【デザイナー新卒就職】不安。辛い。そして5つの就活NG行為

デザイナーの就職活動って本当に大変。

ポートフォリオ作成から始まり、エントリーシート作成、就職試験でデザイン課題の作成、面接などなど。総合職の就職活動と比べて、時間もエネルギーも遥かに掛かります。

なかなか内定が貰えないと「あぁ、辛過ぎる…どの会社も私を認めてくれない。自分にはデザインの才能が無いのかもしれない…もういっそ就活を諦めてしまおうか…」そんな考えに取り憑かれてしまうものです。

しかし、デザイナーの就職って実はスキルや熱意、センスや才能だけではなく【相性・運・タイミング】が深く関わっています。むしろそれらの要素の方が大きいかも知れません。

いくらデザインの才能がある人だって、落ちる時は落ちるものです。

例え、10社、20社からお祈りメールがきても落ち込む必要は無いのです。

ただ【相性・運・タイミング】が悪かっただけ。

逆に【相性・運・タイミング】が良ければ、スキルや知識が不足していても採用されてしまう事も多々あります。まぁ、人生そんなものですね。

 

今日はそんなデザイナーの就職活動でやってしまいがちな、NG行為を5つご紹介します。

 

筆者の過去の失敗や反省、経験を踏まえた個人的な見解ですが、

「就活で不安になったり、落ち込んだりしなくても良いんだ!」

そう感じて頂けたら嬉しいです。

 

①自分に自信を無くし、悩む

「自分のデザインを否定される≠自分を否定される」

先ずはここを押さえておきましょう。

 

多くの新人デザイナー・デザイナー志望の学生さんは作品にダメ出しをされて自信を失くしたり、悩んでしまう事が多いです。

 

そして、その理由というのは大体「自意識過剰」が原因なんですよね。

「自分のデザインを否定される=自分を否定される」と考えがち。

 

もっとデザインが出来るようになりたい!他の方に迷惑をかけたくない!役に立ちたい!そう考えてしまう真面目なタイプがよく陥るケースです。

 

ですが、実際に即戦力を求めている会社は想像以上に少ないです。

そのような会社は経験上ほぼ皆無です。

むしろ即戦力を求めている会社は経営やマネジメントが上手くいっていない証拠なので、就職先としては避けた方が無難です。

 

例え就活で、ポートフォリオやあなたデザインを否定されたとしても、落ち込む必要はありません。単なる経験不足です。「自分のデザインの至らなさ」を受け入れてしまいましょう。決して「自分は誰にも必要とされないダメな人間だ。。。」と誤解しない様にしてください。

 

足りない部分は素直に教えて貰いましょう。

そして、教えてくれた人に心から「ありがとうございます!」と言えれば、好感度もアップし、知識もスキルも身につきます。これさえ出来れば世の中だいたい上手くいくでしょう。

 

あと、デザイナーとして10年プレイヤーになっても「あぁ、自分はまだまだだな。。。ちょっと凹むなぁ。。。」と感じることは結構あるものです。気分の切り替えスキルはデザイナーに必須かもしれません。

 

②第一希望の会社に落ちて絶望する

希望の会社に落ちてしまって絶望するのもNGです。

 

そもそもデザイナーという職業で、定年まで同じ会社で働く人は少数派。

 

新卒で入社する会社は通過点と考えるくらいでちょうど良いでしょう。

やる気や情熱があればデザイナーのキャリアはどうにでもなるので、新卒での就職先は余り気にしない方が良いでしょう。

 

③周りのライバルと自分を比較して落ち込む

◯◯君は内定を沢山貰っている。

◯◯さんは有名なあの会社に入社した。

そんなライバルと比べて自分は。。。

 

デザイナーであれば周りと比較して落ち込むのはやめた方が良いです。

長い目で見れば「どれだけ楽しんでデザインを出来るのか?」それだけが重要だと気づくでしょう。周りの人達が何をしていようと本当に関係ありません。

 

「ライバルと勝負しなければいけない!」と感じた時点で既に負けが決定しています。

 

