エディトリアルデザイン事務所でアルバイトすると役に立つ!経験談

エディトリアルデザイナーになるなら、学生のうちからデザイン事務所でアルバイトするのがとても有利です。

じゃあどんな職場なの?時給いくら?どんなことをするの?

という疑問を持っている人も多いのではないでしょうか?

今日はその疑問に答えたいと思います。

 

エディトリアルのデザイン事務所でアルバイトした話

私がアルバイトしていたのは学生時代の約9ヶ月です。

通っていた学校に来ていたアルバイト募集に応募して、即働くことになりました。

エディトリアル業界の中ではかなりの大手で、有名な雑誌をいくつも持っていました。

 

アルバイトしようと思ったきっかけ

正直、エディトリアルデザインに興味はありませんでした笑。

普通は雑誌に興味がある人がアルバイトに応募するんですけど。

私はどこでもいいからデザインの現場を体験してみたくて、ちょうど来ていた求人に応募しました。

学生をアルバイトとして雇ってくれるデザイン事務所ってかなり少数じゃないですか?他に選べなかったんです。

 

どうやってバイト先を見つけたの?

学校に来ていた求人に飛びつきました。

あなたの学校にもアルバイトやインターン情報が掲載される掲示板などあるのではないでしょうか?

バイトルとかタウンワークみたいな求人サイトには載りません。探しても意味がないです。

専門性が高い仕事ですし、求人掲載料がかかる雑誌などで募集するより、学校に求人を出した方が確実ですからね。

とはいえデザイン系のアルバイトってかなり希少でチャンスが少ないです。

この事務所の他には、ディズニーランドの補修作業員なんて仕事もありましたよ!

他には同級生で、知り合いや仲のいい先生のつてで、デザイン事務所にインターンとして働かせてもらった人もいました。

 

アルバイトに採用されるコツ

私は運が良かったのだと思います。

エディトリアルデザイン事務所ってあまりに忙しいので、人が足りないともう回らないんですよね。

で、ちょうど人が足りなかったらしく、電話したら即採用・明日来て!…という感じでした。

でも大切なのは、周りの人に「実力があって真面目」だと評価されておくべきだということです。

学校の先生なり、学校の先輩なり、どこかしらで繋がっているので、不真面目な人は噂で広がってしまいます。

私のクラスメイトはそれで不合格になってしまいました。

あとは運やタイミングですね。

 

仕事時間と給与はどうだったのか?

仕事時間

学校が終わったあと(13時から16時)から、翌朝7時ごろまでです。

本当です。

およそ連続18時間勤務ですね。

きちんとした休み時間もありません。

仕事の合間にバームクーヘンとかファミチキ食べてました。

仕事が終わる時間は朝4時という時もあれば、昼の12時なんてこともあります。

私はなかったですが、昼の12時から、翌日13時まで働いた子がいました。

連続25時間勤務です。

体力がつきますよ〜笑

 

給与

日給でした。

5000円です。

マジです。

18時間だろうが25時間だろうが5000円しかもらえません。

とんでもないブラック。ピュアブラックですね笑。

でも求人を出せば応募がたくさん来る人気の職場なんですよね。

 

仕事内容はこんな感じ

アルバイトの仕事

  • 電話番
  • 清掃
  • 打ち合わせ時のお茶出し
  • 大量の写真のデータ処理(解像度とか色調整)
  • 写真の切り抜き
  • その他雑用

電話番といっても、夕方から翌朝までひっきりなしに電話が掛かり続けます。

編集者からかかって来るんですけど、漫画「働きマン」って知ってます?

ああいう、忙しすぎてイライラしている人から真夜中に急ぎの電話が何本も来るんです。

超早口で聞き取れないんですよ。

「主婦の友社の○○担当の○○です○○さんいらっしゃいますか」とか。早口言葉のように言われます。

クライアントの会社名や担当者名をあらかじめ把握しておかないと、全然メモできなくてパニックになります。

それだけでも結構な重労働です。

 

清掃はまあわかる。けど徹夜してやること?笑

 

お茶出しもまあわかる。でもお金がなくて徹夜中のボロボロの学生ですよ?

きちんとしたクライアントとの会議でマナー講座もなくいきなりお茶出しってなんかシュールでした笑。

 

本業は写真の処理です。これが本当に大変です。

一晩で何千枚かの写真を、指示通りに処理。

編集部からのレイアウト表に書かれた番号を写真の名前につけたりします。

最悪なのは切り抜きです。

雑誌ってよく、モデルの写真や雑貨の写真が切り抜きで、○日コーディネート!みたいに掲載されていますよね?

モデルの写真を綺麗にパスで切り抜きします。何百枚も。

ちょっとトラウマになるくらい大変ですよ。

もちろん、写真処理なら任せろ!ってくらい仕事が早くなりました。

就職した後でもかなり役に立ちましたね。同期よりよっぽど仕事が早くこなせるようになります。

 

その他びっくりすること

仕事以外にも大変なことはあるんです。

社員がイライラしている

毎晩徹夜している社員たちが当然のようにイライラしています。

本当はいい人たちなんですけど。

パソコンがやたら古い

とにかく忙しくて毎日必死な職場なので、パソコンが古いままでした笑。

新しく買い換える暇さえないみたいです。

お金は儲かっているみたいなんですけどね。

10年以上古いモデルを使わされました。

毎日何度もフリーズするし、いきなり初期化したこともあります。

当然効率が悪いです。

それを改善しようというような優秀なディレクターが足りていないのかな。

社員全員がデザイナー職だったので、効率化できる人がいなかったです。

これも結構ストレスでした。

古いパソコンの使い方とか直し方はバッチリ身につきました。

あとはパソコンの整備の大切さがわかるので、独立した時にちゃんと備品管理しようと思えました。

経験が生きました。

 

就職で役に立つこと

アルバイトして下積みしておけば、ほぼ100%そのままその事務所に就職できます。

エディトリアルデザイナーとして働きたい人には大変有利です。

就職試験では倍率が高いですが、バイトとして入社すれば競争率が低いです。

私は、エディトリアルデザイナーではない道を選んだのですが、

厳しい現場を体験していたので困難があっても平気で乗り越えられる強さを身につけていました。

厳しい状況でも文句ひとつ言わずにこなせる、甘えない。誰よりも努力できる。

そんなデザイナーになれます。

単純作業を効率よく早くこなせる能力が学生では飛び抜けていたので、ポートフォリオや就職試験用のデザインもどんどんこなせるんですよ。

クラスメイトの調子の悪いパソコンを直してあげたり、先輩の仕事を手伝うなんてことも学生時代にしていました。

就職氷河期で、同学年ではデザイナーとして就職できない人もいたのですが、受かった会社以外にもスカウトを受けたことがあります。

もちろん、バイトをするのにおすすめなのは「エディトリアルデザイナーとして就職したい人」です。

ただ、他の道に進みたい人でもがっつり技術がつくのでいい職場だったと思います。

上を目指す人にはおすすめの職場です。

EL

「デザイン業界の歩き方」運営の一人。フランス住→帰国して1年 フリーランスデザイナー。特技はフランス語だけど、英語が全然できないポンコツ。でもこんど住むならロンドンがいいなと思ってる。

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