注意!【フリーランスデザイナー】に向かない人の特徴7つ
『新卒フリーランス』
『クラウドワーカー』
『第2の名刺』
こんな言葉が聞かれる位、最近では『フリーランス』のハードルが下がって来ていますね。ぼくらクリエイターにとってはとても良い傾向だと思います。
デザイナーさんの中には、この流れに乗って「自分も会社を辞めてフリーランスデザイナーになるぞ!」と考えている人もいるでしょう。上手くいけば『仕事の自由度』が増えたり『年収アップ』に繋がるかもしれません。
サラリーマンとしてデザイナーをする場合、会社の人間関係や給与の賃金テーブルなどで不満を抱えていても中々どうする事も出来ないことはありますよね?そんな時、周りにいるフリーランスとして成功している人を見たらきっと誰しも「自分もフリーランスとしてやっていけるのだろうか?」と考えると思います。
今日はそんな『会社を辞めてフリーランスデザイナーになる道』を考えている方に向けて「こんな特徴の人はフリーランスに向かないので、気をつけましょう^^;」というお話です。下記の様な方は会社を辞めてフリーランスになるのを焦らない方が良いかも知れませんね。
①1人が好きな人(人付き合いが苦手)
上司。同僚。部活。
人間関係のストレスから「フリーランスになって自由になりたい!」と考える人は沢山います。やはり仕事をするにあたって、一緒に働く人の存在は凄く大きいです。
しかし、ちょっと待って下さい。
もしあなたが『1人が好きで人づき合いや交友関係を広げる事が苦手』だと感じているのなら、フリーランスになっても『自由』は手に入らないでしょう。。。
フリーランスのセーフティーネットは『友人・知人との横の繋がり』です。
決して安定しているとは言えないので、サラリーマンをしている時よりも人間関係は重要になると認識しておいた方が良いですね。
同じ様に会社の人間関係でストレスを感じていても、
『敵も多いが、見方も多い』
そんな方であれば、フリーランスに向いているかも知れません。
「人付き合いがが苦手」だと感じている場合。
フリーランスになるのではなく、『気があう仲間』がいる会社を探して転職した方が良いでしょう。『会社の繋がり』はセーフティーネットとして優秀に機能しています。
②心配性で不安になり易い人
「何事にも心配性である」
「逆境やプレッシャーに弱い」
「決して楽天的ではない」
「なにか不安があると、心配で心配で仕事が手につかなくなってしまう」
こんな方はフリーランスとして働くのは大変かも知れません。。。
会社員として働くよりも『自由な時間やお金、生活』といった成功を手に入れられるかも知れない一方、何かと『不安』を抱え易いのもフリーランスという働き方の特徴です。
『楽天的な性格』や『強いメンタル』を持った人の方が、フリーランスには向いているでしょう。
③自主勉強が嫌いな人
実はフリーランスは『自分のスキルの切り売り』になりがちです。
『今、自分の出来る事の中で、単価高く買って貰える仕事ばかりをしてしまう』コレは非常にありがちなケース。一時的な収入は安定しますが、デザインスキルやその他の知識・スキルの成長が止まってしまいます。10年、20年という長期的な目線で考えた場合、非常にリスキーな働き方だと思います。
会社に勤めているのであれば、
『部下を持たされる』
『自分の興味のない仕事もやらされる』
『無茶な案件を放り込まれる』
『突然海外に出張させられる』
などなど。ストレスに感じるであろう事も、実は自分の成長に繋がっています。自主的に勉強をする様な習慣がなくても自然と新しい知識・スキルを身につけられるのは会社員デザイナーのメリットでしょう。
日頃から、デザイナーとして『自主勉強』する癖があるのならフリーランスデザイナーとしてどんどん階段を上がっていけるでしょうが、『自主勉強』や『新しいことにチャレンジする姿勢』が弱い場合は、フリーランスとしての経営は右肩下がりになりがちです。
④オン、オフをきっちり分けたい人
全ての人に当てはまる訳では無いですが、フリーランスになるとオンとオフの境界が無くなります。休日もあってない様なものですね。
『趣味の活動をフリーランスの仕事に繋げる!』など一石二鳥なライフスタイルを目指せば、公私ともに最高に楽しく充実した生活ができるかも知れません。
しかし「仕事は仕事。プライベートな時間は仕事の事を一切忘れたい」場合。サラリーマンデザイナーの方が、理想の生活に近いかも知れません。
お給料と天秤になってしまうかも知れませんが、プライベートな時間を確保出来る会社を探した方が早道です。
⑤計算、お金の管理が苦手な人
確定申告、節税、老後の貯蓄(退職金は無い)、保険などリスク管理などなど。
フリーランスになると色々とお金の計算が会社員時代よりも重要になります。
「デザインだけをしていたい」などと考えてフリーランスになってしまうと、かなり大変な目に遭ってしまうかも知れません。
⑥将来マイホームを買いたい人(ローンの必要がある)
フリーランスに成り立ての場合や、経営がうまくいっていない場合。
ローンを組んだり、クレジットカードを作ったりするのが非常に難しくなってしまいます。会社に勤めている内に計画的に準備しておきましょう。
⑦週末&退社後に創造的な活動をしていない人
『クラウドソーシング』
『デザイン公募』
『サイト運営』
『ネットショップ』
『ハンドメイドマーケット』
『趣味の創作活動』
などなど。
今の時代、会社の仕事以外にもデザイナーとして働く方法はいくらでもあります。会社を辞めずとも、2枚目の名刺としてフリーランス活動をする事も出来ます。
過去一年間を振り返った時。
「フリーランスとして働きたい」と思っているのに、クリエイターとして自由に活動できる環境がある中で「会社以外で何も創作活動をしていないな。。。」というのであれば、今の働き方や今後についてもう一度真剣に考える必要があるかも知れません。
「長時間労働で休日は寝てばかり」という過酷なケースもあるかも知れないですが、しかしこの場合、残念ながら前述の通りデザイナーとして『自主勉強(自主制作)』の時間が取れていないのは結構リスキーである事には変わりないですね。。。
まとめ
「フリーランスだから自由に楽しく働ける」
「会社員だから安定している」
決してそんな訳では有りません。
フリーランスに向いている人もいれば、会社員としてデザイナーを続ける方が向いている人もいます。そして、そこに優劣も有りません。
ただ一つ言えるのは、今は『デザイナーとして多様な働き方が出来る良い時代』です。
10年前では考えられなかった位に自由度が増してきています。インターネットを活用して個人で働く事もできるし、デザイナーの転職市場も海外と同じ様に活発になってきています。
「フリーランスになる・ならない」の結論を出す前に、行動出来る事が沢山あるのは間違いないので、デザイナーとして楽しく働く為に個々人で新しいチャレンジをしていきましょう。
ではでは、今日はこの辺で。
良いデザイナー人生を〜〜〜!