【グラフィックデザイナーになるには?】現役デザイナーが解説!
グラフィックデザイナーのなりかたを、現役グラフィックデザイナーが解説します!
高校生でこれから進路を決める方、社会人でこれからデザイナーを目指す方。どちらにもわかりやすくまとめますね!
ここで言う「グラフィックデザイナー」とは?
- 広告
- ロゴ
- パッケージ
- 本
など、主に「紙に印刷するもの」をデザインする仕事のことをグラフィックデザイナーと言います。
よく間違われるのですが、
CGデザイナーやイラストレーターとは違います。
グラフィックデザイナーは、カメラマンなどに仕事を依頼しながらデザインを完成させ、印刷所にデータを納品するのがお仕事になっています。
グラフィックデザイナーに向いている人
- 努力家
- コツコツ作業が向いている
- 広告のデザインや芸術が好き
グラフィックデザイナーに向いている人
- おしゃれ好き
- おしゃべり好き
(忙しいですし話す時間より作業する時間が多いです。おしゃれとおしゃべり好きは辛くなるかもしれません。業界にもそういう人は少ないです)
学校
学校に行くなら
- 美大のグラフィックデザイン科
- 専門学校のグラフィックデザイン科
- 国立大学のデザイン系学部
このどれかに入学してください。
大学おすすめ
1.多摩美術大学
2.武蔵野美術大学
3.女子美術大学
4.日本大学芸術学部
5.大阪芸術大学
6.東北芸術工科大学
7.筑波大学
8.東京藝術大学
専門学校おすすめ
1.東洋美術学校
2.桑沢デザイン研究所
3.阿佐ヶ谷美術専門学校
詳しくはこちらの記事に写真付きで解説しています。社会人スクールもあります。
独学で勉強する
グラフィックデザインは一応独学でも勉強できます。
ただ、それだけで「グラフィックデザイナー」として堂々と就職できるか?というと、結構難しい気がします。
毎年美大と専門学校から卒業する約2万人のグラフィックデザイナー志望の学生と、肩を並べて就職活動しなくてはなりません。
デザインに関する学歴なしでも仕事をもらえる知人や、クラウドソーシングサービス、SNSなどをうまく使うのがコツかもしれません。
本などで独学で。。。という人はさすがに少数ですので、できれば社会人スクールには通った方がいいです。
グラフィックデザイナーの仕事の種類
エディトリアルデザイナー・パッケージデザイナーなどの言葉は聞いたことがありますか?
「何が違うの?」
と聞かれることがあるので、どのような違いがあるのか解説します。
エディトリアルデザイナーやパッケージデザイナーは、「グラフィックデザイナー」という職業の、一部になります。
エディトリアルデザイン・・・主に雑誌や本のデザイン。
パッケージデザイン・・・食品の箱や香水のボトルなどなど、包装のデザイン。
グラフィックデザイナーの仕事はかなり広く、細分化されています。
- 広告
- エディトリアル
- パッケージ
- ロゴ
など。グラフィックデザイナーは卒業後どの道に進むか選ぶことができます。
大体のデザイン事務所は専門的で、主に広告デザインをする会社・主にパッケージデザインをする会社…と別れているので、自分がやりたい仕事ができそうな会社に就職します。
大きい会社だと、その全てを担うこともあります。
何をやりたいかによって、選択肢はよりどりみどりですね!
グラフィックデザイナーの稼ぎ方
グラフィックデザイナーは基本的に皆就職して会社で働きます。
一部のは、何年か経験を積んだ後独立して会社を立ち上げます。
フリーランスデザイナーとして個人で働くことも難しいですができます。
なんにしても最初は就職です。
フリーランスで働くには就業経験は必須!
実は、ネット上にはおそらく就業経験がないんだろうな〜と思える「グラフィックデザイナー」が多くいます。
ただ、ランサーズやクラウドワークスなどを見る限り、会社での経験がないグラフィックデザイナーは、やはり技術で劣る気がします。
そこそこいいデザインはできても、「確実に売れるデザイン」「印刷に適したデザイン」など会社での経験が必要な場合は多いです。
ですから、初めからフリーランスとして働くのはおすすめしません。
また、経験から言うのですが、
フリーランスで仕事を受けると、報酬は会社員時代の単価より低く設定されてしまいます。
その上、しっかりした印刷機が必要になったりして高コストなのが現状です。
自由な働き方がしないなら
- デザイナー友達と共同オフィスを作る
- いっそ割り切って、印刷不要の、web上のデータやりとりだけ行う
みたいな工夫が大事ですよ!
就職の仕方
就職先の探し方は、通っている学校に来る求人が一番確実です。
または、デザイン年鑑などで気になる会社をチェックして、求人が出るのを待ちましょう。
- 書類
- ポートフォリオ
- 課題作品
- 面接
という選考が一般的です。
選考に実技があることが多く結構体力がいります。
就職したら
実はグラフィックデザイナーの働き方って結構ブラックなところもあります。
デザイナーはみんな、自分の仕事を完璧にしたいので、進んで自らサービス残業をしています。
正直に言うと、効率が悪いです。
海外のデザイナーたちはもうちょっとメリハリがあるんですけどね。。。
日本だと無駄な作業(やり直しとか変更とか)あまりにも多い。
個人的な見解ですけど、就職したらその技術を生かして独立・転職を見越して働くべきです。
でないと、正直言って使い潰されます。
うつ病になった私が言うんだから間違いない笑
学生時代から、個人で仕事をする覚悟や準備をしておくといいですね!
周りに流されるのではなく、その先を考えておくのをオススメします。
まとめ
色々話しましたが、
「えっ、思ってたのと違った・・・。」
という人もいるのでは?
楽しいことや嬉しいことも多い職業ですが、なかなか覚悟がいる職業ですよね。
「無理かも」と思うなら、別の道に進むのもありだと思います。後悔しない思い切りを持った選択をしましょう。
学校のオススメは先ほど紹介しましたが、他にもたくさんの学校があります。
まずは学校案内をいくつか送ってもらって、決めてみるのもありだと思います。
学校一覧は、このサイトで検索すると便利です。
有名なサイトなので知っている人も多いと思いますが一応貼っておきます。
これから進路を決める人の参考になったら嬉しいです!
それではまた!