「将来が不安だ・・・」そんなデザイナーの共通点とは?

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「グラフィックデザイナーの将来性は?厳しい?」

「Webデザイナーは将来どんなキャリアなの?年齢制限はある?」

「プロダクトデザイナーの将来はどうなるの?」

 

最近の若いデザイナーさんは『将来に対する不安』を抱えている人が多いです^^;

 

デザインを勉強している学生さん。

新人デザイナーさん。

30代の中堅デザイナーさん。

みんなそれぞれ業種や経験値が違えど、少なからず将来に対して不安を感じている様です。「不景気だ、不景気だ」言われる時代なので、それも仕方がない事でしょう。

 

しかし、

「将来が不安で仕方がない・・・」というデザイナーさんがいる一方。

「将来???う〜ん、まぁどうにかなるっしょー(笑」というデザイナーさん達も当然います。

 

この違いはどこからくるのでしょうか?

やはり『楽観的な性格』や『現在の収入』『育った環境』などの影響もあるでしょう。ですが、ここにはもっとシンプルな、そしてもっと重要な共通点が存在します。

 

今日はこの「将来が不安で仕方がない・・・」というデザイナーさん達の共通点のお話です。

 

将来に対する不安は、普段の働き方によって確実に大きく軽減出来ます。今後、「不安を感じずに楽しくデザイナーとして働きたい!」と思っている方の参考になれば幸いです。

 

将来に不安を感じているデザイナーさんの共通点

①1つの専門スキルしか持っていない

②1つの会社(業界)でしか働いたことがない

③1つの仕事に収入の全てを頼っている

 

上記3つが当てはまってしまうデザイナーさんは、ほぼ間違いなく将来に対して不安を抱え易いと言って良いでしょう。変化が激しく、大きい会社も潰れてしまうような時代なので、何事も『1つしか持っていない』というのは非常にリスキーな選択だと感じますよね?

 

 反対に、

将来に不安を感じていないデザイナーさんの共通点

①複数の専門スキルを持っている

②複数の会社(業界)で働いたことがある

③複数の仕事から別々に収入を得ている

 

こんなデザイナーさんは、どうやら性格や現在の収入に関係なく「まぁ、将来どうにかなるよね(どうにか出来るさ!)」と考えている人が多いようです。

 

キャリアアップ転職を繰り返しているデザイナーさんや、思い切って海外に飛びたしたデザイナーさん。はたまた会社の仕事とは別にフリーランスとしても働いているデザイナーさんなど、ポジティブで前向きな方がほとんどですね。

 

もちろん「どうすれば、もっともっと楽しく働けるのだろうか?次は何をするべきなんだろう?」そんな悩みは持っていますが、「将来が不安で仕方がない・・・」という様な息苦しさは感じていないでしょう。

 

大概のリスクに対応出来る『自信』を持っているのかもしれませんね?

 

これからの時代は『複数のスキル・経験・収入源』が超重要!

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20年〜30年前であれば、

『1つの専門性を身につけよう!手に職をつけよう!』

『安定した会社に就職しよう!』

『1つの仕事に集中しよう!』

これで不安の大部分は解消できたでしょう。

良い時代でしたね^^;

 

でも、現在の日本社会を注意深く観察すると『1つのスキル』『1つの会社』『1つの仕事』に依存しているデザイナーさん達が「今後どうなってしまうのだろう・・・」という不安に押しつぶされそうになっていたり、実際に少しづつ生活が苦しくなってしまっている様です。。。

 

古い価値観の人達にとっては、世の中がイージーモードからハードモードに変わってしまったのでしょう。これはきっとデザイン業界に限った話では無いはずです。

 

『複数のスキル』『複数の会社経験』『複数の収入源』

確実にこれらが重要な時代に突入しています。

すこし大変ですが、個人個人リスクマネジメントとして対応していきましょう。

きちっと対処さえすれば、いつの時代も楽しく働く事が可能です。

 

対応策①:複数の専門スキル習得 

「専門はお菓子のパッケージデザインですが、ウェブデザインも少し出来ます!」

「専門はUIデザインですが、1人で実装出来るプログラミングスキルあります!」

「専門はプロダクトデザインですが、ライターとして製品の紹介文も書けます!」

「専門はウェブデザインですが、実は漫画も少々描けます!」

 

専門分野と関係があろうが無かろうが、上記の様に複数のスキルを持っているとお仕事の幅がもの凄く広がります。最近はインターネット上でのデザイナーと会社や仕事とのマッチング精度が上がってきているので、『特技』を生かし易い環境になってきています。

 

『複数のスキルを持った人』にとっては、以前よりも活躍できる場やチャンスが増えている点は良い変化ですね^^

 

若い20代、30代前半のデザイナーさんであれば、戦略的に『他の業種』や『他の業界』への転職を考えても良いかもしれません。

 

転職が難しい場合は、『クラウドソーシング』で2つ目のスキルを勉強しながら『副業』という形も1つの賢い選択だと思います。個人で勉強するのも良いですが、やはり早い段階で『実践』を積んでしまうのが一番でしょう。

 

対応策②:複数の会社で働いて経験を積む

 「デザイナーは転職を繰り返しながらキャリアアップする職業だ!」

今でもこの考え方のデザイナーさんは多いですが、今後は益々増えていくでしょう。

 

会社によってデザインに対する考え方もプロセスも全く違います。

様々な視点からデザインする経験は、確実にデザイナーを成長させてくれます。

 

日本はまだまだ『終身雇用』の考えが根強く、転職に対してネガティブな意見をもった年配の方々(親や上司)がいると思います。時には保守的な意見を言われるかもしれませんね。

 

しかし、どう考えても『1つの会社しか知らない』というのはリスクです。

 

転職を望んでいない場合も、『コワーキングスペースに何度か通ってフリーランスの方々と会う』『インターネットサービスを利用して個人でも仕事を受注してみる』『知り合いのオフィスを見学させて貰う』など、世の中には色々な会社、色々な働き方があると実感することが大切でしょう。

 

対応策③:複数の収入源を持つ

これは前述の①と②を真剣に取り組めば、自ずと達成出来るはず。

 

『2つ目の専門職の仕事からおこずかい程度だけど収益が発生する』

『個人で仕事を受注したら案外稼げてしまった』

『人脈が広がったら自然と会社以外の仕事がみつかった』

こんな事は普通にあり得ると思いませんか?

 

複数の収入源があると「本業で何か起こっても、取り敢えずの生活費位は当面確保出来そうだ!」という安心が生まれるでしょう。更にはその安心感から「本業での上司やクライアントから受けるプレッシャーも軽減される」ケースが多いようです。

 

まとめ:『不安』は放置せずしっかり対処しましょう!

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『不安』の感情は『生存本能』です。

 

『不安』を感じるのは悪いことでは無く、むしろ良いことです。

『不安』を感じる様だったら、あなたの身に確実に危機が迫っているのでしょう。

『不安』に押しつぶされて、縮こまっていては状況は悪くなるばかり。

『不安』は『複数のスキル・経験・収入源』があると途端に消えてなくなります。

『不安』を原動力として、是非行動を起こしましょう!

 

 

 ではでは、今日はこの辺で。

それでは今後も良いデザイナー人生を^^!

 

 

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carbon

プロダクトデザイナー:新卒で大手インハウスデザイナー→フランスで3年働く→東京へ帰国したが働き方に疑問を持ち転職→テレワークをフル活用し湘南の海側へ移住→複業スタイルで新しい働き方にチャレンジ中!