ひたすら自分に集中しましょう。

 

④【デザインセンス・才能】という言葉に囚われる

「デザイナーになるのにはセンスや才能が必要だ」

そう考える人達も多くいますが、それは間違いです。

 

前述しましたが、そもそも新人デザイナーにスキルや即戦力は求めていません。
大事なのはむしろその人の伸びしろや将来性。誠実に仕事に取り組みそうか。あと、同僚として、仲間として働きやすそうかどうか。それが新卒採用では大部分を占めています。

(注:早く成長してほしいとの希望を込めて「即戦力」という言葉でプレッシャーをかける上司は確かに存在します

 

人間、何でも10,000時間を費やせばどんな分野でもプロとして通用するレベルまで到達します。そして、採用する人もそれを知っています。

 

どんなに入社時にスキルや知識が無くとも、熱意を持って経験を積めば誰しもがプロデザイナーとして生計を立てられるようになります。

 

【デザインセンス・才能】という言葉に囚われ、自信をなくして落ち込むのはナンセンス。

またその逆も然り、デザイナーだからといって就職活動でエッジの効きすぎた発言や立ち振る舞いをするのはNGです。

 

⑤自分のやりたい事が分からない。。。行動できない。。。

①「やりたい事?夢?もちろんありますよ!それに向けて行動もバッチリです!」⬅︎最強。

 

②「やりたい事?夢?特に意識した事ないですね。自分は自分のすべき事を淡々と行動するだけです」⬅︎強い。ビジネスマシーン。

 

③「やりたい事?夢?やっぱり何歳になっても悩みますよね。。。でも目の前のやらなきゃいけない事を先ずやらなきゃいけません」⬅︎THE社会人。

 

④「やりたい事?夢?う〜ん、よく分からないんです。だから何の行動もできません」⬅︎普通の学生さん。

 

⑤「やりたい事?夢?もちろんありますよ!でも今は行動すべきタイミングじゃないんです」⬅︎嘘つき。

 

☆☆☆☆☆

①番の人は就職をしても、しなくても、最終手に幸せになれるでしょう。

就職するだけが正解ではありません。「ヒモになりたい!一生働かないで暮らせる様になってみせるぞ」「就活はしない。自分は自分の道を行く!」こんな風な決断ができる人は周りに流されない強さを持っています。

 

②番の人はバリバリのエリートサラリーマンに多いタイプ。資本主義の鬼です。

 

⑤番の人はどうすれば良いのでしょうか。。。一番危険な香りがしますね。。。そして何故かデザイナー含めクリエイターを目指す人の中に多い気もします。。。

 

③番と④番は善良な市民です。

「自分のやりたい事」で悩んでいる点は同じですが、行動するか・しないかの違いがあるだけです。しかし、就職活動をすると決めたら行動あるのみです。

 

「やりたい事?夢?う〜ん、よく分からないんです。だから何の行動もできません」という学生さんは大勢いますが、それでもどうにか一歩前へ進むしかありません。

 

何も行動をしないと、本当に何も始まりません。

 

そして、アクションを起こすのが遅ければ遅いだけ、何故か損をさせられる様に世の中はデザインされています。

 

一方、早くに一歩を踏み出した人は、だいだい何でも上手く行く様に世の中の仕組みはデザインされています。

 

ポートフォリオをまとめるにしても、求人募集に応募するにしても、早め早めでアドバンテージを取りましょう。

 

最後に

デザイナー職の大変な就職活動も【相性・運・タイミング】に大きな部分を支配されています。正直、どうしようも出来ない不測の事態も多いでしょう。

 

しかし、上記5つのNG行動をしないようにするだけで【相性・運・タイミング】が自然と強い味方についてくれるはずですよ^^

 

デザイナーの就活。やってやりましょう!

 

 

carbon

プロダクトデザイナー:新卒で大手インハウスデザイナー→フランスで3年働く→東京へ帰国したが働き方に疑問を持ち転職→テレワークをフル活用し湘南の海側へ移住→複業スタイルで新しい働き方にチャレンジ中!

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