【イラストの画材】といえばコレ!全20種類を紹介!
アナログイラストに興味がある人必見!画材の種類をまとめました。
絵を描く道具はデジタルツールや鉛筆だけじゃない!アクリルガッシュ、油絵具、コンテ、日本画の岩絵具、水彩絵の具、水彩色鉛筆、版画、カラーインク、エアブラシ。
独自性のある絵を完成させたいなら、さまざまな画材を試しながらピッタリな表現を見つけることをお勧めします。
とはいえ、そもそも世界にはどんな画材があるの?このイメージににピッタリな画材はどれ?値段は?
学校や職場で一通りの画材を扱った筆者が、美大生やプロもよく使う画材を全てご紹介します。
イラスト画材の種類
水彩絵の具
画像元:Instagram margaretmoralesart氏
柔らかいグラデーション、色ムラを生かす表現におすすめ!
水溶性の顔料を、多めの水で溶いて使う絵の具です。学校の授業などでも定番の画材です。
美しいグラデーションとにじみが特徴です。一度塗ったところは色を戻せないのがデメリットです。
漫画家さん、イラストレーターさん、風景画家さんなどがよく使います。
紙の選び方がポイントになります。水彩用の画用紙でないと色がうまく出ません。
アクリル絵の具(アクリルガッシュ)
しっかり強い色を出したい。油絵のような複雑な絵が描きたい。本物そっくりな写実的な絵が描きたい。同じ色を広い範囲に塗りたい場合にも活躍します
アクリル絵の具は、最初は水溶性、乾くと耐水性になるのが特徴の絵の具です。油絵のようなしっかりとした色を重ねることができます。
アクリルガッシュは「不透明」という特性があります。下に何色があっても、しっかりと色を塗れば上書きできます。
均一に色を塗ったり、カラーを塗った後白で明るい部分を表現したりしやすいです。
画用紙のほか、木目、金属、壁などにも塗ることができます。つるつるとした紙よりは質感のある画用紙の方が得意です。
透明アクリル絵の具
画像元:Twitter Yas氏
透明アクリル絵の具は、アクリルガッシュと違い「多少透明性がある」という特性があります。下にある色を生かした塗り重ねができます。
均一に色を塗るよりは、リアル絵や、グラデーションを生かした表現に向いています。
画用紙のほか、木目、金属、壁などにも塗ることができます。つるつるとした紙よりは質感のある画用紙の方が得意です。
ポスターカラー
ポスターカラーは、乾いても水溶性であり続けるのが特徴の絵の具です。色の上書きができません。絵にうっかり水をこぼすと溶けてしまいます。摩擦にも弱いです。
色を均一に塗ることもできますし、美しいグラデーションを作るのも得意です。水彩画とアクリル絵の具の中間といった感じです。
色を均一にムラなく塗るのが難しい絵の具で、難易度が高いです。この絵の具が扱えると他の絵の具もうまく扱えるようになると言われます。
ジブリの背景画に使われる絵の具として有名です。
画用紙よりもつるつるとしたケント紙が向いています。
鉛筆
画像元:Pinterest
超基本の画材「鉛筆」ですが、その表現の幅は広いです。
デッサンの道具ですね。「ユニ」「ステッドラー」の二つのブランドが超定番です。ユニはしっかりと濃い黒が出しやすいです。ステッドラーは美しいグレーが出せるのが特徴になります。
デッサンには4H〜8Bまでの鉛筆を使います。消すときは練りゴムです。消しゴムは使えません。画用紙に描きます。他の紙だとうまく色が乗りません。
色鉛筆
画像元:Twitter 林亮太氏
手軽に使える色鉛筆は使い方次第でリアルなものやファンシーなものまで描けます。
大変扱いやすい画材です。密に描けば油絵にも引けを取らない奥行きのある表現が可能です。画用紙がおすすめです。つるつるした紙にはうまく色が乗りません。
水彩色鉛筆
水彩色鉛筆は、見た目は色鉛筆ですが、顔料が水に溶けるのが特徴です。色鉛筆のように描いた後、水をつけた筆でぼかすことができます。
