【フリーランスになって良かった!悪かった!】経験談

今日はフリーランスデザイナーになって良かったこと、悪かったことをまとめたいと思います。

私はグラフィックデザイナーとして8年勤めた後、独立しました。

独立して良かったと思います。

フリーランスといってもいろんな働き方や事情の人がいますので、

あくまで一つの参考として読んでください。

 

フリーランスになって良かったこと

起きる時間が自由!

目覚まし時計に起こされるのって「人生で一番の不幸」だと思っています笑。

ご飯を食べられないとかお風呂に入れないことより、「眠いのに起こされる」のってストレスになりませんか?

目覚まし時計をスヌーズで設定するけど何度鳴っても起きたくない。

土日の何が幸せって、「好きなだけ寝れること」だと思いませんか?

私はそうでした。

会社員時代は、超ブラック労働で家で眠れませんでした。

ほとんど毎日徹夜です。

そのせいもあって、たっぷり眠れるということが幸せの最上位なんですよね。

今はほとんどの場合、目覚ましを鳴らさずに自由に起きれます。

毎日のストレスが減って、正直言って最高です。

 

あまり人に会わなくて済む

仕事内容にもよると思いますが、人間関係の悩みから解放されました。

意地悪してくる先輩や上司にさようなら。

人に気を使いすぎて疲弊することもありません。

同じ仕事と作業量でも幸福感とか満足感が全然違います。

もちろん、他人がいるからこそ刺激になって、自分にプラスになることだってありますが、会社で疲れることの上位は人間関係ですよね。

日本では、迷惑をかけても御構い無しの図太い人ほど出世しやすいので、どうしたって上司に対しストレスが溜まる気がします。

私はうつ病になってしまったので、人に会わなくて済むのは余計にありがたいです。

今は家をオフィスにしていますが、刺激が欲しいだけなら近所のコワーキングスペースを借りればいいかな、と思っています。

合理的ですよね。

 

満員電車とさようなら

もちろん満員電車に乗る必要が無くなります。

会社員時代、会社のストレスよりも電車のストレスの方が大きかったです。

いわゆるベッドタウンに住んでいたので、駅員さんに詰め込まれていました笑

 

何歳になっても希望を持てる

入社して数年経つと、新しいことにチャレンジすることが無くなってくるのではないでしょうか?

日本では勉強しても、歳をとってから医者や弁護士になったりすることができません。

アメリカだと違うんでしょうが、歳をとると仕事がルーティンワークになって、労働時間は長いけれど勉強する人はいませんよね。

希望や夢を持てるというのは、楽しい人生を送る上での基本ですよね。

そういう「希望」「野望」「前向きで明るい目標」のようなものがフリーランスになってから持てました。

 

家のことがこなせる

洗濯や宅配便の受け取りもこなしながら仕事ができます。

人によっては、家のことに気をとられたくないからコワーキングスペースで働くという選択肢を取る人もいるそうですね。

私はこちらの方が合っていました。

電車移動の時間が必要無いので、家のことに1時間や2時間取られようが時間に余裕があります。

食費も浮きます。家で簡単なご飯を作る方が安上がりなので。

 

体調を崩しても仕事に支障が出ない

風邪を引いたりお腹を壊せば、当然仕事に支障が出ますが、フリーランスはそうなりません。

風邪を引いても人にうつす心配がないので、軽い症状なら布団を被って作業ができます笑。

私はお腹を壊しやすいタイプなので、いつでも自宅のトイレが使えるというのがありがたいです笑。

そもそも風邪を引かなくなりました。

人混みに出る機会が少なくなって、整った室温で仕事をしていれば、風邪って引かないものですね。

体が弱い人ほどフリーランスは合っています。

 

フリーランスになって悪かったところ

残念ながらフリーランスでやるデメリットはやはりあります。

給料が減る

会社を興す訳ではないのであれば、給料はほぼ下がります。

フリーランスとして一人で仕事をすると、企業からの信頼度が下がるので、同じような仕事でも取引額が少額になってきます。

それでも経費がかからないという特性から、会社員と同等やそれ以上稼ぐということはできます。

でも、フリーランスになったら、会社員以上に忙しく働くという選択肢をするメリットが思い浮かびません。

それなら、会社でもみくちゃにされるのと同じではないですか?

