【デザイナー転職用ポートフォリオ】成功に導く3つの要素!
デザイナーの転職用ポートフォリオに求められる事の考察です。
主に30代のキャリアアップを目的とした転職について。
特に20代後半~35歳は転職活動が盛んな時期ですよね^^;?
職場を変えてキャリアアップを目指したり、もう一度自分のやりたい仕事にチャレンジしたり。ぼくの周りでも30歳を境に新しいチャレンジをする人が増えました。本当に新たな道を選択する人が増える年代ですね。
そして、ぼく自身も良い出会いが合った時にすぐに行動できる様、ポートフォリオは毎年更新しているのでその度に考えさせられる事が多いです。(追記:ぼく自身、2017年よりデザイナーとしてフランスに移住する事になりました^^ポートフォリオつくりも頑張りました汗!)
その経験から今、3つの重要な事があるなぁ~と気付いたので、シェアしたいと思います。これは「自分の写真」「プロフィール」「作品の見せ方」に関するまとめ方のお話しです。デザイナーとして新たな一歩を踏み出そうとしている、あなたの参考になれば嬉しいです^^
①自分の写真
まず一つ目は「自分の写真」から。
ポートフォリオの最初のページ必ず載せますよね?
実はこの写真はメチャクチャ重要らしいですσ(^_^;)
以前、転職用ポートフォリオの作り方を何人かの先輩に聞いた事があるのですが皆口を揃えて「写真マジ大切。誰とでも一緒に働けそうな爽やかで清潔感ある雰囲気にした方が良いよ!笑顔大事!!!」とアドバイスされました。
僕は新卒時の就活用ポートフォリオの時、写真は自分で撮ったものを適当に使っていたのですが、この話を聞いてから『写真スタジオ』でしっかりした写真を撮って貰いましたね(汗
20代前半の若いうちは多少ヤンチャで、元気が有り余っている位で良いかもしれませんが、30代ともなると身なりは重要です。まぁ、これは当然の事かもしれないですが意識しておきましょう。写真大事です!
➁プロフィール:経歴
■デザイン受賞歴や実績、担当した業務や経験したポジション
■使用ソフトや話せる言語
■得意な仕事や将来のビジョン
などの情報を載せるのが定番です。
そして、30歳を超えてからの転職ではここがかなり重要視されるでしょう。
純粋なデザイン(スタイリング力)だけでなく、仕事の仕方や進め方などマネジメント能力を期待されるお年頃ですものね^^;?
その辺りも経歴からしっかりアピールしたい所です。
また、デザイン以外の経歴で専門知識などもあるとポイントが上がると思います。
実際、中途採用で転職している人を見ているとデザイン(スタイリング)の他に特殊な専門分野を持っている人が多い印象がありますね。
■プログラミング
■エンジニアリング
■マーケティング
■SEO
などなど。間接的に業務と関係性があるスキルを持っていると本当に強いです。もしもあなたが何か特技を持っているなら積極的に売り込んでいきましょう!案外、デザインスキルよりもそちらの方が興味を持ってもらえる事も多いです。
効果抜群の経歴とは?
『知り合いの紹介は最強のプロフィール』です。
ポートフォリオとは企業側からすれば「応募者がどんな人なのか?」を詮索する為のアイテム。なので、作品集以外に自分をアピールできる方法は利用しましょう。
中でも知人の紹介は効果抜群。
表の扉からは入れずとも、裏口から入れるという事は良くありますよねσ(^_^;)?
知人の紹介を推奨している会社は規模の大小関係なく多いです。
(実際ぼくも人事部の人から「誰か良い人いたら教えてね!」と言われた経験ありますし。。。海外でも知人繋がりは相当優遇されていると感じます)
美大や大学のゼミ、専門学校時代の友達と集まったりすると、自然と良い情報が得られるかもしれませんね^^久しぶりに飲みに誘ってみるのも良いかも?
➂作品の見せ方
『就職先企業の求める事に合わせる』
というのは鉄則ですよね?デザイナーとして働いた経験がある人なら当然の考える事。「就活用ポートフォリオ」では一番と言っていいほど重要だと思います。
しかし、「転職用ポートフォリオ」ではどうなのでしょうか?
ぼくは2つのケースがあると考えています。
ケース①、転職が目的の場合
「どうしても今の会社から出たい。転職したい」
「どうしても入りたい会社がある」
このような理由でしたら『就職先企業の求める事に合わせる』を突き詰めていけば良いと思います。クライアントの要望に応える普段の業務の如くポートフォリオを作ればよいでしょう。新卒就職ポートフォリオと一緒ですね。この場合はそんなに難しくないと思います。
ポートフォリオ作りもデザインのお仕事も本質的には一緒ですよね?
完全お仕事モードでつくりましょう♪
ケース➁、自分のやりたい事が目的の場合
一方で、
「自分がどうしてもやりたいデザインがある」
「あわよくば起業・独立も考えている」
という様な人は『徹底的に自分の作品スタイルを押し出したポートフォリオ』にするのも一つの手ではないでしょうか?自分のスタイルに魅力を感じてくれる企業・クライアントと仕事をする時ほど、楽しくやりがいのある仕事ができるのは必然です。
仕事とは関係のない趣味の創作などを目立つ場所にレイアウトしても良いと思いますよ?
