【ロンシャンの礼拝堂】一番お勧めの行き方!(建築家の聖地)
「デザイナーor建築家だったら絶対に一度は行かなければならない場所」
ル・コルビジェが手がけた【ロンシャンの礼拝堂】はクリエイターなら避けては通れない建築の一つでしょう。
僕もデザイナーの大先輩達から「若いうちに行ってこい!絶対に将来の為になるから!!!」と何度も言われた経験があります。特に父親世代の方々は本当にリスペクトしていると思います。(僕の父も建築力学の研究者なのですが、フランスに着いて真っ先に行ったのがロンシャンの礼拝堂だったそうです)
ぼくも30歳を過ぎて、先日ようやく足を運ぶことができました。もう少し早く行っても良かったな^^;
巨匠ル・コルビジェの考え方を、存分に感じる事ができる場所なので、機会があればあなたにも是非訪れて欲しいと思います。ちなみに正式名称は「ノートル・ダム・デュ・オー礼拝堂」(Chapelle Notre-Dame du Haut)です。
今日はそんなロンシャンの礼拝堂へ一番お勧めの行き方を紹介します。少し難易度が高いかもしれませんが、チャレンジして欲しいと思います。
コルビジェの傑作デザイン
行き方の前にちょっとだけ僕が感じた事を綴ります。
第一印象は「うわー、これ創っていてコルビジェは楽しかっただろうなー!」と凄くワクワクした気持ちになりました(勉強不足で、当時のコルビジェの状況、心境はわかりませんが。。。^^;)
そして、まずは外観を色々な角度から見渡します。
かなりユニークな形状のデザインなので見る角度によって表情が全く異なるので、ずーっと見ていられます。一つの視点からじゃ全体の形が全く想像できませんね。
そして、そんな不思議な形状なのに、どの角度から見ても本当に美しい!
さすがとしか言いようがありません。。。
圧巻はインテリア空間!
神々しさが半端無い空間です。
入った瞬間、思わずゴクンと息を呑みました。
幸運なことに、ミサを見学させて頂けたのですが、そこで「あぁ、コルビジェはこの祈りの為に礼拝堂を設計したのだな。。。」と1人で勝手に納得できました。
(祈りの最中は撮影を自粛、写真は直後に撮ったものです)
今まで、イタリアやバチカン市国、フランスの豪華な教会をいくつも見て回りましたが、装飾(お金をかけた派手さ)はそれらとは比較にならないほど本当に質素なものです。
しかし、ロンシャンの礼拝堂が個人的には今までで一番、人の感性に響く空間だと感じましたね。洗礼を受けた身ではありませんが、色々と信じたくなる貴重な経験となりました。
「コルビジェは神をもデザインしたのかもしれないな」
最後、そんな事を考えながら帰路につきました。。。。。
お勧めの行き方&その理由
①まずは日本からパリに向かいましょう。
ドイツやスイスからもアクセスできますが、王道はパリ経由!
②パリからは『ブザンソン』または『ストラスブール』に行きましょう!フランス式新幹線のTGVで3時間ほどで行くことができます。(どちらを選ぶかは、他の観光の予定を考える際に決めて下さい)
③レンタカーを借りましょう!
ハードルが高いと感じる人もいるかと思いますが、ぼくは断然レンタカーをお勧めします。理由は礼拝堂のあるアルザス地方のエリアは車でないとアクセスしずらい観光名所が沢山あるからです!
フランスで運転は意外と簡単!?
パリ市内の交通状況の酷さは有名だと思います。ぼくも現在パリに住んでいるのですが、本当に酷い。。。
しかし、地方であれば運転はさほど難しくありません。(右側通行ですが)
日本の免許の他に『国際免許』が必要ですが、この取得も運転テストや筆記テストがあるわけではなく、警察署か免許センターで申請して2400円と証明写真を渡すだけで手に入ります。(ぼくの場合、手元に届くまで2週間ほどでした)
レンタカーも借りるのは難しくありません。
空港で借りると移動コストが削減できますね。ただしシャルルドゴール空港から運転すると6時間はかかりますが^^;
ブザンソンからは40分。
ストラスブールからは1時間半程。
その他のお勧め観光地!
東フランスのアルザス地方には、
▪️リクヴィール(Riquewihr)
▪️ユナヴィル(Hunawihr)
▪️エギスハイム(Eguisheim)
フランスの『最も美しい村』の称号を持つこの村々があります。
観光時間を除けば、この村々はロンシャンから車で1時間ほどの場所にまとまってあります。道中は「ワイン街道」と言われ、気持ち良くドライブできるので運転も全然苦ではありませんよ。むしろ楽しい^^
その他に『コルマール』『ミュールーズ』といった都市もあります。
ジブリ映画:ハウルの動く城のモデル!?
(上:リクヴィール。下:コルマール)
「コロンバージュ」と呼ばれる「木骨組み」を使った中世の美しい建物が町中に広がっています。ドイツ文化の影響を色濃く残す建築様式で数多くの戦禍の中、運良く残った貴重な建築です。
ハウルの動く城に出てきた街の参考元といわれているメルヘンな村や街なんです。
リボヴィールでは実際にフランス国家遺産のこの建物に泊まれましたよ^^↓
コルビジェデザインとは対極の造形ですが、デザイン好き・建築好きの方であれば必ず感動できる観光地でしょう。『フランスの美しい村』は車以外ではアクセスしずらいのがネックですが、本当にお勧めできます。
是非、この際。レンタカーを借りて挑戦してみて下さい!お勧めです!!!
でわでわ、ロンシャンの礼拝堂へ良い旅を〜〜〜^^♪