水彩画より手軽で、シャープに描くことができます。色鉛筆と水彩画のハイブリッドです。
画用紙か、水彩用画用紙に描くのが向いています。
ペン
画像元:Pinterest
ボールペン、マーカーなど、普段メモに使う文房具もアナログイラストの画材になります。
細かくくっきりとした線画を描くことができます。
プロには製図用ペンのロットリングなどが人気ですが、インク充填式なのでちょっと手間がかかりますのでご注意ください。ユニボールなどで緻密な絵を描くアーティストもいます。
マーカー(コピックなど)
コピックなどに代表されるマーカーは、主に漫画イラストに使われる画材です。
比較的サイズの小さなキャンバス向きです。画用紙、なめらかな紙など幅広い紙に描くことができますが、マーカー用紙に描くとちょうどいいにじみと発色を生かすことができます。色を重ねすぎると濁ってしまうので、かなりのカラーを買い揃えておく必要があります。
シャープな線も、にじみを生かしたグラデーションも綺麗に表現できます。
木炭
画像元:Twitter 河合塾
木炭はデッサン塾などでよく使われる画材です。スケッチに使う人もいます。とても柔らかく、真っ黒な色がしっかりと乗ります。一度描くとほとんど消えず、鉛筆のような濃淡もない、コツがいるけれど面白い画材です。消すときは普通食パンか練りゴムを使います。
専用の画用紙でないと色が乗りません。また、定着性が低いので摩擦ですぐ色写りしてしまいます。儚いですね。緻密な線は無理なので、大きいサイズの画用紙に描きます。
パステル
画像元:Rose Lotus
パステルはふんわりとしたイラストが得意な画材です。
見た目はクレヨンのようですが、描いてみるともっと粉っぽい画材です。指や布で粉をぼかしながら描きます。他の画材と比べて独特かもしれません。
淡く、優しい色合いのイラストが描きたい人におすすめです。画用紙(できればパステル用の)に描かないときちんと色が乗らない、綺麗にぼかしにくいので注意してください。
コンテ
画像元:Pinterest
コンテは天然顔料を粉末状にし、棒状に固めるなどの加工をした描画材です。別名カーボンチョークといいます。鉛筆と木炭の中間程度の硬さです。デッサンやクロッキーによく使われます。
コンテの色は黒・茶・白なので、中間色の紙に光と影を意識して描くとその良さが発揮できます。
レオナルド・ダ・ヴィンチなど多くの画家が利用してきた歴史ある画材です。生成りやグレーなど中間色のクロッキー帳に描くのがおすすめです。
クレヨン
画像元:Pinterest
クレヨンは柔らかく手軽に彩色できることから幼児教育にも使われる画材です。
アート面ではその撥水性を生かし、水彩絵の具と併用したりすることが多いです。
どんな紙、壁、ガラス面にでも描くことができます。色付きの紙でも面白いですね。水彩絵の具と組み合わせて使うなら画用紙がベストです。
油絵の具
油絵の具は主に顔料とそれを支持体に定着させる油(乾性油)などを練り合わせて作られた絵具で、油による独特の艶と透明感、筆跡(タッチ)や盛り上げなどの可塑性、緩やかな固化速度などが特徴です。
奥行きのある、こってりとしたグラデーションや色の重なりなど油絵ならではの表現をすることができます。
油絵の具の道具の中には取り扱いに注意すべきものもあるので注意が必要です。
岩絵具
岩絵具は、主に鉱石を砕いてつくられた粒子状の日本画絵具です。粒子は砂のように粗く、艶のないマットな質感が特徴です。膠液(にかわえき)を加えて使います。
乾いたらまた重ねる、という工程を繰り返すことによって、深みのある色調が表現できます。
カラーインク
画像元:Twitter 草凪みずほ氏
鮮やかな発色やにじみが特徴の染料系液体絵具です。とても綺麗な色が出るので、コピックや水彩絵の具と合わせながら、漫画のカラー絵などによく利用されています。
デメリットは、色褪せがとても早いことです。保存がききません。着彩した後は早めにスキャンするなどして保存しましょう。
