デザイナー流!最高のアイデアの出し方とは?6ステップ教えます!

 

私たちデザイナーは毎日新しいアイディアを出すことを求められます。

「簡単になんとかなるでしょ?プロなんだし」と思われがちですが、平日も土日もヒーヒー言ってこなしています笑。

期限までに絶対にいいアイディアを出さなくてはならない仕事です。

私たちが普段、どんなステップでアイディアを出し続けているのか、気になりませんか?

今日はそのリアルなところをお話ししたいと思います。

アイデアの出し方に困っている方の参考になりましたら幸いです!

 

ステップ1 街中で、使えそうなアイディアの素を記憶しておく

ステップ1の時点で、まだプロジェクトが始まってもいない「事前準備」です。ここから勝負は始まります。

期限までに最善のアイディアを出すことが求められる私たちデザイナーは、この努力を欠かしません。

サボるデザイナーもいますが、そういう人はいいアイディアが出せません。または出すまでに時間がかかります。

正直このステップを常にこなしておかないと、「いいアイディアがすぐ出せないかも・・・!?」という恐怖でいてもたってもいられません。

ですので、多くのデザイナーが意識的または無意識にこのステップをこなしています。

やり方

このデザインいいな!この色いいな〜!こういう工夫の仕方もあるのか!なんか綺麗!・・・こんな感じの見方で、常にいろんなものにアンテナを張ります。

 

ステップ2 会議中思いついたアイデアはメモする(これに決まることが多い)

会議などで題が出された時、真っ先に思いついたアイデアがありますね?

「こうすれば良いのでは?」「これはどうだろう…」

そういうパッと思いついたアイデアは、必ず小さくメモしておいて、あとで活用します。

このあと色々ステップは踏みますが、意外とこの最初のアイディアで決まることが多いです。

ごちゃごちゃと考えてこんがらがるより、シンプルに直感で出したものの方が尖っているのかもしれません。

やり方

ノートに小さめにサムネイルを描きます。小さく描くことで、細かい装飾ができなくなるので、シンプルで無駄がなく鋭いデザインになりやすいです。

 

ステップ3 ブレーンストーミング

定番、ブレーンストーミング(ブレスト)です。

とにかく思いついた単語をどんどん紙に書き出す行為ですね。

最初の会議中思いついたアイディアでいいかも?と思えても一応やります。

アイデアの良し悪しは関係ありません。とにかく書き出します!

ここで経験上ですがいくつかコツがあります。

  • 満腹時以外に行う
  • 5分以内
  • 夜寝る前にもう一度行う
  • 見開きのノートかA4コピー紙に書き出す
やり方

理論上、満腹時は眠気が襲ってくるので良いアイデアが出ません。また、空腹時もイライラしてしまうので、糖分を含んだものを少し口にして考えだします。

ブレストの時間は5分〜10分で集中して一気に行います。集中力は意外と長続きしないから思い切って短時間。

夜静かな時間にもう一度行います。例えばプロポーズは朝や昼にするよりも夜の方素敵に感じますよね?昼と夜ではそれだけ人の心のあり方は変わるものです。昼には思いつかなかったアイデアが出ることがあります!

ノートは見開き1ページを丸々このアイデア出しに使います。他のことは書き込みません。また、後々他のイラストや思いつきを書き込むため端に詰めて書きましょう。全てのアイデアをこのページに一覧にして書きます。その方が、後々出てきた他のアイデアやキーワードと結びつきやすいです。

 

ステップ4 網目状にアイデアを伸ばす

あまりメジャーではないですがブレストよりこちらの方が良いアイデアを出すのに有効なことが多いです。

世代によっては伝わらないと思いますが「マジカルバナナ方式」です笑。

メインキーワードを、◯◯といったら◯◯…と単語を発展させます。

ブレストでは思いつかなかったワードが出やすいです。

やり方

ブレストで出した単語の関連ワードを次々書き出します。

 

ステップ5 ガッツ発動!

ここで思いっきり無理してイメージや類似アイディアやライバル商品を頭に詰め込みます!!

感情で言うと「うおおおおおおお」って感じで働いています笑。

科学的にも、脳に一気に負荷をかけることがアイディア出しに有効です。

休み時間でも、移動中でも常に考え事をして脳に負荷をかけています。睡眠時間を削ることもあります。

やり方

関連資料を読んだり、画像検索したり、ブレストを読み返したりします。Pinterestはよく使います。

頭に入れた「アイディアの素」を、頭の中で組み合わせて見たりします。

Pinterest(ピンタレスト)とは、このような、関連写真を表示してくれるアプリです。↓

 

ステップ6 ゆっくりシャワーを浴びてたっぷり眠る

脳に負荷とストレスを与えた後は、ゆっくりリラックスした時間を取ります。

これも理論上正しいことで、よく「天からアイディアが降ってきた」なんて話がありますが、脳に負荷→一気にリラックス させるとそのような現象が起こる、と言う研究結果もあります。

私たちデザイナーはこのゆっくり時間、徹夜中ののんびり作業だったりします。地獄ですね笑。

やり方

緊張から解き放たれた静かで安らかな時間をどうにかして取る!

 

ステップ実践で必ずいいアイデアが出る!

私の経験ではこの6ステップで必ずいいアイデアが出ます。

というか、出るまでガッツ発動します笑。脳に負荷をかけまくります。

 

間違ったアイデアを出さないために…

このアイデアで本当にいいのか?!変じゃない?!と思えることもあります。

アイデアを一案に絞らず、複数案用意して進めてみることをおすすめします。

「これが最高!」と思ったアイデアも、他と比べることでより際立ったりします。

 

部下に良いアイデアを出して欲しい!という方は…

良いアイデアの一番の敵が「プレッシャー」です。大きいプレッシャーを感じる状態では、経験上100%良いアイデアは出ません。

部下が優秀かどうかに関わらず、プレッシャーを与えると大失敗します。

楽しくリラックスした状態でアイデアが出せるよう言葉の掛け方に気をつけましょう。

「どんなアイデアでも責めないよ」というようなクッションを作ってあげるのもいいですね。

 

どうしても焦るしプレッシャーを感じて失敗する!という方は…

どうしてもプレッシャーを感じてしまう方、

まずはゆっくり深呼吸しましょう〜〜!!

アイデア出しには、周りの人の言葉や環境づくりがかなり大事になります。なかなかいい案が出ないのはあなたのせいではありません!

6ステップを踏んでいけば、必ず答えが出ると信じてまずはやってみてくださいね。

あなたは責められるべき人ではないし、出したアイデアが評価されるかどうかは、実はタイミングや時代によって大きく変わってしまうものです

社長の機嫌が悪かったとか、お気に入りの社員だったら大絶賛されたろうとか、どうしようもない事情もあります。

あなたのせいではないですよ。

ですから、どうせなら自分が楽しいと思えるアイデアを提案してくださいね!

EL(エル)

日本でデザイナー7年→フランス住→帰国して1年のフリーランスデザイナーです。ブラック労働やうつ病も経験し、その頃はどん底でした。その後海外に行くことを決意。実行しました。特技はフランス語ですが、英語が全然できないポンコツです。こんど住むならロンドンがいいなと思っています。

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