【クリエイターの独立】退職して扶養に入る手続きや必要書類!
夫や妻や、親などの扶養に入ってクリエイターを続ける場合、どういう手続きをすべき?
数年前に夫の扶養に入る経験したので思い出しながら書きますね。
手続きすべきものは結構あります。正直めんどくさいです!
扶養に入る条件
そもそも扶養に入れる給与の上限はいくら?
所得税の扶養
年収103万円未満なら所得税がかからない。さらに夫の所得税が安くなる。
社会保険の扶養
年収130万円未満なら、夫の社会保険に入ることができる。これで妻の健康保険料と年金は免除される。
退職時期についての注意点
12月に辞めると手続きのややこしさが減る
12月に会社を辞めて、翌年1月以降からフリーランスとしての収入が入るのであれば、確定申告の手間が減ります。私は3月に退社したのですが、そうなると1〜3月までの会社の給与と退職金、4〜12月までのフリーランスとしての収入があるので、翌年の確定申告がややこしくなってしまいました。12月まで会社の給与だけなのであれば、その年は会社で税金を天引きしてくれるので確定申告がいりません。
病院に行けなくなる
退職する日で保険が切れてしまうので、扶養の手続きが終わるまで最低でも1ヶ月くらい、保険なしの期間ができてしまいます。その間に治療を受けると、全額自己負担になるので注意が必要です。歯医者などは済ませておきましょう。
退職時に返却するもの
健康保険証
病院でいつも見せるカード型のものです。説明いらずかもしれませんが。
会社で受け取る書類
1.雇用保険被保険者証
夫の扶養に入るために必要な書類です。夫の会社に提出を求められます。
2.健康保険資格喪失証明書
夫の保険の扶養に入るために必要な書類です。夫の会社に提出を求められます。
3.源泉徴収票
本来12月に毎年会社からもらうものですが、退職が年の途中であればその月までの源泉徴収票がもらえます。翌年の確定申告で絶対必要な書類です。
4.離職票
失業保険を受けるための書類です。失業保険は、もらっていた給与のおよそ半額を、およそ4ヶ月受け取れるものですが(計算は年齢、勤めていた年数や辞職理由によって複雑な計算が必要。詳しくはハローワークに問い合わせるべき)ハローワークで職探しをすることが条件で、収入がある人は受給資格がなくなるので、フリーランスで仕事をする人にはあまり必要ではないかもしれません。
5.年金手帳
会社に預けてある場合は、受け取り忘れに注意しましょう。
手続き
通常、夫の会社に申請した後、会社指定の書類に記入、捺印して手続きを進めることになります。その際、一緒に先ほどの1〜4の書類またはコピーの提出を求められます。認められれば、新しい健康保険証をもらえます。
自分で準備する書類
1ヶ月以内の戸籍謄本または戸籍抄本
謄本は全員の分を記載するという意味で、抄本は本人の分しか記載されていません。夫の会社の指示によりますが、通常どちらの書類でも大丈夫です。
住民税に注意
前年の収入の計算分が次の年に請求されるので、会社員の時の給与が高かった人ほど、フリーランス1年目の住民税の負担が多くなります。いきなりびっくりするような請求がきてしまうので、貯金はきちんと残しておきましょう。
フリーランスになってからの確定申告
1月〜12月の所得(収入から経費を引いたもの)が20万円以下なら確定申告は必要ありません。つまり収入が40万円だったとしても、書籍ややオフィス代などの経費が20万円ならば、所得は20万円になるので確定申告は必要ありません。