自己ブランディングの大切さ。給与が何倍も変わるかも?!

今日は自己ブランディングの大切さについて書きます。

実は、海外に住んでいて思ったのは、「私も含め日本人の多くがブランディングを大切に思っていない」ということでした。

「まーたブランディングかよ事あるごとに….はいはい。」とため息が出るかもしれませんがまあ聞いてください。

あなたは、「なぜブランディングが大切なのか」を考えたことがありますか?

これをしっかり考えておかないと、「一生懸命働いてもスキルが上がっても、給与が上がらないし安月給のまま」なんてことが平気で起こっていしまいます。まさに、今の日本のサラリーマンのようですね….;

オーケストラの演奏者が、ドレスやスーツを着るわけ

クラシック音楽の演奏を聞きに行ったことはありますか?大規模なホールで行われるオーケストラのメンバーは皆びっしり決まったスーツや美しいドレスで着飾っていますよね?

一方で、街の演奏会やストリートミュージシャンはラフな格好をすることが多いですよね?

音楽というのは、報酬が言い値です。何時間演奏したからいくら、といった画一的な決まりがありません。価値が0にも100にもなるんです。

クラシック音楽というものの価値を高く維持するため、ヨーロッパの人たちが何百年もかけて築き上げたものが「ブランディング」です。

音楽なんて究極鼻歌でもいいし下手な人でもまあまあ弾けますし、タダで聴く方法だってあるでしょう?

ですが、音楽というものを価値あるものにするために、彼らは立派なホールを作り、立派な服装で、ピカピカの楽器を使って演出するのです。

そうやって、今やスマホでも聞けるようなクラシック音楽でも高い報酬で仕事を受けることができるのです。

箸の持ち方がなぜ大事か?

一時期「不登校Youtuber」の箸の持ち方が汚いなんて炎上してましたが、リプを見ていると大体の人が

「育ちが悪いのがわかる」

「見ていて気分が悪い」

などのネガティブな理由を挙げていました。そう考えてしまうと、子供だって「なぜいけないのか」理解できないのでは?

私も、箸の持ち方が悪いと親から殴られるばかりで、何がどうして悪いのかわからないまま大人になりました。

正しい理由はこうです。

「お給料を低く見積もられるかもしれないから!」

人間ってどうしたって見た目で判断する生き物ですよね。

例えば講演会を誰かにお願いするとして、

ダブルのスーツをビシッと着たマッチョの白人男性には何十万円も払うべきだと感じる、

クタクタの服を着た疲れた顔のアジア系には数千円でもいいか〜なんて思える、

なんてことはありそうな気がします。残念だし間違っていますけれどね!

箸やナイフやフォークの持ち方がよくないというのは後者で、「この人に与える給与は安くてもいいかな?」というイメージを相手に与える可能性があります。

フランスの一流階級はブランディングが上手いからお金持ちでいられる

せっかくですから、私が住んでいたフランスの話を持ち出してみようと思います。

フランスは格差がある国です。

これは残念な面でもありますが、合理的な一面もあります。

フランス人のお金持ちは礼儀正しく、所作が美しく、背筋が伸びていて歯並びが綺麗。さらにとても親切で気遣い上手です。寄付や社会貢献もします。

日本ではお金持ちや権力者は大体悪い奴としてドラマやアニメに出て来ますね笑。真逆かもしれません。

こういう高貴な振る舞いが、「この人は大事に扱うべき」という空気を作って、安い給与で買い叩かれることがないのだと感じました。

ご存知の通り、フランスの一流階級の人々は働きません!夏には一ヶ月近く休んでバカンスしますし、残業なんて一切しません!

自己ブランディングをうまくすれば、あまり働かなくても今より給与が上がる可能性があります。

私は大失敗していました…

私は日本で会社員をしている間、まさにこの失敗をしていました。

親から暴力を受けて育ったので人が怖かったですし、自分に価値がないと思っていました。

私は誰よりも努力し、会社に貢献しましたが、仕事をしない先輩より給与を低く見積もられ続け、悔しくて結局やめることにしました。

ブランディングに大事なこと

自己ブランディングに大事なことはなんでしょう?

ブランドものの服やカバンを身に付けることでしょうか?それは全然違います!!

(ちなみにフランス人はブランド物って買いませんよ。ZARA大好き。大金持ちでもないのに買うのってダサいから。)

自己ブランディングに大事なこと
  • 高貴な振る舞いをする
  • 人に親切にする
  • だらしない服装をしない
  • 清潔にする
  • 食事は背筋を伸ばして行儀よくする
  • 気弱な発言をしない
  • 頭が良さそうに見せる

こんな単純なことが大事です。

スキルアップ=給与アップでは全然ない

自分の経験から言わせてもらいますが、スキルが高くて実績があっても、ブランディングができないと給与は上がりません。理不尽ですが本当にそうです。

(本当に腹わた煮え繰り返る思いですけどね!!)

自己肯定感が低い人にはかなり不利になります。

(これも本当に腹がたつ!!!)

ですから、今より給与アップしたい時、普通の人は「スキルアップしよう!」という人が多いですが経験上意味がありません。

そんなことより「自分は賢くて高貴な存在です」とイメージ付けできるよう発言、行動しましょう。

今の職場ですでにブランディングに失敗している場合は、転職もあり

私のように、すでに職場でのブランディングに失敗し、実力以下の給与見積もりを出される場合には、転職もありです。

なんというか、すでに「おばか扱い」「情けない人」「気が弱そう」扱いの職場になってしまったら取り返せません。

一度リセットしてブランディングし直した方が給与アップの可能性がありますよ。(私はそうでした)

EL(エル)

日本でデザイナー7年→フランス住→帰国して1年のフリーランスデザイナーです。ブラック労働やうつ病も経験し、その頃はどん底でした。その後海外に行くことを決意。実行しました。特技はフランス語ですが、英語が全然できないポンコツです。こんど住むならロンドンがいいなと思っています。

0 0 投票
この記事の評価
通知設定
更新通知を受け取る »
guest
この記事の評価
記事内容の評価をすることができます。執筆者のモチベーションと記事改善に役立ちます
0 コメント
最新のコメント
最も古いコメント 最も評価されたコメント
インラインフィードバック
全てのコメントを表示する
0
質問があればコメント欄へお願いします!x