【デザイン事務所アルバイト】をする7つのメリット!
「デザイン事務所でアルバイトをしようかな。でも、実際アルバイトという働き方ってどうなんだろう???」こんな事を考えている、デザイナーさんも少なくないと思います。
「学生だけど、デザインの勉強も兼ねてデザイン事務所のバイトを検討中」
「元デザイナーで一度は家庭に入ったけど、またデザインの仕事がしたい」
「デザイン業務は未経験だけど、アルバイトからデザイナーを目指したい」
「今はフルタイムで働いているけれど、自分らしい働き方を模索中」
などなど。
デザイン事務所のアルバイトを考えるキッカケは様々あるでしょう。
あなたはどんなキッカケで、デザイナーのアルバイトを考え始めましたか?
そして、今現在アルバイトで働いているデザイナーさんは何故『アルバイト』という働き方を選んだのでしょうか?
ここで『アルバイトとしてデザイン事務所でデザイナーをするメリット』をじっくり考えてみようと思います。
デザイナーがアルバイトをするメリットとは?
アルバイトデザイナーは正社員デザイナー、派遣デザイナーとは違ったメリットがあります。それを簡単に一言で表すなら『アルバイトは働き方の自由度が高い』と言えるでしょう。
自由度の高さはは、なんとなくイメージ出来るのではないでしょうか?
しかし『自由度が高い』だと漠然としすぎているので、下記に具体的なメリットを7つ紹介しますね。アルバイトを始める際の参考になれば嬉しいです。
1、実は『時間給』は割が良い
2、未経験や簡単な仕事から始められる
3、デザイナーの経験値・経歴が増える
4、正社員登用の可能性もあり
5、入社後「想像と違った。。。」というリスクが少ない
6、扶養家族上限内(年収103万)で働ける(仕事の融通が効く)
7、独立準備中、フリーランスで稼ぎが足りない時の助けになる
主なメリットはこんな感じ。
それでは1つづつ簡単に説明しようと思います。
1、実は『時間給』は割が良い
『アルバイトデザイナー』は『正社員デザイナー』と比較しても、実は割がいいと感じることは多いです。
『デザイナー歴5年、仕事は1人で全部まわせる!』
この位のスキルと経験があれば、アルバイトデザイナーは『時給2000円〜』という待遇の場所は割とよくあります。この条件で仮に1日8時間、月に20日働いたとすると月収は32万円〜となります。まずまずではないでしょうか?
反対に、デザイン事務所や広告代理店など、クリエイティブな職場では『残業代が出ない』ような会社も本当に残念なのですが。。。現状少なくありません。。。
会社の労働条件はそれぞれ全然違うので、一概には言えませんが、デザイン業界を長年みてきた経験から言うと『ブラック気味な会社』で正社員デザイナーとして働いて貰える月収は32万円を下回るケースも多いように感じます。
こうやって比較すると、スキルと経験を認められればアルバイトの時間給は、割が良いと思いませんか?このような考えで、アルバイトデザイナーという働き方を選んでいる方もいます。
2、未経験や簡単な仕事から始められる
デザイン業界は今現在、多くの会社で『デザイナー不足』が叫ばれています。
中には「簡単な仕事を受け持ってくれる人手が欲しい。デザインの仕事が未経験でもデザインツールの基本的な使い方が分かっているなら是非うちに来て欲しい」そんな求人も一年中常にありますね。そして、このような求人はアルバイトという雇用形態で募集されている事も多いです。
「未経験だけどデザイン業界に興味がある」そんな方は専門学校に通うのも良いですが、思い切ってアルバイトに応募してしまうのもプロのデザイナーに近づく為の有効な1つの手段でしょう。
3、デザイナーの経験値・経歴が増える
デザイナーの就職活動では『実績』や『作品集(ポートフォリオ)』が重要です。良い待遇でデザイナーとして働きたかったら、デザイナーとしての実績を積んだり、作品集のクオリティーを上げていきキャリアアップしていく他ありません。
