【アシスタントデザイナー】から【デザイナー】になる方法
「未経験だけどデザイン業界を目指したい」
「デザイナーのアシスタントに応募しようかなぁ?」
「アシスタントからデザイナーへキャリアアップ出来る?」
きっと、こんな風に考えている方も少なくないはず。
『デザイナーのアシスタント業務』はデザイン業界への第一歩!
今日はこの『アシスタントデザイナー』のお仕事やキャリアアップについてのお話です。
◾︎デザイン未経験からアシスタントとして就職できる?
◾︎デザイン系の学校を卒業している必要はある?必要ない?
◾︎Illustrator & Photoshopのスキルは必要?
◾︎就職したらどんな仕事から始めるの?
◾︎アシスタントからデザイナーになれる?
◾︎デザインの勉強方法は?
↑こんな内容を1つづつ詳細に見ていきましょう。
この記事を読んでいる方々は『デザイン全くの初心者』〜『美大やデザイン系の学校卒業者』まで経験値の差はあると思いますが、きっとあなたの参考になれる部分があると思います◎
デザイン未経験からアシスタントとして就職できる?
「デザイン系の学校卒業者でもない未経験者だけど就職できる?」
答え:YES。就職可能です。
現在、デザイン業界ではデザイン未経験者の『アシスタント』求人募集をしている企業は常に存在しています。デザイナーやアシスタントの社員不足の会社も多いので、間口は広いので心配しなくても大丈夫です◎
デザイン系の学校を卒業している必要はある?必要ない?
未経験からデザイナーのアシスタントとして就職を考えた際に『短期のデザイン学校』や『専門学校』への入学を考える方は非常に多いです。
デザイナーのアシスタントからキャリアを始める事を考えた際には、必ずしもデザイン系の学校を卒業している必要はありません。資格の有無も余り関係ありません。
もし金銭的な余裕が無いのであれば、デザイン学校を目指すのはやめましょう。(授業料は中々高額である場合が多いので。。。デザインの勉強方法については後述します)
もちろん、既に美大やデザイン系の学校を卒業しているのであれば、それは大きなアドバンテージなります。そこからアシスタントとしての就職は容易でしょう。会社によっては初任給を優遇してくれる場所もあります。
Illustrator & Photoshopのスキルは必要?
基本的にはやっぱり必要です。
イラストレーターやフォトショップの基本操作を習得していれば『アシスタントデザイナー』として採用されやすくなるのは間違いないです。
使いこなせなくて良いので、何度か使用したことがあるという経験が大事です。
しかし現状、デザイン業界は人手不足なので『アシスタントデザイナー』の求人では「やる気があればデザインソフト初心者でも歓迎です!」という求人も少なくありません。
一年を通して時期に関係なく常にその様な求人はあるので、未経験でもチャンスは大いにあります。
就職したらどんな仕事から始めるの?
イラストレーターやフォトショップのスキル教育から始まり、数ヶ月は簡単な『雑務』からお仕事が始まります。(画像のスキャン作業、補正、ゴミ取り、イラレでのトレース、電話対応、事務処理などなどが基本ですが、各会社によって業務内容は変わります)
その後、スキルを習得するにつれ徐々に仕事の範囲が増えていくでしょう。もし将来的にキャリアアップを考えているのなら、仕事内容に慣れてきた時点で、自ら「お仕事の内容をステップアップしたい」と希望を出せば色々とチャンスをくれると思います。
アシスタントからデザイナーになれる?
「アシスタントデザイナーからデザイナーにキャリアアップは可能?」
答え:YES。もちろんです。
「ずっとアシスタントデザイナーとして簡単な雑務だけして欲しい」と要求する会社は稀です。殆どの経営者の方は「出来ればスキルアップして、デザインも出来る様になって貰えると助かるなぁ」と考えています。
経験を積んで、デザイナーとして働ける様にサポートしてくれる会社も多いです。将来のキャリアについて心配であれば採用面接時にデザイナーへの昇進待遇について質問しておきましょう。
デザインの勉強方法は?
『アシスタントデザイナーとしてスキルアップ』また『デザイナーへのキャリアアップ』を考えた場合、入社後の教育だけでは足りない部分は絶対にあります。
なので「自分でデザインの勉強をする時間を持つのは必要です。『デザインの勉強』はアシスタントデザイナーになった後も、自分から進んでやりましょう。スキルアップは確実にチャンスが広がります。
では、どの様にデザインの勉強をすれば良いのでしょうか?
