【実は専門学校卒の就活は厳しい?】高い就職率の嘘とリアルな裏話

実は専門学校卒の就職活動は内定が貰えず泥沼化してしまうケースが多いです。

特にクリエイティブ系の専門学校は注意が必要!

どうしても希望の専門分野で就職が決まらないことだってあります。

 

「専門学校は就職しやすい」というのは半分本当で、半分は嘘なんですよね。

 

事実、文部科学省の調査では専門学校を卒業した人の就職率は79.4%、大学を卒業した人の就職率は78.7%となっています(令和2年)

 

この数字上は「専門学校は就職しやすい」と見えるのですが、コレは全ての専門学校でみた時の数字。

 

確かに医療、看護系など資格が必要な職業の専門学校では就職率が高いです。

 

一方でクリエイティブ系の職業では、専門学校で学んだ分野に就職出来るのは50%ほどしかいないというケースも多々あるのです。

「学校が発表している就職率にはカラクリがある」という話もありますし、90%越えの数字をそのまま受け止めて安心してちゃダメ。油断大敵、気を引き締めていきましょう。

 

専門卒で就職出来ない。よくあるケース

新卒就活の失敗は色々な理由がありますが、最も多いパターンはこんな感じ。

 

就職活動の年になり、周りの様子をうかがいながら就活をスタートしたのは良いけれど、いまいちどうやって行動すれば良いのか分からない。なんとなく戸惑っているうちに、気がつけば周りには内定を貰って浮かれモードの少人数のグループができています。早い同級生は卒業1年以上前の2月か3月には決まってしまうんです。

 

一方ではまだまだ就職活動を始めてもいないお気楽な友達も居います。

「まぁ、まだまだ就活は始まったばかりだし大丈夫だよね!?」

そんな不安半分、安心半分な心持ちな状況がしばらく続きます。

 

でも夏が過ぎ、秋になったかと思うと急に冬が来て、就活後半になると状況が一気に変わるのです。

 

就職を完全に諦められる友達は開きなおっているけれど、「今年就職しなければヤバイ」と思っている自分はものすごく焦りはじめます。

 

不思議なことに「就職しなくても食べていける人」っているんですよね。

羨ましいけど、そんな同級生のペースに合わせちゃうのが就活失敗の落とし穴なのです。

 

この頃には専門学校の先生たちも「就職希望者はみんな内定を貰ったよね?」という体で授業をする様になるのです。

「えっ?急になんなのこの雰囲気、、、」って裏切られた気持ち。

大人って急に態度が変わる社会的生き物ですからね。世知辛い。

 

そうすると本当に虚しい感情になって「世の中には自分の味方は誰もいないんじゃないか?」なんてネガティブな事を考えちゃう。そして、弱気になれば成程に内定が貰えなくなって焦ってしまい、何をすれば良いのか分からなくなっちゃって、どんどん自信喪失して撃沈してしまう、、、

 

毎年こんな学生さんがたくさんいるのです。

どうにかしてこの最悪のケースを逃れましょう。

 

沢山の企業から内定を貰える人の特徴

全然内定が貰えなくて困っているのに、横を見れば「就職活動楽しい!いっぱい内定貰って自己肯定感爆上がりじゃん!」っていうイケイケ勢が居ます。

 

ほんと世の中は不公平だなって思いますよね?

 

理不尽な現実を良く観察したら、内定を貰える人って2つの特徴があるんだって分かりました。

 

1つ目は、とにかくスタートダッシュが激速。

就職活動って1年間くらいある長距離走だと思われるんですが、実は30メートルくらいの超短距離走なんですよ。

 

最初の5歩で先頭に立っていたらそのまま1着ゴールイン!なのです。

ウサインボルトだって1歩目で転んでしまったら、普通の高校生相手にだって挽回できない超短距離走。

 

「就活は早め早めの準備が大事だぞ」って耳タコですがシンプルな必勝法なのは間違いありません。

 

2つ目は、内定が次の内定を呼ぶ法則

ちょっといきなり何を言うんだ、って思うかもしれませんが「就職と恋愛」って似ていると思いませんか?

