これからデザイナーを目指す人へ最初のアドバイス5つ!
これからデザイナー・クリエイターを目指す人へ!
1 デザインは「人のため」にする仕事!
デザインは誰かのためになる、世の中を変えることができる職業です!
あなたが将来手がける仕事は、誰かを笑顔にしたり、わくわくさせたり、驚かせたりするでしょう。
ポスターになったり、商品・製品になったりして、街の景観まで変えてしまいます!
間違いやすいのですが、自分の表現したいものを作る「芸術家」とはちょっと違います。
あくまでも「人のため」です。ですから、人を喜ばせることができる人になりましょう!
将来どんな形で人を喜ばせたいですか?
建築、空間、車、パッケージ、広告….デザインの仕事は多くあります。どんな道を辿って、最終的にはどんなデザイナーになりたいのか、しっかり考えておきましょう!これってかなり大切です!
考えていないとこうなるかも!?
何も考えず、「デザイン学校に入ったらかっこいいデザイナーになれるんだろう」と思って進学する人もいます。
しかしそういった人はせっかくデザインを学んでも、デザインとは関係ない、販売員などの仕事に就いて
「…あれ?何がしたかったんだろう?」
という状態になってしまいます。
あなたはどんなデザインがしたいのか決まっていますか?自分の目指す道はしっかり知っておくようにしましょう!
2 稼げるデザイナーを目指せ!
稼げるかどうかはあなたの実力次第!
稼げるデザイナーになれるかどうかは、あなたの勉強と、戦略にかかっています。
若いデザイナーでもかなり稼ぐ人もいます。
- 学校は?
- 会社は?
- 働き方は?家?オフィス?コワーキングスペース?
実は今第一線を走る有名デザイナーは、多摩美術大学または武蔵野美術大学を出て、大手企業に入ってから独立した人が多いです。定番のエリートコースと言えるかもしれません。でも最近では、デザインとは関係ない大学を出たり、独学で学ぶ人もいます。有名デザイナーとしての道は、多様化してきていると言えますね。
あなたはどんな風に勉強して、どんな戦略で勝負しますか?
方法を学校で仲間と一緒に探してみるのもいいと思います!本で探すのもいいかもしれません!
できればデザインの歴史や有名デザインを学びましょう。有名デザイナー達がどんな手段で成功したのか、知っておくのはとても大切です!
3 デザイナーはスキルが超大事!!
デザイン業界では、「スキル」が超大事です!
意外にも「資格」は必要ありません。
学校で、色彩検定などを勧められることもあるでしょうが、就職の際に求められることはありません。私は色彩検定2級を持っていますが、資格そのものは役に立ったことはありません。資格は、知識としては役に立つこともあります。
具体的には、Illistrator、Photoshopが超必須です!
Webデザイナーの場合は、上記に加えてHTMLとCSSでホームページ制作ができるくらいの技術がないと就職できません。
忙しい職業なので、なるべくデザインを考える時間を確保するために、パソコン作業は効率よく素早くできる練習が必要です!しっかり身につけましょう。
Illistrator、Photoshopがどれくらい必要か知りたい場合はこちらを参考にしてください。
4 デザイナーのデメリット!
デメリットがあることも知っておきましょう!後で後悔しても遅いです。
私の経験も交えた、デザイナーのデメリットと思えるものを書いておきます。
デザイナーのデメリット
- 結構長時間労働の会社が多い
- 休日もデザインのことで頭がいっぱい!
- プレッシャーがかかる
ぼんやり毎日を過ごしているとうまくいかない職業かもしれません!常に考え続けることを求められがちです。どんなデザインにすべきか、休日も考え続けて休まらない、ということもよくあります。
でも自分の手がけた仕事がクライアントに喜ばれたり、売り上げがとんでもなく良かった!なんて聞いたりすると、苦労も吹き飛ぶ嬉しさがあるんですけどね^^!
5 大学か?専門学校か?それが問題だ!!
学校に行く場合、大学か?専門学校か迷いますよね?
後々の就職先や給与に関わってきます。かなり大切です。
学校選びについて質問が多いのでまとめました。
よくある質問
Q 大学と専門学校どう違うのですか?
A 美大はまず受験が難しいです。学科の他にデッサン試験があります。高校生2〜3年生から、受験用のデッサン教室に通わなければなりません。しかも門は狭く、浪人する人もたくさんいます。さらに入学しても、学費が高いです。専門学校は試験は書類のみ、門は広く、すぐ入学が決まります。学費は美大のおよそ7割ほどと比較的安いです。学ぶ年数も2〜4年となっています。学ぶ内容は美大だと芸術性が磨かれやすいプログラム。専門学校だとパソコンスキルが多めのプログラムとなっています。就職先は美大の方が圧倒的に有利で、将来安定した高給取りになれる確率は高いです。
Q 独学で勉強して将来デザイナーになれますか?