最近のデザイン業界では『デザイン学校の卒業の有無』はあまり関係なくなってきました。
実は、有名美大やデザイン系の学校を卒業しているデザイナーさんに話を聞くと、「学校で教えてもらったことは余り役に立っていないなぁ。。。就職してから先輩に教えてもらったり、独学でデザインの研究をしていたのがスキルアップにつながっている。でも学校では周りの友人と切磋琢磨できたのは有意義だった」と言う人が殆どのです。
◾︎先輩デザイナーに積極的に質問する。(そしてスキルを盗む)
◾︎1人でじっくりデザインについて考える時間を取る。
◾︎出来ればライバル(目標)を見つける
↑この3つは入社後も意識した方が良いですね◎
学校よりも実務や独学が重要なのは、まず間違いないでしょう。
何はともあれ、デザイナーは一生勉強が必要な職業だと思っておいた方が良さそうです。20代、30代前半は物覚えも良いので、この期間で集中してスキルアップしておくと将来の大きな助けになりますよ。頑張りどころです。
デザインの勉強方【3つのステップ】
ここからは独学(学校に行かないで)デザインの勉強をする際の、大まかな学習方法について説明します。
1.デザイン書籍での勉強
2.インターネット動画でのデザインスキル学習
3.クラウドソーシングでの実践
未経験者でも、 上記4つのステップで経験を積んでいけば、デザイン系の学校を卒業したのと同等、もしくはそれ以上の学びが得られるでしょう。やる気しだいで、早い方であれば半年〜1年ほどで『若手プロデザイナー』として活躍できるレベルになれます。
1 デザイン書籍での勉強
デザインの学習はまず『イラストレーターとフォトショップ』の基本操作から始まります。デザイン本は近所の本屋さんでも売っていると思うので、まずは一冊手に取るところからスタートしましょう。
初心者向の「これからはじめる」デザイン学習シリーズのIllustratorとPhotoshopの参考書などがお勧めですね。
初心者でも基本操作を短期間で習得でき様に、図解も大きくてわかりやすい内容となっています。
『1つの章につき1つの課題を完成させる』構成になっているのでスキマ時間に少しずつ進めていきましょう。この一冊で、アシスタントデザイナーの仕事で必要なスキルはほぼ網羅できると思います。
『最初の一歩』はまず書籍から始めてみましょう。
2 ネット動画でのデザインスキル学習
参考書で少し知識を勉強したら、実際のデザインの流れを把握するために『動画』での学習に移りましょう。最近はネット上にデザインの 学習コンテンツがかなり充実しています。
「本を読むのは苦手だな。。。」という方は最初から動画学習でも良いでしょう。
youtubeなどの無料動画サイトでも充分です。
『デザインソフト名+使い方』などのキーワードで動画検索してみてください。沢山レッスン動画が見つかるはずです。
本格的に学習スタートする時は『有料動画学習サイト』も選択肢に入れましょう。
youtubeなどよりも丁寧に教えてくれるコンテンツが多いので、デザインツール初心者に向いています。
上記サイトの『Udemy』はシリコンバレー初のオンライン学習サイトです。
ここではデザイン専門学校での授業と遜色ない内容が格安で受けられます。
『未経験からプロのWebデザイナーになる!400レッスン以上の完全マスターコース』や『Illustrator 基礎からプロレベルまですべて〜完全にマスター講座』など、一度覗いてみてください。
実際に受けた生徒のレヴューをチェックできるので、それを参考に自分に合いそうなネット動画講座を決めましょう。
3 クラウドソーシングでの実践!
最後はやっぱり『実践』です。
アシスタントデザイナーになって数ヶ月〜半年後。。。
仕事が落ち着いてきたら『 クラウドソーシング』でデザイン案件に挑戦してみては如何でしょうか?
コンペ案件ではライバルの採用作品を見て自分の作品と比較して、新たな気づきを得たり、ちょっと反省があったりと、実践を通して「どんなデザインがいいデザインなのか?」を学べます。
初めはデザイン単価が低めの競争率が低い案件から始めるなど、多くの案件から自分のスキルレベルに合ったものだけチャレンジしてみれば良いと思いますよ。『ランサーズ』や『クラウドワークス』が有名サービスです。
新人デザイナーさんや、デザイン系の学生さんなど若い方も多く利用しているので、良い腕試しの場になっています。
ここで自分のデザインしたものが『採用』されるようであれば、『アシスタントデザイナー』から卒業して『デザイナー』になるレベルまで成長出来た証拠です◎
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以上。
『アシスタントデザイナーからデザイナーになる方法』の説明でした。
やりがいのあるデザイナーというお仕事。
1人でも多くの方がアシスタントから初めて、未経験からでもデザイン業界に入ってきて欲しいと思います。