決定版【グラフィックデザインの料金表】見積もりでいくら請求すべき?現役デザイナーが作成!
フリーランスと個人事業主のグラフィックデザイナー向け、見積もり料金表です。
フリーランスグラフィックデザイナーの筆者が、実際の相場とJAGDA料金表から作成しました。
請求のコツとしては、請求内容に「デザイン代」「カンプ代」「フィニッシュ代」「修正費」「特急料金」などを記載して分けておくことです。
これをしないとクライアント側の無茶振りやペンディングによって赤字になることがあります!!
また、作業日数から計算するのは、おすすめしません。日本の職場に多い独特なやり方なんですが、気づかないうちに長時間労働を助長して、効率のいい仕事を目指す工夫を怠ってしまいます…。料金の目安にする程度に留めて、せっかくフリーランスなのですからなるべく効率よく仕事しましょう。
クライアントに説明する際どうしても必要な場合のみ、労働時間から逆算した料金を提示してみるのがいいですよ。
あくまで目安です。
最安でこれくらい…という値段ですので経験値や年齢によってもっとデザイン費やカンプ費を上げてください。自分を安く見積もらないで。
PDF版の方が文字がはっきりして見やすいです↓
- 修正費は何回でいくらなのか、特急料金はいくらなのかは最初の見積もりの際に記載して説明しておきましょう。
- 「カンプ」はデザイン案のことです。ほとんど完成のような形で(縮少可)見せるもののことです。鉛筆書きのカンプの場合はもっと料金を下げてください。
- 「フィニッシュ」はデザインを仕上げて印刷に適した形に処理し、入稿し、色校正するところまでです。これを別で記載しておかないと、ペンディングになった時いくらお金をもらうべきかわからなくなってしまいますのでご注意を。
- 料金は最低額で計算しています。カンプの数や経費でプラスしてください。
料金表は、JAGDAが作成したデザイン料金表と、実際の相場を加味して作成しました。
JAGDAの料金表は細かく良くできていますが、古いのと企業向けであることから、フリーランスであることを考え、まず8割前後の料金に落としてから、自分の仕事や友人の仕事、現在取引されているデザイン業務を参考にして上下させました。
注意
タダで仕事を請け負うのは、グラフィックデザイン業界の価値全体を下げることにつながるのでやめましょう。安くやればやるほど、あなたの仕事の評価が下がります。「簡単にできるんでしょ?」…と思われます。また、一度タダでやってもらったクライアントは、もうデザインにお金を払う気が薄れてしまうので後々の仕事に繋がりません。
Designer voice
知り合いから仕事を受けたのですが、途中からやりとりがなあなあになって、最終的にお金を払ってもらえなかったことがありました。信じられません。知り合いと仕事をするときにも事前に見積もりを出すなど気をつけた方がいいですよ。