おしゃれな【ポートフォリオサイト】の作り方!現役デザイナーおすすめ!

オンライン上でポートフォリオを作成してありますか?

今の時代、デザイナーにとってポートフォリオサイトはもはや必需品でしょう。

上手く活用すると就職や転職で有利になったり、はたまた個人的なデザインの依頼を貰うなど、デザイナーやクリエイターにとって良い事がいっぱいあります。ネット環境が日々進化するなかで、年々益々ポートフォリオサイトの重要度が増していますね。(無料でつくれるサービスもいくつかあります。これは後程ご紹介します)

すでに企業に勤めているデザイナーならば、会社の決まりで自分の作品を公開できないと言う人もいるかもしれません。しかし、学生の頃の作品やちょっとしたものでもいいので、ネット上にポートフォリオを作成した方がいいでしょう。チャンスを逃さない事が大切です。

今日はデザイナーの【ポートフォリオサイト】活用法や作り方について説明します。

現状

現状、クリエイターのジャンルによってポートフォリをサイトを活用する人の割合は違います。

  • プロダクトデザイナー/ほとんど持っていない
  • グラフィックデザイナー/余り持っていない
  • web&UIデザイナー/多くの人が持っている
  • イラストレーター/ほぼ全員が持っている
  • CG&コンセプトアーティスト/多くの人が持っている
  • フォトグラファー/多くの人が持っている
  • フリーランスデザイナー/ほぼ全員が持っている

持っている人が少ない分野は、特にチャンスが大きい可能性を秘めています。ちなみに、欧米のクリエイターのwebポートフォリオ所持率はさらに高いです。

活用方法

1.就職・転職活動

今ほとんどの企業は「PDFで送ってください」と言う方法をとりますが、「ポートフォリオサイトのURLをメールで送ってください」という企業やデザイン事務所もあるようです。また、「印刷して送ってほしい」と言われた場合にも、あらかじめwebサイトにまとめておくと印刷までスムーズに行うことができます。

ソニーの中途採用募集ではこんな文言も使われていました。

「応募時には過去の自分の作品を参照できるポートフォリオの提出(WebページなどでもOK)を必須としています。新しいことに挑戦する気概を持つ、即戦力デザイナーの方のご応募をお待ちしております!」

( 引用元:SONYグーループキャリア採用情報)

大手の企業ほど新しい方法を使って募集する傾向が強いので、大企業にアピールしたいなら持っておきましょう。

2.名刺という武器を強化する

 勉強会やミートアップで会った初めて人への自己紹介ツール。そこからビジネスに繋がる事もあるかもしれません。名刺に「ポートフォリオサイト」のURLを載せているクリエイターの方も多いです。

フリーランスの方はほぼ100%持っているでしょう。強力な営業の武器として使えます。web上に名刺には載せきれない自身のプロフィールも詳しく書いておくとベターですね。クライアントの立場になって考えれば分かると思いますが、安心して仕事を依頼する為に名刺だけでなくwebサイトをチェックするのは当然の慣習です。

外国人とのコミュニケーションでも、言葉がきちんと伝えられなくてもスマホの画面を見せると自分の仕事の説明してアピールすることができて便利です。ビジュアルなしで自分のデザインの説明をするのはとても難しいですからね。

3.自分のスキルアップの為

ポートフォリオは就活用だけでなく「客観的に自分の作品を評価できる」という用途があります。作品をポートフォリオにまとめる事で発見する事は沢山あるのでデザイナーとしてのスキルアップに繋がります。きっと「自分の成長を感じる」ことができたり、「克服すべき弱点」がみえてくると思います。自分の作品を振りかえると、今後自分が進むべき道がはっきりします。そうすれば、後は前に進むだけです。

 SNSとは違うの?

最近はSNSなど、色々なサービスが有ります。あなたも利用しているのではないでしょうか?TwitterやInstagram….そちらも十分アピールになります。特にInstagramは写真を一覧で見せられるので向いていますね。アメリカ人の友人で、ロゴを作ってもらうグラフィックデザイナーをInstagramで探したと言う人もいました。英語で作っておいた方がチャンスが大きいかもしれません。

ただTwitterやInstagramでは、企業の採用係からすると信用度に欠けて見えてしまいます。就職活動や転職、お仕事の依頼を貰いに行くときにSNSで自己アピールするのは難しいかもしれません。

ポートフォリオサイトは SNSよりも「ビジネス的」で「雑音が無く」より「個性が出せる」という点で優れています。

どんなサービスがあるか

手軽にページが作れて繋がれる!「SNS+ポートフォリオ」サービス

「SNS」と「ポートフォリオ」2つの特徴を併せ持った、中間的サイト。それが下記の参考サイトの様なサービスです。Facebookのクリエイター版のようなサービスです。デザイナーが作品をまとめるのに特化し便利な機能を備えています。綺麗なページが作りやすく、国内外から仕事を募集できます。他のデザイナーのページに刺激を受けながら、世界で通用するデザインの勉強もできます。ご紹介するのは英語のサービスなのですが、日本でのみ使えるサイトより広く通用するのでおすすめです。

特に海外のクリエイターコミュニティーサイトはレベルが高いです。

COROFLOT

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Coroflot — Design Jobs & Portfolios

ArtStation

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ArtStation

【SNS+ポートフォリオサイト】のメリットとしては世界中のクリエイターやスカウトの人の目に留まるチャンスがあります。CGアーティストの方やイラストレーターの方の多くは海外のこのようなサイトに作品をアップしているようです。(日本でいうところのPixiv)

一方で就活や個人的に作品を紹介したいケースなどでは、「他の人の作品にも目がいってしまう」などの雑音があるのでデメリットもあります。

個人的にページを作る【ポートフォリオサイト】と【SNS+ポートフォリオサイト】は似ているけれど根本的に使用に適した用途が違うので、上手く使い分けると良いですね。

就職を目指す上でどちらを優先すべきか?と聞かれたら個人用のポートフォリオサイトだと思います。

EL(エル)

日本でデザイナー7年→フランス住→帰国して1年のフリーランスデザイナーです。ブラック労働やうつ病も経験し、その頃はどん底でした。その後海外に行くことを決意。実行しました。特技はフランス語ですが、英語が全然できないポンコツです。こんど住むならロンドンがいいなと思っています。