【木を使ったデザイン】木目の効果と利用方法(マテリアルデザイン)
木目を使ったデザイン これをコピペ
木・木目を利用したプロダクトデザイン・製品は沢山あります。
やっぱり「木」というのは魅力的な素材ですよね^^?
今日は木を使ったデザインについてのお話しです。
「マテリアルデザイン」の重要性
昨今ではマテリアル加工技術・フェイク技術が発達して「マルチマテリアル」といって様々なマテリアルを一つのプロダクトに使用する事が多くなりました。製品の高級感・質感向上を図る手法に多用されています。
金属・プラスチック・ガラス・皮・ファブリック・木材をバランス良く合わせる事によって様々な効果を生み出せます。同じカタチに違う印象を与える事ができるので、商品バリエーションを展開する際にも「色」と合わせてデザインするケースが多いですね。
「マテリアルデザイナー」「カラーデザイナー」という専門の職業もありますよ。
最近益々、デザイン戦略上の重要度が増してきていますね^^
その中でも「木」は主役級のマテリアル。
昔からある素材ですが、日々新しい使い方が発明されています。
あなたも新しい「木」の使い方を考えてみては如何でしょうか?
プロダクトデザインにおける「木」の効果
■インテリアと馴染む(家具、家電では特に重要)
■高級感が出る(車やオーディオなどの趣向品に良くある)
■ハンドメイド感の演出(大量生産品に重宝されている)
■手触りを良くする(手が触れる場所に使うケースが多い)
■エコのイメージ(自然素材なので)
■柔らかさ・温かさの演出(人工素材ばかりだと硬く・冷たく感じる)
■レトロデザイン(懐古趣味的なデザインのマスト素材)
などなど。
様々な目的が合って「木・木目」を良く使います。一概に「木」と言っても、狙っている効果によって種類や色は勿論、使う場所が変わります。最近ではCGで素材の組み合わせを簡単に検討できるので、何パターンも画を作っているデザイナーさんも多いのではないでしょうか?
マテリアルのコンビネーションを考えるのって楽しいですよね^^
ぼくはデザインの中でも割と好きな作業です。
「電気」「人工知能」「Iot」:先進イメージ?
先ほども述べましたが、印象の強さから「木」はマテリアルデザインの主役として使われるケースが多いです。最近注目されている分野として「電気自動車」「AI」や「Iot」などがあります。そして、この様な先進的な分野でも「木」は今後重要な役割を担いそうな予感がします。
「先進的なテクノロジー」と「昔から親しまれている木材」の組み合わせは感覚的に気持ちが良いのかもしれませんね^^
一つ事例をみてみましょう。BMWの電気自動車i3のインテリアで大胆に木目が使用されています。オープンポア(開気孔)仕上げのユーカリ・ウッドがカジュアルだけれど質感の高い気持ち良い空間を演出していますね^^↓
BMW i3-interior
画像元:BMW i3 サステイナビリティ | BMW i スペシャルサイト
良くある「高級車」における「木目」の使い方とは明らかに使われている場所・質感(つやが有る・無し)が違いますよね? ↓
「マルチマテリアル」という視点でみると、i3はカーボン・ファイバー強化樹脂(CFRP)も多用しています。(バッテリーが重いので車体の重さを抑える為)
やはり「先進感」のイメージを訴求する際には「マテリアル」の新しい使い方が重要ですね^^
今後どのような使われかたをするのでしょう?AIを積んだロボットのデザインとかにも「木」が使用されたりするのかな?想像するとワクワクしますね^^♪
おまけ:木を使ったアイテム
最後におまけ。
木が主役として使われているアイテムをご紹介します^^
「身の周りのモノを全て木で統一する」とか面白そうじゃないですか?w
木製腕時計
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