『本当にクリエイティブな仕事』をしたい人がすべき3つの選択肢
「もっともっとクリエイティブなお仕事がしたい」
「価値ある創造をしたい。大義ある仕事に就きたい」
「絶対に一つの駒として消耗する働き方は嫌だ」
デザイナーや、その他のクリエイターだったら誰しもが一回は通る感情でしょう。やっぱり、できることなら『クリエイティブ』な仕事がしたいものですよね?
「働き方しだいで、どんな仕事もクリエイティブな仕事にできるんだ!」
これは一つの真実かもしれませんが、こう言ってしまうと全てが根性論になってしまうので、個人的には余り好きな考え方ではありません^^;(ブラック環境に身を置いてしまう危険性も高まると考えます)
問題は「どうすれば、よりクリエイティブな仕事ができるのか?」ですが、現状3つの答えがあると僕は思っています。
デザイナーとして10数年間、様々な環境で働いてきて感じた事なので、これから就職活動をする学生さん。現在、転職を考えている若手デザイナーの参考になればと思います。
①『業界ナンバー1の会社』で働く
ちょっと昔、蓮舫議員の「2位じゃだめなんでしょうか」発言が話題になりましたが、『本当にクリエイティブな仕事』をしたい人であれば、目指す業界でナンバーワンの会社で働く事を目指すべきでしょう。
「2位以下の会社がダメだ」と言っている訳ではありません。
ですが、業界1位と2位以下では事業戦略や仕事の仕方が大きく異なるケースが多々あります。「トップの会社は資金面で他所より余裕があるので、新しい挑戦にしっかり投資をする」「2位以下はトップをベンチマークして後追いになる」という傾向はどんな業界においても、割と良くある傾向の様です。
「あっちの会社では、デザインにしっかり予算を使っている!羨ましい!!!」
「5年、10年先を見据えたクリエイションをしたい!」
そんな事を感じるなら、とりあえず業界No. 1を目指しましょう。
②『ニッチ市場のスタートアップ』または『小規模老舗の独自性のある会社』 で働く
先進国のマーケット規模の大きい業種(広告、工業、web、出版、などなど)では、ほぼ全てが既に『成熟産業』となっています。効率性や品質で激しい勝負をする時代になっているので、なかなか新たな挑戦をする余裕が無いのが現状でしょう。
みんな「生き残る」のに必死。自転車操業に陥っている会社も多いと思います。(ブラックな労働環境が減らないのも『成熟産業』が増えているの一つの原因です)
しかし、テクノロジーの発展によって、今まででは経済性を期待できなかったニッチな分野でも事業を成功させられる見込みが見えてきました。今後まだまだ右肩上がりで成長する分野です。
2015年度のグッドデザイン賞では、電動車椅子や義手といった、障害を抱えているマイノリティーの問題を解決するデザインに注目が集まりました。
2016年。ウェブメディアでもニッチな悩みを抱えている人たちへ向けたコンテンツが成長しています。これから、この動きはさらに加速していくと予想できます。
「ニッチ市場のスタートアップにジョインする」
もしくは、
「独自性があるけれど、デザインやマーケティングが上手く言っていない、小規模老舗の会社でクリエイティブな仕事を立ち上げる」
以上の2つはまだ未開の地な分、大変なこともあると思いますが、創造力を試すにはうってつけの場所でしょう。
③『会社に就職することに捉われず、自分で仕事をつくる』
今は、『個人の時代』と言われています。
以前は大きな会社でないとできなかった、クリエイティブな仕事が、個人でも十分できる環境が整いつつあります。
3Dプリンターや個人ウェブメディア、クラウドソーシング、クラウドファンディング、同人活動、ネットショップ、SNS活用などなど、会社に依存しなくても仕事を自分で創れる良い時代です。
そもそも「クリエイティブな会社で働きたい」と思って考え事をしているなら、自分で何か活動を始めてしまう方が、将来性もあるかもしれませんね?
まとめ
現在、会社にとっては世知辛い世の中になって来ているのは事実です。
『会社の寿命』は年々、短くなってきているそうです。
「ブラック企業」や「中途半端な企業」で働くことはクリエイティブな職業に携わる若手にとって、リスクになってしまう時代なのかもしれませんね^^;
『終身雇用で安定』という働き方は、クリエイティブ職ほど崩壊するのも早いです。
なので、「より創造的な仕事がしたい!本当にクリエイティブだと感じる仕事がしたい!」というのは生存本能的にも正しい感情だと思いますよ。
就職活動、転職活動の情報収集は益々重要になって来るでしょう。
また、「個人で働くスキル」もこれからドンドン必要になるはずです。
当然そこにはチャンスもあるので、恐れず色々と試行錯誤をしていきましょう!
でわでわ、良いクリエイター人生を^^♪