【デザイナーは独立しやすい仕事?】週末プチ起業のススメ
デザイナーは経営者と同じ種類のお仕事ではないでしょうか?
企業でインハウスデザイナーとして働いている人、デザイン事務所で働いている人なら一度は『独立』を考えた事があるはずです。
ビジネスとは、『ユーザーの求めているものを分析する。その問題解決方法を考える。サービス、モノをつくる。そしてそれを告知して売る。』というプロセスの活動。
一方デザイナーのお仕事には、
『今どんなモノが求められているのか?世の中のトレンドはどう動いているのか?これから何をつくるべきなのか?どういう形、色のものが売れやすいのか?』一つ一つのデザイン作業の中にはマーケティングの真髄が詰まっています。
本当に楽しい仕事ですよね^^?
これはまさしく経営者と同じ種類のお仕事。(勿論、サービスやモノをつくる意外にも経営者には求められる事が多いので完全イコールではありませんが^^;)
デザイナーは独立する人も多い職業です。
なんたって「モノを創る」ことができる職業なのは強いですね。
最近では『クラウドソーシング』サービスなどでもお仕事を受注できるので、フリーランスデザイナーとして生きていく選択も以前よりも圧倒的にハードルが下がってきています。今はデザイナーにとって本当に良い時代だと思います。
しかし逆に、デザイン事務所やプロダクションでは外注されるお仕事が減ったり、コスト削減を求めらたりする厳しい流れができてしまっています。そこで雇われているデザイナーさんは中々苦労していると思います。中には若いうちから『独立』を考えている人も多いでしょう。
今日はデザイナーの独立についてのお話し。
独立といっても、「よしっ!明日から退職してデザイナーとして独立するぞ!」といったストイックで思い切りの良いパターンではなく、デザイナーであれば週末を利用してプチ起業をしませんか?という、ユルイ感じの起業パターンです^^週末プチ起業をすることで得られるモノ・学びは本当に沢山あるので、僕は全てのデザイナーはチャレンジすべきだと考えています。きっと現在働いている会社の仕事にも良い影響があると思うんですよね^^
「働く環境を選択できる」という柔軟性
今の時代、どんなに大きな企業に勤めていても「安定している」とは言えません。ぼくの知り合いにも「会社が買収されてしまって、今転職を考えているんだ・・・」という方がいます。 子会社化されるって結構シンドイんですよね。。。「新卒で入社した会社が実は経営的にマズイ状態だった・・・」と早々に気付いてしまった運の悪い新入社員もいるでしょう。ひょっとしたら、今あなたも、不安や危機感を感じているかもしれませんね。
これはデザイン系の会社だけの話ではありません。
未だ、「雇われている」という状態に危機感を感じていない人も大勢いると思いますが、どんな企業も「安定している」と言えない社会の現状では、「いつでも働く環境を選択できる柔軟性」を身につける事が大切だと思います。働いている会社の動向が怪しくなったら、いつでも他の会社に転職できるスキルを身につける事は誰しもが大切だと理解しているでしょう。ですが、たとえ転職できたとしても「雇われの身」には変わりありません。
しかし、独立して「自分の手でお金を稼ぐ」事ができれば、働き方の選択肢は一気に広がります。雇われの身でお給料を貰っているだけの人とは違った視点や可能性が手に入ります。
これは実際に経験した人ではないと分からない感覚かもしれませんが、『毎月会社から支払われる50万円のお給料』よりも『初めて自分の手で稼いだ3千円』の方が100倍嬉しいものです。(実体験)
それはきっと、「自分ならいつでも働く環境を選択できる」という自由と自信が得られるからだと思います^^週末プチ起業で得られるモノはまさにプライスレスですね(笑
デザイナーは独立しやすい職業
デザイナーは1人でも「モノを創れる」ので、フリーランスとしても働きやすいです。
そして、『デザイナーの独立』と聞けば、「企業やデザイン事務所で経験を積んでクライアントとの人脈を築いて独立する」というのが最も一般的だと思います。
実際に多くのデザイナーさんがこの方法で独立しています。
この場合、やはり「仕事をどこから受注してくるのか?」が重要ですよね。
しかし、先ほども少し触れましたが最近では『クラウドソーシング』などネット上で仕事を受注できるサービスがあるので、昔のように「なかなか仕事が見つからない・・・」と言った問題は最早、心配ない時代です。