A 難しい道です。就職するなら学歴が必要なので、大学か専門学校に行かなくてはなりません。最初からフリーランスとして仕事をするなら、独学でも可能です。その場合は、素人でも仕事を振ってくれるようなツテが必要です。親戚、友人、SNSスキルを駆使しましょう!
Q 一度会社員として就職しました。これからデザイナーやクリエイターになれますか?
A 一般の会社員になってからデザインを学び、デザイナーに転職した人は少なからずいます。競争率が激しいデザイナーは、新卒か第二新卒でないと未経験者を採用する企業がほぼありません。(ただし、Webデザイナーは募集が多いので、社会人→学校に行く→Webデザイナーとして就職 という道も十分あります)webデザイナーとしての道を選ぶと比較的成功しやすいですが、他のジャンルで勝負したい場合は、少ないチャンスをものにできるガッツが必要かもしれません!
Q 美大卒でないとダメですか?
A そうとは限らないですよ!国立大学(工学部など)・2〜4年制の専門学校でも就職可能です。短大の美術学科はデザイナーとして就職するのが難しいです。企業の募集要項は4年制大学卒または専門学校卒ですので短大が含まれません。私の周りでも短大卒のデザイナーはいません。4年制美大と国立大卒が、どの企業の募集要項でもクリアできる最強の道です。比率としては美大か専門学校卒が多いです。親から一般大学を勧められる人もいるかもしれませんが、難しくなります。思い切りって大事です!
Q 国公立と私大で違いはありますか?
A 一番大きな違いは学費です。国公立はおよそ 60万円/年 。私立美大はおよそ 180万円/年 になります。かなりの差がありますね。その他教育関係の差は、国公立美大と私立美大での大きな差はないです。(もちろん個々の大学ごとの差はあります)ただし、国公立美術大学(東京藝術大学や金沢美術工芸大学など)と、国公立大学のデザイン系学部(筑波大学や千葉大学など)では教育に差が出ます。まず、国公立大学(筑波大や千葉大)はデッサン試験がありません。筆記試験がモノを言います。国公立美術大学では難しいデッサン試験があります。また、アトリエなど作業場が充実、美術の授業項目が幅広いなどの違いがあります。よって、国公立大卒制はデッサンが全くできない人もいる、ただし頭がいい。国公立美大及び私立美大生はデッサン完璧、絵画造形なんでもできる。といった差が出ます。意外にもデザインの現場ではどの大学卒でも同じように活躍するんですよね。デッサンができなくてもデザインはできますし、国公立大生は英語や理論が得意。美大生はなんでも描ける、作れる、センス抜群ですので制作のスペシャリスト。特技は違うけれど現場では有利不利がないです。大学ではなく個人の差がでかい。
Q 五美大と五芸大の特色にどういう違いがありますか?
A まず、私たちは実際、五美大と五芸大という枠で大学を語ることがありません。色々な定義がありますが、五美大というと一般的には多摩美・武蔵美・女子美・東京造形大・日芸ですかね?五美大・五芸大がその他の大学と違うということは全くなく、個々で検討した方が違いがわかると思います。ただ五美大は大変人気の大学ですので、これと東京藝術大学を合わせた6大学は知名度が高く就職で有利になりやすいと考えるのがいいかもしれません。というか、特に違うと感じるのは東京藝術大学(藝大)、多摩美、武蔵美ですね。この3大学出身者は一目置かれます!自慢できる!笑
まとめ
工夫次第で給与も働き方も自由になるデザイナーという職業、大変なことも面白いこともいっぱいあります!
これからデザイナーを目指す方、効率よく、楽しくデザインを学んでいきましょう!
私もできる限りお手伝いします^^!
一緒に頑張りましょう〜!
国公立と私立の間はもちろん、五芸大や五美大で大学の特色にどういう違いかあるか詳しく知りたいです。
こんにちはごちんさん!質問ありがとうございます!いただいた質問に対する答えを記事に詳しく書き加えてみました!ここで簡単にいうと、国公立美大と私立美大の大きな差は学費。教育で差はない。五芸大・五美大の違いもない、あんまりその枠で考えない、マイナーな呼び方だし特別枠と思わず個々で幅広く考えるべし。ですね!まだわからないことがあったり、追加で質問があればまた是非どうぞ!