 

彼氏彼女ができると急にモテ始める。

結婚してからモテ期が来た。

貴方もこんな話を聞いたり、実際に体験したことがあるかもしれません。

 

「異性にモテている」という事実が「モテを呼ぶ」

コレは人類を含めた全ての生物に当てはまる真実なんですって。

実際に幾つかコレを証明する論文もあるのです。グッピー理論が有名ですね。

 

就活も全く一緒。

内定が次の内定を連れてきてくれます。

どうやらモテも就活も「余裕感」が超大切みたい。

 

なので、専門職や第一志望の会社に拘らずにまずは1つ内定を貰ってしまうのが勝ちパターン。

 

理想的には第一志望の会社を受ける前に、最低一つは内定を貰っておくのがベストです!

 

「希望している専門職の就活」と「滑り止め就活」を効率的に進めよう!

最近は人材難の会社も多くて新卒売り手市場なので、スカウト型の就活が盛んです。

一番有名な キミスカ はご存じですか?

コレを上手に利用しない手はありません。

もちろん他の類似サービスでもOKです。

 

向こうからスカウトしてくれる会社ほど、内定を貰いやすい会社はないですよね?

こちらで手堅く内定を貰うための「滑り止め就活」を効率的に進めましょう。

 

あと、何よりスカウト型は最初の1歩を相手企業からコチラへ歩み寄ってくれるのが専門学校の学生さんにとっては特に相性が良いんです。

 

何故かと言うと、

クリエイティブ系の専門学校に通ってる学生さんって引っ込み思案な性格が多いから。

「手に職をつけよう」って考える人って職人気質っていうか、内に秘める性質があるんですよね。

 

イケイケ大学生で「将来は営業職目指すぜ!」ってタイプは自分からガツガツ就活を進めるので「下手な鉄砲数打ちゃ当たる戦法」でどうにかなるのです。

 

が、引っ込み思案タイプはなかなか就活で最初の1歩が踏み出せないんですよね。

「どの会社を受ければ良いんだろう?」って永遠に悩めちゃう。

最初のキッカケさえあれば上手くいくのにとっても勿体無いのです。

 

さらに、

「専門学校卒って潰しが効かない」って思い込んでしまっていませんか?

これは世間一般のイメージで、悲しい誤解です。

決してそんなことは無い!

 

意外と知られていませんが専門学校で学んでいる知識や経験って実は世の中の他の職業に応用できることも多いのです。

例えばデザイン系の学校から、商品企画や広報やデータ作成系オペーレーターなどの仕事に就く人もかなり多いんですよ。

なので、就活を始めると自分の全然予想していない方向からスカウトが来ることも多いです。

専門学校だからと言ってもあまり職業に拘らず、大卒の学生さんと同じように手広く滑り止めを確保しておきましょう。

 

結局のところ。

実は就活も恋愛も「好きだと言ってくれる人」と結ばれるのが1番良かったりするものです。

「愛されるより 愛したい」なんて歌もあるけれど、そんなのモテるやつの贅沢な願望ですよね!?

 

たとえ本命の会社や専門分野で就職できなくても、どこかで働いて食いっぱぐれなければ人生楽しめるものです。

焦らず余裕の心構えでモテにいきましょう!

 

ちょっと話が脱線してしまいましたが、最後にこの記事で言いたい事を簡潔にまとめますね。

クリエイティブ系の専門学校は特に就活大変だよ

・周りに合わせてると就活スタート出遅れるよ

・周りの大人は急に冷たくなるよ、気をつけて

・就活は超短距離走だと思って

・専門職に拘らずまずは1つ内定を貰おう

キミスカ は利用しなきゃ損

・就活も恋愛と一緒だよ

 

就職活動はホント大変ですが、攻略法だったり、辛くならない為の考え方を勉強しながら頑張りましょう!陰ながら応援しています!!!

carbon

プロダクトデザイナー:新卒で大手インハウスデザイナー→フランスで3年働く→東京へ帰国したが働き方に疑問を持ち転職→テレワークをフル活用し湘南の海側へ移住→複業スタイルで新しい働き方にチャレンジ中!

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