デザインに興味が無かった僕がプロダクトデザイナーになった理由
みなさん自分が何で今の仕事を選んだか覚えていますか?
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大学受験での挫折
ぼくは小さいころから工作とか科学雑誌が好きでした。
宇宙とか未知の世界が大好きだったんです!
だから中学生くらいから将来エンジニアとか研究者になるんだろうなーと漠然と考えていたんですよね。
高校に入ってからもそんな感じで「勉強頑張って将来はNASAにエンジニアとして就職だっ!!!」とかホンキで考えていた可愛い男の子だったんですよ(笑
今考えると笑えるくらい身の程知らずな夢ですが。。。
だからその時は結構勉強頑張っていましたよ。フツーに「ヤベェ・・・数学、物理って面白くね?ただのパズルゲームじゃん♪」とか思ってましたもん。
でもその他の興味のない教科(国語系・社会系とか)は常に赤点だったんで超凸凹な成績でした。
そんな感じでほどほどに受験勉強したり、遊んだりで楽しく高校生活をすごしていたんです。しかし、高校三年生の夏に悟ってしまったんです。。。
エンジニアになるんだったら東大・京大以外に進学しても意味がない。。。
当時はマジでそう考えていました。だって調べたら活躍しているエンジニアの人達がほとんど東大・京大卒なんですもん。絶望しましたね。あの時は。。。
受験なんて変な制度で90万人の学生が将来意味のない教科(僕にとっては国語とか社会)まで強制されている事の恐ろしさ。。。
虫唾が走りましたね。。。当時予備校に通っていたのですが周りのみんなの顔が同じ顔にみえ始めました。そして、気持ち悪くなったので辞めました^^;
そもそも自分は東大・京大へ入れるだけの能力がない。。。
(自分の能力の低さを知って心折れました。。。勉強と無意味な時間に耐える才能なかったです)
「もっとエモーショナルに!」とか訳の分からない言語を使うデザイン業界の存在を知る
これは 衝撃でした!そして、超魅力的に感じましたね^^まさに宇宙にも匹敵する未知の世界だったんですよ。当時受験勉強で挫折したばかりの僕にとっては。。。数学とか物理とかロジカルな世界に入り浸っていましたから。
皆が受験の追い込みを始めた時、ぼくは絵筆を手に取りました!(笑
(たぶん受験のストレスで頭のネジが何本か吹っ飛んでいたんです。あーーー受験戦争って恐ろしい。。。なくなればいいのに。。。)
この時気づきました「ぼくは周りの人たちと同じ行動を強制される事に耐えられない体質だなんだ」と。(今でもそうです。自由にさせてくれるデザイン部署だからサラリーマンができています。今の会社には本当に感謝してます^^)
こういう経緯で大学のデザイン科に進学しました。
(テストの点重視で入れる所結構あるんですよ)
美的センスのなさに挫折する
なんか挫折してばっかですね。。。進学して早々挫折しました。
当然ですけど。。。そもそも物欲が全くないのでトレンドとか「オシャレなもの」の知識ゼロ。意味不明ですよね?それでデザイン科とか。
でもなんか凄く楽しかったです!自由だーーー♪って感じ。
いろいろ没頭して勉強したり、作品造ったりしました。
なにより周りの人と違う事をすると評価されるって所が最高!!!
そしてある時気づいたんです。小さいころ散々やった工作遊びの賜物か、
得意で好きだった数学の空間問題のお蔭か。
3D把握能力と綺麗に模型を創る能力だったら周りの誰にも負けないと!
あいかわらずセンスゼロ野郎でしたが。
そうとわかればそこからの行動は早かったです。
センスを問われそうなグラフィックデザインは諦めました。
3D能力と手先の器用さを活かせそうなプロダクトデザインに集中したんです。当時「あ、プロダクトデザインって俺の天職だわ」って思えました。これって凄く幸せな事ですよね?
その後センスを磨く勉強をしながら、いかに簡単に就職するか?
をひたすら考えました。大学受験のトラウマがあったので、皆と同じリクルートスーツを着て。皆と同じ顔して。皆と同じエントリーシートを書いて。皆と同じ面接試験対策をして。皆と同じように就職活動をする事だけはしたくなかったんです!!! するくらいなら死んだ方がマシって思ってました。
真剣になって数か月考え抜きました。そしたらこの問題解けたんですよね。数学の難問を解いた時と同じような快感でした!来たっ!!これが唯一の解だ!!!ってな感じ。
就活って超簡単でした。受験の100倍簡単ですね。世の中捨てたもんじゃないですよ!!!
自分の特性が良く分かった
いま過去を振り返りながら記事をまとめてみたら。
①未知の世界を知る事が好き
②まわりの人と違う事をする事が好き(同じ事はできない)
③嫌いな事は何が何でもしない
という特性がありそうです。
これが実現できるキャリアを選べば良さそうです♪
また数か月考えれば良い解がみつかるでしょう。
長文になりましたが僕にとって良い収穫になりました。
過去の自分の選択基準を振り返るってなかなか良いですよ◎
最後まで読んで下さってありがとうございました!
(なにかあなたの参考になれる部分があったら嬉しいのですが。。。ちょっと自己中記事になってしまった。。。)