「インハウスデザイナーはやめとけ」はもう古い!逆にオススメの理由
「インハウスデザイナーになるのはやめた方が良いのかな?」
もしこんな風に思ってしまっていたらちょっと待って下さい!
「インハウスデザイナーを目指すのはダサい」
「インハウスデザイナーは実力が低い」
「インハウスデザイナーは将来性がない」
確かに今から10年以上前にはこんな声がデザイン業界内でありました。
「優秀なデザイナーは有名デザイン事務所や広告代理店を目指すべき!」という雰囲気があったのです。
ひょっとすると今でもこう言う意見の年配デザイナーの方がいるかもしれません。
ですが時代は変わり、今では「インハウスデザイナーはやめとけ」というのはナンセンスな状況です。
むしろ「インハウスデザイナーを1度は経験すべき」という意見の方が多いでしょう。
今、多くのデザイナーがインハウスをオススメするには幾つか理由があります。
ここでは3つ紹介しますね。
①デザインに力を入れている企業が増えた
ご存知の通り時代の進化でマスコミや出版業界、ものづくり系の業界など今まで主流だった産業からIT系のビジネスへパワーが移っていますよね。
そして最近のIT企業は自社内にデザイン部署を持つ会社が増えています。
ビジネスで成功している会社ほどデザインが洗練されていることが殆どなので、インハウスデザイナーの重要度が増しています。
最近では「銀行」でもIT化に伴いデザイン部を発足するなど、その勢いはどんどん加速していると感じます。
今でもインハウスのデザイン部は正直言ってピンキリですが、「自社でのデザイン開発に力を入れている会社」が増えているのは確実です。
②ブランディング業務に深く関われる
インハウスデザイナーがSNS運用業務を兼ねるケースも増えてきました。
受託業者としてではなく、自社サービスのブランディングを継続的に経験できるのはデザイナー自身にとっても大きな学びの宝庫です。
「美しいデザイン」「ユーザーが使いやすいデザイン」などの今までデザイン業務のコアだった部分プラスして、コンテンツのバズらせ方やブランドコミュニケーションなどビジネスを拡大する上で強力なスキルを得ることができます。
これはデザイナーとしてのキャリアを考える上でも武器になるのは間違いありません。
③デザイン以外の仕事にも手を出せる
インハウスデザイナーの大きなメリットとしてキャリアの安定性があります。
商品企画やマーケティングなどデザイン関連部署と日々連携しながら働けるので、デザイン以外の知見も増えるのです。
「デザイナーのピークは35歳」なんて言葉もあるくらいなので、社会人として65歳〜70歳まで働くとなるとある程度の幅を持たせた専門性が必要です。
経営に近い領域で「何でも屋」という選択肢があるのはインハウスデザイナーの特権です。
まとめ
上記の様に時代と共にデザイナーを取り巻く環境は大きく変化しています。
今では「インハウスデザイナーはやめとけ」というのは古い価値観なので、もしもあなたがインハウスデザイナーを目指す際の気がかりになってしまっているなら忘れてくださいね。
むしろ「インハウスデザイナーを1度は経験すべき」というのが主流です。私自身、インハウスデザイナー歴が長いのですが良い経験ができたと満足しています。この記事があなたのキャリアの参考に少しでもなったら嬉しいです。