問題になるのは「如何に高単価な案件を見つけるのか?」や「自分の得意分野で、如何に楽しく仕事をして生計を立てられるのか?」といった事ですよね?こればかりは答えが無いので、各々試行錯誤する必要があるでしょう。
【関連記事:クラウドソーシングについて】
『商品を売るのか?』『自分の時間を売るのか?』
ビジネスには大きく分けると、2つの売るモノが有ります。
この売るモノの違いは、「経営者の給料は高くて、従業員の給料はそれよりも大分低い」理由にも繋がります。(上手く機能している会社に限ってのお話しですが・・・)
デザイン事務所を設立する。クラウドソーシングで生計を立てる。
これは、いずれもクライアントからデザインする仕事を受け、あなたが自分の時間を使ってデザインし、アウトプットの成果をクライアントに買って貰うビジネスとなるでしょう。つまり、どちらも『自分の時間・労働力を売っています』
一方、ビジネスが成功していて、高給取りの経営者は『自社商品を売っています』従業員には商品を作って貰う代わりに、その労働力を買い取ります。会社の売り上げは従業員全員の労働の賜物ですが、資本主義経済の中ではその売り上げは全て経営者のモノとなります。
一日は24時間。誰しも平等に与えられますが、それ以上には決して増えません。3日間、寝ずに働いても売れる労働時間は72時間がマックスです。労働力という時間は有限で、どんなに頑張っても増やせません。(徹夜をするデザイナーさんは少なくないですが、無理しすぎると確実に体を壊します><)
商品は生産さえすれば無限に増やせます。工場を増設したり、従業員を増やしたりすれば、生産できる商品は簡単に増やせます。ネット上のコンテンツやデジタルデータなどは簡単に複製できるので、それこそ無限に増やせますよね?
また、ここで言う商品はモノだけを指すものではありません。
体験や信頼、コミュニティーやブランドなど、形はなくても価値があるものは沢山あります。有名デザイナーやアーティストなどは、デザインする労働力・作品をつくる労働力を売っている訳ではなく、そのネームバリューを売っているビジネスでもあるでしょう。
『商品を売るのか?』『労働時間を売るのか?』
この2つは 決定的な差です。そして「経営者の給料は高くて、従業員の給料は経営者よりも大分低いという違い」でもあります。少しでも『起業』を考えているのであれば、この2つの違いをしっかり意識していた方が良いと思います。
どんな商品を売ればいいのか?
「商品を売ればいいのは分かったけれど、どんな商品を作ればいいの?」と悩んでしまい、頭と手が止まってしまう人も多いかもしれませんね。答えは無限に有りますが、とても難しい問題です。。。一朝一夕で簡単に見つかる訳も有りません。
だれも通った事が無い、先が見えない道を勇気を持って進む必要があります。
この問いに自分に課し、考え・行動し続ける事ができるか・できないかの差が、『経営者や成功しているデザイナー』と『雇われ不安定な従業員』の差を生んでいる本質だと僕は考えています。答えを見つける為には、手を動かしながら考え続けるのみ。迷っていても何も生まれません。まずは何でもいいので自分のできる事から始めましょう。
最初は週末の小さな一歩で構わないのです。
たとえ数百円、数千円でも見える視界は確実に変わります。
「商品を創って。告知して。売る。」というチャレンジをしてみませんか?これは今後、デザイナーとして働いていく上で必ず糧にできる経験です^^
最後に
インターネットが十分発達した今の時代。
『労働力を売る』という事は本当に簡単になりました。
『商品を売る』チャンスも沢山あります。
確実に、個人の働き方の自由度は大きくなっています。
しかし、チャレンジする人は意外と少ないものです。ちょっと勿体ないですよね・・・やっぱり最初の一歩を踏み出すのは相当の覚悟がいる事なのでしょう。最も億劫なのは最初の一歩。「その後は勢いでどうにかなる」と僕なんかは思っているのですが、どうでしょう?
特に「モノを創れる」デザイナーは間違いなく独立しやすい職業です。
週末のプチ起業で、
■「自分ならいつでも働く環境を選択できる」という自由と自信
■「自分の時間ではなく商品を売る」という視点
を手に入れませんか?そうすれば確実にデザイナーというお仕事が今よりさらに楽しくなると思いますよ。でわでわ、良いデザイナーライフを~^^
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