30歳前後ではデザイナーとして、まだまだ尖っていて良い時期のはず。
変に大人ぶって「物分かりの良い人」を演じる必要なんてないと思うのです。それはポートフォリオ然りです。
デザインの仕事で他人の意見に合わせて制作することは簡単ですが、意外と『自分を貫き通す事』って難しいんですよね^^;?クライアントの要望に応える事は大切ですが、違うと思った事にはハッキリNOを言えるデザイナーになりたいものですね。。。ひょっとしたら「転職したい」という気持ちもここから来ているのかもしれません。
『相手のウケの良さそうなモノを創る』のはある程度デザインのお仕事をした経験がある人にとって、 さほど難しくない事です。30歳ともなれば全員持っているスキルでしょう。しかし、『自分の意見を貫き通す』ことや『自分のやりたい事がそのまま仕事になる』のは相当にハードルが高いですよねσ(^_^;)?
もう一度言わせて頂きますが、30歳前後ではデザイナーとして、まだまだ尖っていて良い時期のはずです。寧ろ尖った方が良い時期だと僕は思います。
20代は素直な性格のデザイナーの方が成長も早いし、出世や会社からの待遇なども恵まれるでしょう。言われた事をそのまま「なるほど、やってみます^^!」とポジティブに捉えて行動に移してせる人は色々と得をします。
しかし、30代になると状況は一変します。
素直に言われたことをやる人はデザイナーとして伸び悩むし、貴重な人生の時間を無駄に過ごしてしまいます。それは20代と30代では「やるべき事・求められている本質」が全く異なるからです。。。(でも面と向かってその事を教えてくれる人は本当に少ないです)
このお話しは長くなりそうなので、ここでは割愛させて頂きます。そのうち別の記事で書いてみようかな。。。
まぁ、一言でいうならば『デザイナーには尖るべき時期がある。そしてそれは30歳前後にやってくる』という事です。なんとなくでも共感してくれる方がいると信じておりますσ(^_^;)
自分の好きにポートフォリオをつくって採用を見送られても本望だと思います。そこはあなたの行くべき場所ではないはずだから。。。
補足情報:ポートフォリオの作品数
ここからはちょっとした補足情報。
デザイナー歴が少なくてポートフォリオに載せる作品が少ない場合。
インハウスデザイナーで作品を外部に持ち出せない場合。
作品数で困ってしまうケースもありますよね^^;
「作品数は多ければ良いものでは無い」ですが、最低限度の数は必要でしょう。
(噂によると10個位らしい。でも業種によって変わると思います)
この場合、『自宅で自分のスキルをアピールできる作品をつくる』必要性が出てきます。結構、骨の折れる作業になりそうです。。。
なので、早いうちからコツコツと会社とは別の作品作りをしておくと良いですね。
趣味や勉強の為の自主制作なんかはモチベーションもアピールできるので最高でしょう。または、デザインコンペやクラウドソーシングで実績やお金を稼ぎながら作品を増やしていくのが有効で効率的だと思います^^
ポートフォリオの種類
また最近のデザイナーの就職活動では2つのポートフォリオを持つことを推奨されています。『製本ポートフォリオ』は昔からずっとあるので、新卒時に作成した人がほとんどですよね?それに加えて最近では業種に関係なく『webポートフォリオ』を使った転職活動が盛んになっています。
新卒デザイナーの就職活動用のポートフォリオではそれ自体、結構凝った作りのモノを用意したと思いますが、転職用ポートフォリオではやっぱり作品や自分自身の経歴を優先して作りがシンプルなモノが主流でしょう。A4サイズのPDFを送信するかweb上のポートフォリオがほとんどのはず。
30代では業種によって、「ウェブポートフォリオは持っていないよ・・・」というデザイナーの方も少なからずいると思いますが、これを機会に作成してみては如何でしょうか?きっとあなたの転職活動を助けてくれますよ。
まとめ
以上。【転職用ポートフォリオ】に求められる重要な3つの事でした^^
「自分の写真」「プロフィール」「作品の見せ方」を今一度確認してみて下さい。
ポートフォリオの作品数や種類のお話も、既にしてたとは思いますが、この記事が少しでもあなたの参考になれていると嬉しいですσ(^_^;)
ポートフォリオ作成はかなり大変だと思いますが、陰ながら応援しています。
でわでわ、良いデザイナーライフを(o^∇^o)ノ!
お互い楽しんでいきましょう♪
【関連記事:転職活する際は年収交渉の準備は忘れずに!】
ちなみに『自分に合った転職先を見つける』ことも大切ですが、転職先が見つかったら次は『年収交渉』をしっかりやりましょう。
周りに何人も転職経験者がいる人は知っていると思いますが『年収交渉によって想像以上にお給料の待遇は変わる』ものですよ。
それを知っているか、知らないかで本当に年収が変わってきます^^;
転職するなら必ず『年収交渉』の準備もしっかりしておきましょう!