ります。
もしかすると会社員の在宅ワーカーも、多少給与が減ったりするものですかね?
生活は工夫すればなんとかなります。大丈夫です。それよりも辛いのが「自己肯定感の喪失」です。
みんな意識しなくても、会社からの給料や、誰かと関わる中で「社会の役に立っている」「自分は必要な人間だ」という肯定感ももらっているのですよね。
収入やコミュニケーションの減少で、生活がというより精神的にプレッシャーを感じやすいですね。
辛いところ4 保険や税金手続きが本当に面倒
独立した在宅ワーカーだからなのですが、税金などの書類仕事が本当に面倒です。会社員時代は、頭空っぽだったな、と感じます。
当たり前のように給料が勝手に振り込まれて、税金の計算も勝手にしてもらえますよね。
あなたもそうではないですか?
毎日会社の愚痴をこぼしながら、与えられた仕事を一生懸命こなすだけで他のことは頭空っぽでも大丈夫!
在宅で仕事をし始めると、自分の給料計算や雑費や、保険などの手続きもしなければなりません。
お金の計算だーいすき!という人なら楽しめるのでしょうが、私は真逆でしたので、これがとってもストレスです。
在宅でもかなり稼げる職業の方なら、会計士さんに依頼して処理してもらえるのでしょうが、ほとんどの人がそうではないですからね….。
会社員でリモートワークの方も、自分の勤務時間や経費を管理しなくてはなりませんよね。税金と保険ほどではありませんが、誰かがサポートしたり教えてくれていた書類仕事を一人でこなすのは面倒なものですよ。
辛いところ5 誰かに教えてもらえない
会社で仕事をしているときは、何か分からない事があったら先輩や上司に相談できますよね?在宅ワーカーにはそれが一切なくなってしまいます。「ここどうするんだっけ?」「いくら請求したらいいんだろう?」そんな細かい疑問は結構出てくるものです。
必要書類に関しても、今までは会社のコピー機で用意していたものが用意できなくなります。パソコン内で処理するとなったとき、保存方法や送信方法などなど新しい疑問が出てきます。疑問の解決だけで丸一日潰れる時さえあります!それらを仕事時間外で解決しなければいけなくなるので、サービス残業が増えます…。
辛いところ6 特技がない人はかなり安く買い叩かれる
在宅ワークが必須条件で仕事を探した場合、何か特技がある人は在宅でも高い報酬の仕事をこなせますが、ない人はかなり安い給与で買い叩かれているなと感じます。
特に女性・主婦・子持ちの人。足元を見られているな、と思う仕事がたくさんあります。
「家で出来ます」「簡単です」と謳っておいて、時給換算が驚くほど低いです。気をつけて選ぶ、安すぎる仕事はきちんと断る。という事をしないとワーキングプアになってしまいます。きちんと時給計算して注意してください。
辛いところ7 肩こり、腰痛がひどくなる
肩こり・腰痛が悪化して、日常生活に影響が出たりします。
電車に乗って通勤していた頃と違って、どうしても同じ姿勢で長時間机に向かうことになってしまいます。
太りやすくなりますし、筋肉量が減っていきます。
私は今まで腰痛知らずだったのですが、在宅ワークになってから腰痛いなーと思うことが格段に多くなりました。
在宅ワークのいいところ
在宅ワークにはいいところももちろんあります。メリットを少し挙げてみたいと思います。
いいところ1 お腹を壊してもいつでもトイレに行ける!
私はすぐにお腹を壊すタイプです!
そういう人は多くないですか?
外出中に気持ち悪くなったりお腹が痛くなったり。そういうタイプの人にとっては天国みたいな仕事ですよね。
お腹が痛くなってもすぐ自宅のトイレに駆けこめます!笑
いいところ2 満員電車とさようなら
やはり通勤の辛いところは満員電車ですよね。
私の会社員時代は、仕事以上に電車でストレスを感じていたので、これだけでかなりのメリットを感じます。
いいところ3 横になって休憩できる
「眠い時にはちょっと寝たほうが効率よくないか….?」
と思ったことはありませんか?
本当にそうですよね。在宅ワークだと、昼休みにベッドに横になって眠る事ができます!
体の調子が万全で一気に仕事できるので気持ちよく効率よく仕事ができます。
いいところ4 食費が浮く
在宅ワークのために独立すると、会社員時代と比べて収入は減りますが、食費は浮きます。
お弁当作りもいらないですし、コンビニで買うより自宅で作ったりして食べるほうが安いし健康にもいいですよね。
いいところ5 自分のためだけに努力をしている
誰かのためではなく、自分のために頑張っているんだ。という感じがします。気持ちいいです。
家族のためだとか、上司のためではない努力は、いくらしても辛くならないんですよね。
まとめ
在宅ワークはメリットが多そうに思われがちですが、結構デメリットが多い働き方だと思います!
そんなに甘くありません!
これから始めようと思っている人は、あまりにも低い給与の仕事には注意しなければなりません!
「お小遣い稼ぎだから….」
と思う人もいるかと思いますが、断固受けない!という気持ちも大切です。
つまらない単純作業ならなおさらです。
見つかりにくくても特技は誰にでもあります。
「これが楽しいな!」
と思える仕事をしましょう!
在宅ワークはまだまだ新しい働き方です。周りの理解や環境が追いつかないこともありますよね。だからこそ、理不尽な要求には断固として断る事が大切です。
在宅ワークの地位向上のためにも、あまりにも安くてきつい仕事や時間外労働は断ったほうがいいです。
それではまた!