デザイン学校でつくる『自主制作デザイン』も大切ですが、特に20代など若いうちは『商用デザイン』の経験数が多いと就職活動や転職活動で大きなアピールポイントになります。
収入を得ると同時に、経験・実績を増やす為にアルバイトを利用するのも良いでしょう。一石二鳥ですね◎
4、正社員登用の可能性もあり
意外と良くあるのが、アルバイトからの『正社員登用』です。
美大やデザイン系の学校在学中にアルバイトをしていたデザイン事務所で新卒採用。こんなケースもありますね。
というのも、
会社からすると、デザイナー採用はなかなかに大変なのです。
応募に来た人が「どんな人なのか?今後ちゃんと会社に馴染めるか?」面接など短時間では分かりません。コストを掛けたのにすぐに辞められてしまう事だってあります。やはりお互いのために数ヶ月の試用期間は必要なのだと思います。
そんな中、アルバイトでの働き方が良いデザイナーさんが見つかれば、会社としてもありがたい限りでしょう。ポストが空いていれば『正社員登用』にも積極的になって不思議はありません。
5、入社後「想像と違った。。。」というリスクが少ない
「新卒でデザイン事務所に入社したけれど、想像よりも大変だった。。。ブラック企業だった。。。全然職場に馴染めない。。。」運悪くこんな状況になってしまう事は十分考えられます(実際、一定の割合でいます)
正直、一定期間働いてみないと「自分に合う会社なのか?」は分かりません。これはもう仕方のない事です。ハズレを引いてしまったら「運が無かった」と諦めるしかないでしょう。
ですが、アルバイトであれば新卒採用や派遣よりも、その場から退散するハードルは低いですね。次へ移る際のダメージも少ないです。その点を考えるとアルバイトという雇用形態はかなりリスクが少ないと考えて良いでしょう。
会社や同僚との相性が合えば『正社員登用』を検討してもらえるよう頑張り、逆に相性が悪ければ早めに見切りを付けるのも1つの賢い選択です。
6、扶養家族上限内(年収103万)で働ける(仕事の融通が効く)
デザイン事務所のアルバイトは比較的自由度が高い職場が多いので、『働く時間』と『お給料(年収)』のコントロールがし易いのも1つの大きなメリットです。
結婚後、パートナーの扶養家族になりつつ、その上限内(年収103万円)でデザインの仕事をしている主婦デザイナーも少なくないでしょう。
企業や個人ごとに福利厚生サポートは異なりますが、扶養に入っていると年間50万円〜100万円のサポートや税制優遇が得られるケースもあります。
『フルタイムで働いて年収300万円(扶養手当受給不可)』よりも『1日4時間働いて年収100万&扶養優遇で+100万の計200万円』の方が共働き世帯として、家庭がうまく回る場合も多いのではないでしょうか?
派遣ならまだしも、正社員となると扶養家族上限内で働くのは難しいですね。
7、独立準備中、フリーランスで稼ぎが足りない時の助けになる
現在では『クラウドソーシング』などでもデザイン業務を受注出来るので以前よりも少なくなったと思いますが、いざという時に『収入をコントロール』する為にアルバイトをするフリーランスのデザイナーさんもいますね。
正社員登用非正規の雇用待遇の格差は以前あり、それは今後も減らしていかなければいけませんが、『雇用の自由度が高い働き方』は多様な働き方・生き方を実現する為には必須です。『アルバイト』や『クラウドソーシング』という雇用形態は自由を求める人が多いクリエイティブな職業にとって大切な役割をしているのは間違いありません。
まとめ:アルバイトを上手く活用しよう!
以上。デザイン事務所でアルバイトをする7つのメリットのお話でした◎
スキル習得は大変ですが、デザイナーは専門職ですし、個人・フリーランスでも成り立ちます。デザイナーは他の職業に比べて『自由な働き方が実現し易い職業』だと言って良いでしょう。
『アルバイト』を上手く活用して『自分にあった働き方』を探すのは、今後のキャリアを考える上でもとても有意義だと思います。
それでは、今日はこの辺で。
良いデザイナー人生を^^!