水に薄めて筆で塗ります。また、エアブラシに使用されることもあります。画用紙に描くのがベストです。
墨
画像元:OHGUSHI氏
東洋に古くからある画材です。日本人には馴染み深いですね。
水の薄め方によって濃淡がつけられ、独特と美しい濃淡が表現できます。Gペンなどにつけて漫画の画材としても使われます。
墨は高いものだととんでもない値段になるので、初めは手軽な墨汁で慣れるのがおすすめです。書道用紙か和紙に描きましょう。にじみが最も活かせます。
Gペン・丸ペン
画像元:岬氏
主に漫画のアナログ手法です。万年筆に似た金属のペン先です。墨やインクを染み込ませて使います。
シャープかつ強弱のついた美しい線が引けます。緻密なイラストにもぴったりです。
柔らかい紙だと表面を削って目詰まりさせてしいます。漫画用の原稿用紙やケント紙がいいでしょう。
エアブラシ
画像元:山口はるみ氏
圧縮した空気を噴射し、絵の具やカラーインクなどの液体を吹き付けて描きます。
コンピューターがなかった頃のリアルイラストの技法として使われました。ディズニーのイラストなども昔から立体的ですよね?カラーブラシが使われていました。
デメリットは大掛かりな器具が必要なことと、インクを吸ってしまうところですね。マスクをしても防ぎきれません。
立体物に塗装できる点が大きなメリットです。プラモデルなどにも使えます。インク吹き付けの面白さがありますし、イラストのデモンストレーションに使うと見る側に驚きがあっておすすめです。
版画
木版、金属版、石版、消しゴムはんこなどなど、様々な種類があります。絵を描いて製版し(掘る、腐食させるなど)塗料を施し紙に転写します。
版を使い、塗料を替えて何度も転写できるのが、他のアナログ手法との大きな違いになります。版を重ねることによって奥行きを出すのも楽しいですよ。
プレゼントに!最強の画材セット
プレゼントに画材を送りたい!いろんな画材を試してみたい!家族で画材をシェアしたい!
そんなときにぴったりの画材セットもあります。
筆者の小さい頃にももらいました。ワクワクするんですよねー!色とりどりの画材セット!
アナログ画材の補助剤
アナログ画材はその「質感」を活かせることが大きな特徴になります。絵の具に高さを出したりテクスチャを加えられる画材もあります。有名なものを挙げておきます。
ジェッソ
アクリル絵の具の下地に使うと発色が良くなったり滑らかな描き味になります。
メディウム
アクリル絵の具に高さやツヤを出せます。絵の具に盛り上げたタッチを加えたいときにおすすめです。
アナログ画材に必須の道具
アナログ画材には便利な道具がたくさんあります。特に知っておくべきものを挙げておきます。
ブラシクリーナー
油絵の具の筆は専用液で洗い落とさないと痛んで使えなくなってしまいます。
使い捨てパレット
油絵やアクリル絵の具には使い捨てのペーパーパレットが便利です。水彩絵の具のような水っぽい絵の具にはあまり向きません。
マスキングテープ
アナログ画材の必須アイテムです。ほとんどの技法で、はみ出しを防ぐときにこれを使います。
フィクサチーフ
鉛筆、木炭、コンテ画は定着性が低いため、フィクサチーフを満遍なく吹きかけて定着させる必要があります。これをやらないと摩擦で擦れていってしまうので注意してください。
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画材は本当に楽しいですよね!ぜひ!
使ってみたいです!
そうですね!まだ使ったことがない画材にチャレンジするのは本当にワクワクしますよね!
自主学習にいいですね
はい!ありがとうございます。アナログ素材は自主学習しがいがありますよね。画材、ワクワクしちゃいます!
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なるほど
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