もし給料の面で会社員時代より上を行きたいのであれば、きちんと会社を興して、これまで社会になかったサービスを提供できるだけの計画性が必要でしょう。

結構大変ではありますが、それもやりがいがあって面白いです。

「フリーランス」という孤立した働き方を選ぶ場合は、基本的には給料は下がってもいいという思い切りが必要になります。

 

人に説明しにくい

家族、親戚、同窓会などで自分の仕事を説明しようとするとめんどくさいです。

だいたい、「何やってんの?」という話になります….。

特に田舎の親戚だと、勤めてないんでしょう?とか言われたり、無職でだらしなく生きているみたいに思われます。

親戚には会いたくなくなりますね。

私はもう、そういう人は自分にマイナスにしかならないので、幸せのために切り捨てることにしてしまいました。

親戚の集まりは基本的に断ります。

同窓会などでは「フリーでそれなりに稼いでるよ」と言っておくことにしています。

 

だらしなくなる

滅多に人に会わなくなるので、姿勢が悪くなった気がします笑。

見られていないと思うとデスクに向かう時背筋が伸びないんですよね。

髪もちょっとラフでも気にならなくなってしまいます。

女性にとっては、「しっかり化粧しなくちゃダメ」なんていうプレッシャーがなくなるので、ストレスがかなり減るでしょうね。

 

意外と楽だったこと

一般的には「大変だろう」と思われていることでも、やって見たら「案外簡単」ということもありました。

確定申告は意外と簡単

確定申告は、もちろん会社員の頃より手がかかりますが、書類をまとめて税務署に行けば、何もわからなくても手取り足取りやってもらえます。

領収書を細かく集めなきゃいけないんでしょう?と思われるかもしれませんが、それも会社員より少ないくらいの雑収入なのであれば、領収書なしで申告できます。

売り上げも、今はインターネット上にデータが残るので管理しやすいです。「無くす」ってことが起こりにくいので。

それよりも、会社員時代はこんな大切なことを知らずにのんきにやっていたなんて!と思えます。

お金のことは大事ですから、きちんと知っておくのは大切ですよ。

稼ぎが高額になったら、税理士を雇ってやってもらいましょう。

 

仕事の獲得

新規の仕事の獲得なら、思っているほど大変ではないかもしれません。

今はインターネット上で仕事のやりとりができますよね?

クラウドワークスやランサーズなどです。

そこで仕事を獲得するのは案外簡単でした。

しっかりした技術を会社で身につけているのなら、自分の得意な分野の仕事はすぐ決まります。

ただ、一件の依頼料が安いです。

沢山依頼を受けて捌かないと会社員ほど稼げません。

滑り出しは意外と楽です。

 

まとめ

自分なりのメリットとデメリットをまとめてみました。

税金の部分はかなり簡素化してしまったのですが、保険とか仕事の分類だとか、フリーランスになる前に知っておくべきことがあります。

私はフリーになってから慌てて本を読んだのですが、会社を辞める前に読んでください。

ネットで検索して済むだろと思うかもしれませんが、実のところわかりにくくて、知りたいことをなんども検索し直す羽目になるので本を一冊買うことをオススメします。

一番よかった、買って損がなかった本をおすすめしておきます。

アマゾンで口コミがよかったから購入したんですが笑

大変わかりやすい本でした。

最初は「漫画かあ…」と思っていたのですが、内容がかなり詰まっていて、疑問形式で教えてもらえるので、わからないことは全て解決できます。

他の本は「わからないところがわからない」という状態だと理解しにくかったです。

本の作者(物語の主役)もフリーランスのイラストレーターで、近い職業なのもよかったです。

 

フリーランスを考えている方の参考になれば幸いです。

 

 

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EL(エル)

日本でデザイナー7年→フランス住→帰国して1年のフリーランスデザイナーです。ブラック労働やうつ病も経験し、その頃はどん底でした。その後海外に行くことを決意。実行しました。特技はフランス語ですが、英語が全然できないポンコツです。こんど住むならロンドンがいいなと思っています。

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