学校選びで失敗しない!デザイナーおすすめの大学5選!

デザイナーやクリエイターを目指す人にとって、大学や専門学校選びは難しいものですよね。

高校生にはちょっと早い話ですが、この業界は「将来どんな会社でどんな働き方をしたいのか?」考えて学校選びをしないと、いい会社には入れません。

他の学問だったら、どんな企業で働くか広く選べますよね。例えば経営学部だとしてもアパレルの流通部門…..なんかに就職も可能だったりします。

デザイナーやクリエイターはそうなりません!

美大卒の社会人は「なんでもできるサラリーマン」ではなく「創作のスペシャリスト」だからです。

そんなことを聞いて不安になったかもしれませんが、

「デザイナーの道を選んでうまくいかなかったら、将来どこにも就職できない」

なんてことは全くありません!就職希望者の成功率は他の学部と同程度です。そこは安心してください。

まあ、芸大卒生はイレギュラーで、「就職を希望しない」人が多かったりするので就職率で見ると低いんですけどね….。

 

おすすめ大学トップ5

数ある学校の中でも、クリエイティブに強く就職に有利な有名校トップ5を比較したいと思います。

 

多摩美術大学

言わずと知れた、人気デザイナーたちの出身校です。

竹中直人氏、佐藤可士和氏などなど。

就職先は名のある大手が多く、この大学に入っておけば、全ての企業に就職しやすくなります。

デザイナー界のエリート!

グラフィックデザイン、ゲーム・映像デザイン、Webデザイン、プロダクトデザイン….などの道に進む人が特に多いです。

私大なので学費がバカ高いというのが欠点というか…そもそものハードルになります。なんと年間約200万円!

倍率が高く入るのが難しいです。高校2〜3年生の時点から、デッサンの有名予備校に通う必要があります。(御茶ノ水美術学院などが有名、年間50万円弱)

学部 グラフィックデザイン、情報デザイン、プロダクトデザインなど
学費/年 1,889,000円~1,920,000円
Webサイト 多摩美術大学

 

 

桑沢デザイン研究所

こちらは3年制の専門学校なのですが、美大や芸大よりもハードルが低く、かつ実績がある学校です。

数あるデザイン系専門学校の中でもトップの信頼が置ける学校です。

専門学校は総じて入学試験のハードルが低い(書類選考のみ)のですが、桑沢はデッサン試験があるので、デッサン予備校に通う必要があります。

学部 ビジュアル、プロダクト、スペース、ファッションなど
学費/年 1,580,000円、2年〜3年次は1,280,000円
Webサイト 桑沢デザイン研究所

 

 

東京藝術大学

通称「芸大」。日本で唯一の、そして一番格式の高い国立芸術大学です。

上野公園内に校舎があります。

古くから著名な芸術家を排出してきました。

坂本龍一氏、福田繁雄氏、岡本太郎氏など。

高い倍率(15倍ほど)と留年数から、難易度は東大並みと言われます。5浪なんて当たり前!

国立なので、学費はずっと安いですね。

学部 芸術学部デザイン学科など
学費/年 642,960円
Webサイト 東京藝術大学

 

 

筑波大学芸術学部

ロボット工学などで有名な大学ですが、意外にもデザイナーを多く輩出しています。

特にプロダクトデザイナーなら有利になる学校です。

学部 芸術学群
学費/年 535,800円(+入学金267,900円)
Webサイト 筑波大学

 

カーデザイナー志望の方は別記事にまとめてあるのでこちらを参考にしてください。

 

 

文化服装学院

ファッションデザイナー志望でしたらこの学校が最もおすすめです。

著名な日本のファッションデザイナーのほぼ100%がこの学校出身です。

学部 芸術学群
学費/年 1,269,500〜1,479,500
Webサイト 文化服装学院

 

ファッションデザインの他の学校について知りたい場合はこちらを参考にしてください。

 

この5つ以外にも、もちろんたくさんの学校があります。

武蔵野美術大学、日本大学芸術学部、女子美などは有名どころですね。

いい学校に行けば、いい会社への就職率が高まるのは当たり前なのですが、銀行員などと違って、出身校と出世は関係ないのがデザイン業界です。

学費で希望大学に通うのが難しくても、就職してからのし上がるのは十分可能です。

ただ、専門卒より大学卒の方がいい労働環境(残業が少ないなど)の会社へ就職できる可能性が高まります。

デザインの内容云々ではなく労働環境を第一に考えるなら、有名どころではなくても4年制大学入るという選択肢がいいと思います。

 

学校を選ぶ際の注意点

デザイン業界では大きく分けて二つの選択肢があります。

  • 大企業・・・電通や資生堂など。大きい仕事が多いが、大勢でプロジェクトを進めるので一部にしか関われない。仕事環境や給与は良い。
  • 中小規模の会社・デザイン事務所・・・日本デザインセンターなど。大〜小まで様々な仕事を一人で担当できる。「自分がやった」と言える仕事ができる。長時間労働が多い。

学費や学力を無視して話すと、どちらの会社にも就職できるのは大学です!特に多摩美は就職で有利、というのが業界でなんとなく感じるイメージです。

専門学校は試験のハードルや学費が低いですが、大企業ではあまり募集がかかりません。

 

学費のこともあって、なかなか希望の大学に入るのは…というか受験までたどり着くのも難しいですよね。

私も、多摩美に行きたかったけれど、親に「お金は出せない」と言われて悔し涙を飲みました。結局専門学校に進学したのですが、大手デザイン事務所に勤めることができましたし、選択肢が狭まるといっても絶望することはありません。

専門学校を選ぶ際は、実はそれぞれの学校に大きな違いはありません。2年制〜4年制の学校があり、自分の出せる学費と相談して決めた方がいいです。あと学校の雰囲気ですね!専門学校は校舎がビルの一部だったりするので、一度見学した方がいいです。

何年制を選ぶかは、やはり2年制だとデザイナーとして就職できる確率が減ります。印刷会社のオペレータや和菓子屋の店員になったり…なんて人もいますね。

 

大学も専門学校も、全ての場所を見学するのは無理ですし、インターネットで一軒ずつ調べるよりは、紙の資料を請求してみた方が早いし楽しいです。というか必須です。

チェックボックスで一気に資料請求できる便利なサイトがあるので、このサイトで資料請求した方が早いです。無料で利用できます。

有名美大や芸大を目指す人でも、必ず他の学校もチェックしています。

お金持ちの家なら東大並みの難易度の学校だけ何浪もして受験し続ける人もいますが…。

ほとんどの人がそうではないですし、トップ校だけではなくいろんな学校を比較しておくことが大切です。

EL(エル)

日本でデザイナー7年→フランス住→帰国して1年のフリーランスデザイナーです。ブラック労働やうつ病も経験し、その頃はどん底でした。その後海外に行くことを決意。実行しました。特技はフランス語ですが、英語が全然できないポンコツです。こんど住むならロンドンがいいなと思っています。

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