「デザイナーを諦めた後の就職先はどうすれば良い?」人気職業7選

「美大やデザイン専門学校で学んでいたけれどデザイナーになるのは諦めようかな」

「デザイナーの就職活動は難しくて今年はもう無理そう、就職浪人をするか?異業種に就職するべきか悩んでいる」

この様にデザインの仕事を諦めるしかない時もありますよね。その後、どんな職業に就いている方が多いのでしょうか?また、一時でもデザイナーを目指していた方々に人気の異業種はなんでしょうか?

今日はデザイナー職を諦めた後のキャリアについてのお話です。

 

ザイナーになるのを諦めた後に選ばれる、人気の職業7つとその理由をご紹介します。

 

かれこれ20年ほどデザイン業界をみてきましたが、デザイン系の学生さんの就職活動はそれぞれ色々な道があります。もしあなたもデザイナーの道以外を探しているのなら是非参考にしてみてください。

 

デザイナー志望の方に選ばれがちな人気の異業種7選!

①広報・PR

②マーケティング・販売促進

③商品企画

④事務

⑤CAD/CGオペレーター

⑥バイヤー

⑦ディレクター

上記7つの職業はデザイン系の学生さんでも多くの方が就職先に選んでいます。

一つずつなぜ人気なのか?見ていきましょう。

 

①広報・PR

デザインのお仕事も広義で捉えると「ビジュアルコミュニケーション」による販売促進です。

なので、自分では気づけていなくともデザイナーよりもコミュニケーションに特化した広報の仕事に向いているデザイナー志望の学生さんも少なくありません。

1人で集中して制作する時間よりもクライアントやチームのメンバーとコミュニケーションしている時間の方が好きなデザイナーさん向けの職業です。

最近では中小企業もSNSや自社ウェブメディアを運用しているので、デザイン系の学校を卒業して広報とビジュアル制作を兼ねる様なパターンも増えています。

 

②マーケティング・販売促進

マーケティングの仕事は「ユーザー動向の分析」をベースに、どうすればモノ・サービスが売れるのか?という事に責任を持った職業です。実はデザイナーでも分析が好きな人も多いですよね?

そんな左脳型のデザイナーさん志望の方にはマーケティング・販売促進の仕事が向いています。

デザイン制作をするよりもあれこれブランディングや商品の売り方の施策を考えるなど、戦略的なクリエイションが好きな方にオススメの職業ですね。

 

③商品企画

「デザイン思考」なんていう言葉もある様に、企画をする際にデザイナーの感覚は重要視されています。

これはデザイナーであればデザインを考案する際に自然と行っている思考法ですね。

「ユーザー視点に立ってサービスやプロダクトの本質的な課題・ニーズを発見し、ビジネス上の課題を解決すること」

デザインを学んでいく中で自然と身につく能力ですが、このスキルは商品企画のお仕事と非常に親和性が高いです。

デザイナーから商品企画へキャリアチェンジする人も多い様に、就職活動の際にデザイナー職と合わせて企画の仕事にもエントリーしている学生さんも多いですね。

 

④事務

特に中小企業では営業が使うチラシ作成などを事務職の方が作成するケースも多いです。

なので、AdobeのIllustratorをちょっと使える場合かなり重宝してくれる職場が実は多いのです。

デザイナーはかなりプレッシャーの掛かる仕事を受け持たなくてはいけない事も多く、メンタルがシンドくなってしまう人も多いです。

事務職はそんなデザイナー職と比較するとプレッシャーが少ない職業です。日々の業務をこなしつつ、ちょっとしたデザイン仕事で周りの同僚に喜んで貰えるお仕事もやり甲斐と安定のベストバランスではないでしょうか?

 

⑤CAD/CGオペレーター

建築や工業製品の開発で3Dソフトを使い製品の設計図や金型成形のデータを作成するお仕事です。

デザインを勉強していて「自分は斬新な発想やアイディアを出すのが苦手かも、、、上手なプレゼンテーションで多くの人を説得するのが得意ではないかも、、、」とデザイナーに向いていない事を悩んでしまう学生さんは少なくありません。

CAD/CGオペレーターは「コツコツモノを作るのが好き」な人に非常に向いている仕事です。自分が職人肌のクリエイターだと感じている人にオススメできる仕事です。就職の間口も広い職業となっています。

 

⑥バイヤー

デザイナー志望の目利きセンスを活かせる職業としてバイヤーがあります。お店の売上を左右する重要な仕事です。

ただ、新卒でいきなりバイヤー職に就くケースはほとんどありません。バイヤーは店舗の運営や顧客のニーズを把握することが非常に重要だからです。多くの企業では店舗スタッフからマネージャーとキャリアを積み、それからバイヤーになるケースが多いです。将来バイヤーを目指して就職窓口の広い店舗スタッフを目指すデザイン系の学生さんは多いです。

 

⑦ディレクター

デザイン事務所や制作会社のディレクター職へ就職する人も多いですね。デザイナーと一緒にクライアントの要望をつくり上げるお仕事となります。具体的には下記の様な業務です。

・企画書作成

・クライアントとの打ち合わせ

・請求書作成

・スケジュール管理

・デザイナーへのフィードバック

・新規クライアントの獲得

などなど。

直接自身でデザイン作業をするお仕事ではないですが、デザインへの理解があると信頼されやすいです。なので、デザインを学んだ経験は強みになります。デザイナー志望として就職活動をしていると、たまに「デザイナーではなくディレクターとして就職しませんか?」と提案されるケースも少なくありません。コミュニケーション能力に長けている人に向いています。

 

まとめ

①広報・PR

②マーケティング・販売促進

③商品企画

④事務

⑤CAD/CGオペレーター

⑥バイヤー

⑦ディレクター

これらの職業はデザイナー就職を諦める際の第二候補となるでしょう。

 

ただし、当然他にも沢山の職業が存在しますし向き不向きは人それぞれです。

なので、他の学生さんと同じようにキミスカ などスカウトメールが届く逆求人型の就活サイトで幅広く情報収集するのが鉄則です。早いうちにどこでも良いので一つ「内定」を貰った方が良いでしょう。経験が無いと就職活動中に自信がなくなり不安に飲まれてしまう負のスパイラルに陥ってしまいます。

デザイナー就職は他の職業と比較しても難しい狭き門です。

デザイナーを諦めることで就職活動が上手くいくケースは非常に多いので、焦らず不安にならず、だけどしっかり早め早めの行動をしていきましょう!

carbon

プロダクトデザイナー:新卒で大手インハウスデザイナー→フランスで3年働く→東京へ帰国したが働き方に疑問を持ち転職→テレワークをフル活用し湘南の海側へ移住→複業スタイルで新しい働き方にチャレンジ中!

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